沖縄タイムス+プラス ニュース

沖縄の新型コロナ感染 70人程度確認 累計1700人突破か【8月19日昼】

2020年8月19日 14:22

 関係者によると、沖縄県内で19日、新たに70人程度の新型コロナウイルス感染が確認された。県内の累計感染確認は1700人を突破する見通し。

(資料写真)新型コロナウイルスの電子顕微鏡写真(米国立アレルギー感染症研究所提供)

 県内の直近1週間(11~17日)の人口10万人あたりの新規陽性は32.81人で低下傾向にあるが、依然として18日連続で都道府県別の全国最多。2位の東京都の12.95人より2倍以上多い。県内の病床占有率(確保病床に対する新型コロナの入院患者数)は96.8%で、ほぼ満床状態となっている。

 16、17の両日に2日連続で新型コロナに関連する男女3人の死亡が確認され、県内の関連死者は計14人。沖縄本島全域で病院や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、若者中心から高齢者や重症化リスクのある人に感染が広がりつつある。18日までに、院内クラスターは5カ所で確認されている。

 玉城デニー知事は、県内の警戒レベルを最高の第4段階(感染まん延期)に引き上げており、県民に①不要不急の外出自粛の徹底②買い物は原則1人で③会食・会合、午後10時以降の外出は特に控えるーなどを求めている。県独自の緊急事態宣言は29日まで。
 
 7月以降に県内で感染が確認された1547人中、18日正午時点で684人(約44%)が退院するなど入院勧告を解除された。

 病院や宿泊施設、自宅などで療養中の患者は計856人。うち156人が、療養先が決まらず、自宅で待機する「入院調整中」となっている。
 

前の記事へ 次の記事へ
連載・コラム
きょうのお天気
ExelateDataExelateData