沖縄県は16日、県内で新たに60人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の累計感染者は1618人となり、1600人を突破した。米軍関係は2人。
15日の感染者数は48人で、1日あたりの感染報告数としては12日ぶりに50人を下回っていた。
県内の直近1週間(8~14日)の新規感染者数は人口10万人あたり42.97人で、15日連続で全国最多。2位の福岡県(14.26人)の約3倍に当たる。沖縄本島全域で病院や高齢者施設でのクラスター(感染者集団)発生が相次ぎ、若者中心から高齢者や重症化リスクのある人に感染が広がりつつある。
玉城デニー知事は、県内の警戒レベルを最高の第4段階(感染まん延期)に引き上げており、県民に①不要不急の外出自粛の徹底②買い物は原則1人で③会食・会合、午後10時以降の外出は特に控えるーなどを求めている。県独自の緊急事態宣言は29日まで。
県は県内で入院を必要とする患者が増えるピークは16日ごろと推計している。