くろまめさん@tinykuromame度々話題にあがる「日本は高齢が原因の不妊が多い」発言。できれば治療当事者とそれ以外の対立は避けたいし、問題をみんなで共有したい。 自己責任論は誰のためにもならないし、男性不妊や若くても不妊があり得ることは理解してほしいから。午後3:21 · 2020年8月17日·Twitter for iPhone130 リツイートと引用リツイート453 いいねの数
くろまめさん@tinykuromame·8月17日返信先: @tinykuromameさん確認として、この数十年で男女の初婚年齢が上昇し、不妊に悩むカップルが増えたことは紛れもない事実で、 海外よりも日本は不妊治療周期の平均年齢が5歳程度高くて、治療成績が低いことも事実。 多くの産婦人科医の主張の根拠はここ。12398
くろまめさん@tinykuromame·8月17日ただし注意点としては、治療成績の低い高年齢では治療を繰り返すので、周期の平均年齢がそちらに引っ張られやすいということ。 日本は卵子提供といった選択肢がないので、治療のやめどきが示されず延々と治療を繰り返すことも治療の平均年齢を上げている。127118
くろまめさん@tinykuromame·8月17日我々のような不妊専門施設では、女性の初診平均年齢は39歳くらいと確かに高いのだけど、 それは、一般の産婦人科をはじめに受診して悠長に時間が過ぎ →体の負担が少なそうな低刺激系の施設を受診して数年が過ぎ →最後に高刺激(世界では普通)の治療を希望して転院、というように、133135
くろまめさん@tinykuromame·8月17日ここに来るまでに非常に時間がかかってしまうパターンがとても多いこと。 これは産婦人科の医師にも知ってもらいたい。 治療開始時点では、35歳以下であることは多いし、それは施設ごとの挙児希望受診者の年齢を調査すればわかることだ。130125
くろまめさん@tinykuromame·8月17日もう一つは、男性不妊が約半数を占めるということ。男性の精子数運動率も、昔に比べるとどんどん低下している。 理由はわからないが、環境ホルモンや生活スタイルの変化などが原因ではないかと言われてる。 けれども当の男性には理解がなく、治療開始の遅れの原因になることは多い。134140
くろまめさん@tinykuromame·8月17日女性の年齢に原因を求めるなら、出来るだけ早く適切な治療が開始できるしくみを作ることが大切じゃないか。 自院データだけど、きちんと治療をすれば、女性が37歳以下なら8割以上出産できるし、平均採卵1.5回、移植2回までに卒業できる。 これが普通で最短で受けられる治療であってほしい。153194
くろまめさん@tinykuromame·8月17日さて何が必要か。 もちろん教育も大事だろう。けれど、私達医療機関も努力すべきことがあるんじゃなかろうか。 また、貯金の少ない若いカップルが早く適切な治療を受けられる金銭的支援は最重要だ。 不妊は誰でも直面しうる疾患。排除せずに、様々な角度から支援しませんか。未来の日本のために。36224