避妊・去勢手術の必要性について
避妊・去勢について、「かわいそうだ」、「自然でない」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、望まれない子犬や子猫を増やさないことは命を守ることにつながります。
動物愛護先進国である欧州(イギリス、ドイツ、北欧諸国)では、自分の犬猫に避妊・去勢手術を受けさせることは、当然のことと考えられています。
日本でも、飼い主がペットの繁殖をコントロールすることは重要です。
また、避妊・去勢手術を受けさせることで、犬・猫が中年期以降にかかりやすい病気(子宮蓄膿症、乳腺腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア等々)になるリスクを下げることができます。
避妊・去勢手術に対する不安やお悩みの方は、お気軽に桜ヶ丘ペットクリニックにご相談ください。当院は決して、手術を押し付けるようなことはいたしません。まずは、避妊・去勢の知識をしっかり持っていただき、選択していただきたいと考えています。
当院の避妊・去勢手術について
動物の避妊・去勢手術は生後6〜8カ月の間の施術をお勧めしていますが、それ以降も施術はもちろん可能です。
若いうちに手術をした方が、子宮や乳腺の病気にかかる率が低くなります。例えば、犬の乳腺腫瘍の発生率は、未避妊犬では、若い時に避妊手術を受けた犬の7倍となります。手術方法や時期についてわからないことは、どうぞお気軽にご相談ください。
通常は去勢手術(オス)の場合、手術当日の日帰り、避妊手術(メス)の場合は1泊入院して様子を見ます。
去勢手術後は、犬の場合、一定期間エリザベスカラーを装着していただきます。猫の場合、縫合がありませんのでエリザベスカラーは不要です。避妊手術による1泊入院後は、チューブ包帯をして傷口を固定しますので、エリザベスカラーは不要です。
去勢手術をすると
犬の場合 ▶
- 尿マーキングが減り、室内で飼いやすくなります。
- 攻撃性が抑制されて精神的にも落ち着きます。
- 生殖器系の病気(睾丸の腫瘍、睾丸炎、肛門周囲腺腫、前立腺肥大、会陰ヘルニアなど)の予防に効果があります。
猫の場合 ▶
- 尿マーキングが減り、室内で飼いやすくなります。
- 攻撃性が抑制されて精神的にも落ち着きます。
- ほかの子との闘争が抑制されるので、感染症(猫白血病、猫エイズなど)の回避につながります。
去勢手術の価格
体重 | 料金 |
---|---|
猫 | ¥12,000 |
犬5kg未満 | ¥17,000 |
犬5kg~10kg未満 | ¥20,000 |
犬10kg~20kg未満 | ¥25,000 |
犬20kg以上 | ¥28,000~ |
※発情中・妊娠中の手術は3,000~6,000円の割り増しになります。
※手術後の抜糸・ガーゼ交換は別途。
※上記の値段に消費税は入っていません。
避妊手術をすると
犬の場合 ▶
- 生殖器系の病気(子宮蓄膿症、卵巣のう腫、乳腺腫瘍、子宮内膜炎など)の予防に効果があります。
- 発情に伴う出血などの煩わしさがなくなります。
- 大声で鳴いたり、外に出たがったりすることも少なくなります。
猫の場合 ▶
- 生殖器系の病気(子宮蓄膿症、卵巣のう腫、乳腺腫瘍、子宮内膜炎など)の予防に効果があります。
- ほかの子との接触機会が減少することにより、感染症(猫白血病、猫エイズなど)の回避につながります。
避妊手術の価格
体重 | 料金 |
---|---|
猫 | ¥24,000 |
犬5kg未満 | ¥29,000 |
犬5kg~10kg未満 | ¥33,000 |
犬10kg~20kg未満 | ¥37,000 |
犬20kg以上 | ¥41,000~ |
※発情中・妊娠中の手術は3,000~6,000円の割り増しになります。
※手術後の抜糸・ガーゼ交換は別途。
※上記の値段に消費税は入っていません。