~岩手オリジナル酒造好適米が開発されるまで~ |
1.「吟ぎんが」開発経過
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1.「吟ぎんが」は、岩手県農業研究センター農産部銘柄米開発研究室(江刺)で育成した、耐冷性が強く、醸造適性に優れる中生の酒造好適米です。
2.平成3年交配【母:山形酒49号(出羽燦々)/父:秋田酒49号】
3.平成9~10年:奨励品種決定現地調査。
3.平成9~10年:醸造適性試験(岩手県工業技術センター及び岩手県酒造組合の協力)
4.平成10年度にオリジナル酒造好適米新品種として本県の奨励品種に編入しました。
5.清酒の官能評価は、「美山錦」以上で「きれい、さわやか」な清酒に仕上がります。
6.農林水産省品種登録出願済み(平成11年8月23日) |
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2.品種名称の由来
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「吟」は、良い原料を使って念入りに醸造する「吟醸」を意味します。また、「ぎんが」は、酒造好適米の特性「心白」の輝きと「きらきら光る酒」、さらに「銀河鉄道の夜」宮澤賢治を思い浮かべることができます。 |
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3.「吟ぎんが」の特性概要
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品種名 |
吟ぎんが |
(参考)美山錦 |
耐倒状性 |
中 |
やや弱 |
収量性 |
103(対美山錦) |
(100) |
玄米千粒重 |
約26g |
約24g |
玄米品質 |
上の下 |
中の上 |
いもち耐病性 |
中~やや弱 |
中 |
耐冷性 |
強 |
やや強 |
栽培敵地 |
岩手県中南部 |
いわて県中南部 |
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4.「吟ぎんが」の生産について
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平成11年度に県下で最も酒米が作付されている石鳥谷町に普及
拡大モデルほ場を設置し、42t(60kg入 698俵)を生産
12年度 265t(60kg入 4,416俵)
13年度 480t(60kg入 8,000俵)
14年度 720t(60kg入 12,000俵) |
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