神奈川で84人の感染確認　厚木の病院クラスターは計24人に

　神奈川県内で１８日、新たに８４人の新型コロナウイルス感染が明らかになった。このうち３９人が感染経路不明。県や、横浜、川崎、横須賀、藤沢、茅ケ崎の５市の保健当局が発表した。

　県は２０人の感染を発表した。クラスター（感染者集団）の発生した湘南厚木病院（厚木市）で、８０代と３０代の男性患者２人と男性看護師１人の感染が判明し、感染者は計２４人になった。厚木市立依知南小学校では児童１人の感染が分かり、計１７人になった。

　横浜市は３０人の感染を発表した。クラスターの発生した済生会横浜市南部病院（港南区）で、３０代女性看護師と８０代の女性患者の感染が判明し、感染者は計１３人になった。市内の接待を伴う飲食店の２０代従業員女性の感染も分かった。

　川崎市は、市立小中学生５人を含む２２人の感染を発表した。２人が中等症。他に川崎区の幼稚園女児と両親は１５日に自宅を訪れた横浜市内の親族が陽性だった。

　横須賀市は６人の感染を発表した。７０代男性はクラスターが発生した市立うわまち病院の５階病棟に入院していた。同病院では１０人目の感染者。感染経路不明の５０代の自営業男性は肺炎で重症。

　藤沢市は４人の感染を発表した。６０代の無職女性と７０代の大学職員男性は同居家族。茅ケ崎市は２人で、いずれも感染経路は分かっていない。

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