取り分2割 窃盗容疑で38歳男逮捕 「金品ある」と「情報屋」に提供

[ 2020年8月16日 05:30 ]

 マンションの一室からブランドバッグなどを盗んだとして、愛知県警は15日、窃盗などの疑いで名古屋市北区の無職中村仁史容疑者(38)を逮捕した。県警によると、中村容疑者は、現場には行かずに金品がある住宅などの情報を「情報屋」の男に繰り返しメールなどで提供、情報屋の男が実行役に伝えていた。

 この事件では、「情報屋」とされる同市昭和区の無職水上真澄被告(67)と実行役のブラジル人3人の計4人が窃盗罪などで起訴されている。

 盗んだ金品の取り分はおおむね中村容疑者が2割、水上被告が1割、実行役が7割だったという。中村容疑者と実行役に面識はなかった。

 中村容疑者の逮捕容疑は、水上被告らと共謀して昨年7月13日深夜、名古屋市東区のマンション6階にある女子大学生の部屋に侵入、ブランドバッグなど5点(計約21万円相当)を盗んだ疑い。

 共謀者の一部は「情報伝達に齟齬(そご)があり、入る部屋を間違えた」と供述しており、本来は同じ階の別の部屋を狙っていたとみられる。

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2020年8月16日のニュース