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» 2020年05月11日 17時00分 公開

過干渉な友達が「良い人だけどなんかウザい……」 適切な距離感を考える『アスクミ先生に聞いてみた』9時間目

無意識に自分の欲求を友達に押し付けてない?

 学校では教えてくれない質問に阿須名久美(アスクミ)先生がズバリ答えてくれる漫画『アスクミ先生に聞いてみた』(作:後藤羽矢子)。9時間目は、世話を焼きすぎる友達のことがウザいと思うのは自分の心が狭いせいなのかと悩む生徒から。アスクミ先生の経験を元にした解決方法を教えます。

過干渉 人間関係

9時間目 いい人なのに何故嫌なんだろう

 相談者は2年生の宇座見さん。入学してすぐに仲良くなった北野さんのことは、優しくて気配りができて良い人だと思うけど、最近はなんだかウザいと思うようになってきたそうです。

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 くれたプレゼントをTwitterにあげないと「気に入らなかった……?」と翌日聞かれたり、遅刻したときは「あたしでよかったね。他の人なら怒ってたかも」と、基本は優しくしてくれているのですが、どうも素直に喜べない出来事が重なります。しかしモヤモヤする気持ちを他の人に言っても理解されず、自分の心が狭いせいかと悩んだ末に、アスクミ先生に相談しにきました。


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 宇座見さんの話を聞いて、アスクミ先生はすぐに北野さんを“ネガいい人”であると分析。“ネガいい人”とはアスクミ先生の造語で、「いい人」である自分が好きで、いい人であることに優越感を抱く人のことを指します。

 良くしてもらっているのは本当なので、他人に言ってもなかなか分かってもらえませんが、恩着せがましく、自分がいないとダメだと相手に思わせようとするきらいがあります。また、エスカレートすると、好みの押しつけまで始まるかも……と、妙に詳しい説明を続けるアスクミ先生。それもそのはず、実はアスクミ先生自身がかつては“ネガいい人”だったというのです。


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 高校生のころ、自分への自信のなさから無意識に友達に過干渉になっていたというアスクミ先生。しかしそれを変えたのは、友達から言われたある言葉でした。

 宇座見さんは、アスクミ先生に教えてもらったその言葉を、勇気を出して北野さんにぶつけてみることにしました。「北野さんてお母さんみたいだよね」「あたし北野さんの娘じゃなくて、友達になりたい」――さて、2人の今後の関係はどうなっていくのでしょうか。

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 もしかしたら同じような悩みを持っている人もいるかもしれません。アスクミ先生のように変われるかは、人それぞれ。でも、少なくともアスクミ先生は大人になっても相手の人と良い友達でいられたようです。時には相手の耳が痛くなるようなことを言ってあげるのも、大切なことかもしれませんね。

(C)後藤羽矢子/竹書房


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