おおっ…星船さん、この曲やっぱりチョイスされましたね(^▽^;)。
ローラ・ブラニガンのこの曲"Self Control"は、かなりきわどい歌詞とPVなので、青少年の健全な育成を目指す和訳ブログとしては(←いつからそういうスローガンを掲げたの?)避けていたのですが、はい、でも取り上げましょう!
◆うーむ、冒頭のビデオは当時、論争を巻き起こしたらしいです。はい、歌詞に出てくる"夜のクリーチャー"達のふるまいはかなり"性的"ですからね(^-^;。MTVは放送する前にいくつかの修正をローラとレーベルに求めたと聞きました。最終的にビデオはMTVで放映されたようですが、この時にはすでにこの曲はシングルとしてチャートのピークに達していました。もう少し早くMTVで流されていたら…色んな意味で話題を呼んで、チャートでももっと上位を記録したかもしれない。
◆んんん…恋人寝ている隣りに座っているローラ。彼女は眠れずに窓から街の灯りを見たり鏡を見たり…すると、もうひとりの自分が『夜の街に行きましょう…』とでも言うように誘ってきます。外着に着替えてし外に出るローラ…。
彼女は街のナイトライフに魅了されていると、車に乗ったフルフェイスの白いマスクをした謎の男を見かけます。そしてカジノ、クラブで楽しんでいるとあのマスクの男が…。地下へと導かれると、そこでマスクされた男たちと女たちが…。誘われるローラ。でも彼女は逃げて家に帰ります。
しかし家に帰ったはずなのに、仮面の男と仲間たちが現れて、ローラは仮面の男のされるがままに身をゆだねます。その後、仮面の男は立ち去り、朝の光の中で消えていきます。罪悪感に駆られた?ローラは床から起き上がり、明かりを消し、恋人の横に…。ふり向く恋人の顔。そこには白いマスクが…。・・・ちょっと怖い。僕は人形が出てくるホラーは苦手です…(-_-;)。
◆この曲"Self Control"は全米チャート最高位は6月30日と7月7日の第4位。年間チャートは20位。最高位4位ながら年間Top20に入る大ヒットになりました。
この曲がヒットしていた頃のビルボードチャートは「ビルボードチャート日記 by 星船」さん よろしくお願いいたします(^▽^)/。
Writer/s: Gaetano Bigazzi, Raffaele Riefoli, Stephen Vincent Piccolo
Released in 1984
US Billboard Hot100#
From The Album“Self Control”
:原詞は太字
Oh, the night is my world
City light painted girl
In the day nothing matters
It's the night time that flatters
ああ 夜こそが私の世界
街の灯りを身にまとう女
日中は何の意味もないのよ
時がこびへつらうのは夜の時間
In the night, no control
Through the wall something's breaking
Wearing white as you're walkin'
Down the street of my soul
夜になると 抑えが効かなくなるの
壁を突き抜け 何かが割って入ってくる
白い服を着てあなたはやってくる
私の心の通りを歩いて来るのよ
You take my self, you take my self control
You got me livin' only for the night
Before the morning comes, the story's told
You take my self, you take my self control
奪っていく あなたは自制心を奪っていく
夜だけやってきて 私に息を吹き込むの
朝がやってくる頃には もう物語はおしまい
力が奪われる 自分が抑えられくなるの
Another night, another day goes by
I never stop myself to wonder why
You help me to forget to play my role
You take my self, you take my self control
また一夜 また一日が過ぎていく
なぜだかは私にはずっとわからない
私は自分が誰だか あなたに忘れさせられる
私自身 そして自制心も奪われてしまう…
I, I live among the creatures of the night
I haven't got the will to try and fight
Against a new tomorrow,
so I guess I'll just believe it
That tomorrow never comes
私 夜にうごめく生き物たちのなかで生きてる
新しい明日にさからって
戦う気力なんて沸かないけれど
わかってるの 私は信じてる
明日は決してこない ということを…
A safe night, I'm living in the forest of my dream
I know the night is not as it would seem
I must believe in something,
so I'll make myself believe it
That this night will never go
安心できる夜は 自分の夢の森で過ごしてる
夜が見かけ通りじゃないのはわかってる
何かを信じなきゃいけないのよ
だから自分に信じ込ませるの
今夜は決して終わらないって…
Oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh
Oh, oh, oh (Oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh)
Oh, the night is my world
City light painted girl
In the day nothing matters
It's the night time that flatters
ああ 夜こそ 私の世界
街の灯りを身にまとう女になるわ
昼のあれこれなんて何の意味もない
夜は時間ですら私に従うの
You take my self, you take my self control
You got me livin' only for the night
Before the morning comes, the story's told
You take my self, you take my self control
自分自身が奪われる 自制心が奪われていく
あなたは私を夜だけ生かそうとするのね
朝がやってくるまでに 物語はおしまいに
あなたは私の自制心を奪ってしまうのよ
I, I live among the creatures of the night
I haven't got the will to try and fight
Against a new tomorrow,
so I guess I'll just believe it
That tomorrow never knows
夜にうごめく生き物たちに囲まれて
反抗する気なんてないわ
新しい明日がやってくることに
私はただ信じ続けるだけなのよ
明日は決して来ないってことをね
A safe night, I'm living in the forest of a dream
I know the night is not as it would seem
I must believe in something,
so I'll make myself believe it
That this night will never go
危なくない普段の夜は
夢の森のなかで穏やかに暮らしてる私
でも夜は見かけとは違うものよ
だから自分に信じ込ませるのよ
今夜は決して終わらないってことを
Oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh, oh
You take my self, you take my self control
You take my self, you take my self control
You take my self, you take my self control
You take my self, you take my self control
奪われていく 自分を抑える気持ちが
自分自身が奪われて
本当の自分が顔を出そうとしているのよ…
(Words and Idioms)
flatter= 〔過度にもしくは偽善で〕褒めそやす、お世辞を言う
日本語訳 by 音時」
◆この曲は、1983年に、当初はジャンカルロ・ビガッツィとスティーブ・ピッコロと一緒に作曲したイタリアの作曲家で歌手の"Raf(Raffaele Riefoli)"がリリースした曲になります。
彼のバージョンはシンセサイザーを使用したディスコ・テクノポップのバラード調の曲でした。
ローラが歌って大ヒットした「Gloria」も、ビガッツィがソングライティングに加わっていましたので、おそらくそれがきっかけ?になって巡りあった曲なんだろうと思います。
彼のバージョンはシンセサイザーを使用したディスコ・テクノポップのバラード調の曲でした。
ローラが歌って大ヒットした「Gloria」も、ビガッツィがソングライティングに加わっていましたので、おそらくそれがきっかけ?になって巡りあった曲なんだろうと思います。
◆日本のTV番組に出演した際のビデオかな。
◆観客の拍手がスゴい。ローラも歌い方と振りに気合いが入ってる。
◆これは2002年のビデオ。少しふくよかになったローラの姿が見えます。
ローラが天国に旅立つのはこの2年後の2004年…(早すぎます)。R.I.P…。
コメント
コメント一覧 (4)
話は変わりますが、ローラの曲のMVは去年くらいまで公式のものがYoutubeに上がってなかったので見れて嬉しいです。
PVはだいぶ問題作だったようで、歌詞も合わせるとなかなか意味深な物語ですね。放映にはだいぶ時間がかかったのも良くわかります。
それにしてもちょっとハスキーな彼女のボーカルはこの曲にぴったりな歌声でした。
ライブもとってもかっこよかったです。