関係者によると、沖縄県内で17日、新たに38人の新型コロナウイルス感染が確認された。
16日は新たに新型コロナに関連する2人の死亡が確認され、県内の関連死者は計13人となった。沖縄本島全域で病院や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、若者中心から高齢者や重症化リスクのある人に感染が広がりつつある。
県内の直近1週間(9~15日)の人口10万人あたりの新規陽性は40.5人で、16日連続で都道府県別で全国最多。2位の島根県(13.9人)の約3倍に当たる。3位は東京の13.72人。
玉城デニー知事は、県内の警戒レベルを最高の第4段階(感染まん延期)に引き上げており、県民に①不要不急の外出自粛の徹底②買い物は原則1人で③会食・会合、午後10時以降の外出は特に控えるーなどを求めている。県独自の緊急事態宣言は29日まで。
7月以降に県内で感染が確認された1476人中、17日正午時点で314人(約21%)が退院するなど入院勧告を解除された。
病院や宿泊施設、自宅などで療養中の患者は計1156人。うち222人が、療養先が決まらず、自宅で待機する「入院調整中」となっている。


