空き巣実行犯に情報提供、中心人物を逮捕 愛知県警
2020年8月15日 21時47分 (8月15日 21時49分更新)
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金品のある住宅の情報を窃盗の実行犯に提供したとして、愛知県警は15日、窃盗(空き巣)などの疑いで、名古屋市北区西味鋺4、無職中村仁史容疑者(38)を逮捕した。中村容疑者が窃盗グループの上位に立ち、多額の金品がある住宅などの情報を収集、提供する「情報屋」の中心人物だったとみられる。県警によると、情報屋が逮捕されるのは異例という。
逮捕容疑ではグループの他の者と共謀して昨年7月13日夜、同市東区の女子大学生(24)方のマンション1室から、ブランドバッグなど5点(約21万5千円相当)を盗んだとされる。県警は認否を明らかにしていない。
県警などは既に情報屋とみられる無職水上真澄被告(67)やブラジル国籍の実行犯3人を同じ容疑のほか、美容クリニックから約340万円を盗んだ容疑でも逮捕、起訴している。県警は中心人物の中村容疑者が、実行犯とつながる水上被告を介し、狙い先の住宅や事務所の住所、住人の職業、不在確認の目安になる使用車両、金品の額などの詳細な情報を伝えたとみている。県警は情報の入手元の解明も進める。
捜査三課によると、金品の取り分は、中村容...
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