最終補給機が宇宙基地離脱 「こうのとり」役目終える

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2020/8/19 9:22 (2020/8/19 10:04更新)

国際宇宙ステーションのロボットアーム(左)から離れた無人補給機「こうのとり」9号機(19日午前、JAXA・NASA提供)=共同

国際宇宙ステーションのロボットアーム(左)から離れた無人補給機「こうのとり」9号機(19日午前、JAXA・NASA提供)=共同

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の無人補給機「こうのとり」の最終となる9号機が19日午前、国際宇宙ステーションを離脱した。ステーションで出たごみを搭載。20日午後には大気圏に突入して燃え尽き、役目を終える。

9号機は5月にH2Bロケットで打ち上げられ、ステーションにドッキングし、飛行士の食料や実験装置などを届けた。こうのとりは9回にわたり物資を運び、任務は全て成功。今回を最後に引退する。

2021年度からは、さらに性能を向上させた後継機「HTV-X」を新型のH3ロケットで打ち上げ、食料や物資をステーションに運ぶ。

〔共同〕

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