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テーマ:プロ野球全般。(11236)
カテゴリ:青波
2005年、辻内崇伸。
2006年、田中将大。 そして2007年、中田翔。 2年前に導入され、今年で最後となる高校生ドラフト、 オリックスはとうとう当たりくじに恵まれなかった。 しかも、3人とも関西に所縁のある選手。 地元のスターがなかなか手に入らない。 3年連続の抽選失敗は、他にソフトバンクだけ。 しかし、あっちはAクラス常連で、 こっちは8年連続Bクラスの球団である。 羨ましいのは、日本ハムだ。 同じく3年連続の抽選だったのだが、 陽仲尋と中田を獲得。去年は田中を外したものの、 代わりに指名した吉川光夫が、 新人ながら完封を含む4勝を挙げた。 何より、チームは2年連続シーズン1位通過。 戦力を均衡させるためのドラフト制度なのに、 何故かトップが着々と補強が進んでいる。 ナンデヤネン!(ノ`Θ´)ノ~~┫:・.::┻┻:・.:: そもそも、ドラフトにおける1位競合は、 オリックスにとって苦い歴史なのである。 以下、面倒だったら読み飛ばしても問題ない一覧。 1966年1次 江夏豊(阪神)⇒水谷孝 1966年2次 西本明和(広島)⇒平林二郎 1978年 木田勇(日本ハム)⇒関口朋幸 1979年 岡田彰布(阪神)⇒木下智裕 1980年 石毛宏典(西武)⇒川村一明 1981年 金村義明(近鉄)⇒山沖之彦 1982年 野口裕美(西武)⇒榎田健一郎 1983年 高野光(ヤクルト)⇒野中徹博 1985年 伊東昭光(ヤクルト)⇒石井宏 1986年 田嶋敏雄(南海)⇒高木晃次 1987年 伊藤敦規(阪急)⇒\(^o^)/ 1988年 酒井勉(オリックス)⇒\(^o^)/ 1989年 野茂英雄(近鉄)⇒佐藤和弘 1991年 田口壮(オリックス)⇒\(^o^)/ 1992年 伊藤智仁(ヤクルト)⇒小林宏 1994年 嘉勢敏弘(オリックス)⇒\(^o^)/ 1995年 福留孝介(近鉄)⇒今村文昭 1997年 川口知哉(オリックス)⇒\(^o^)/ 1998年 新垣渚(オリックス)⇒\(^o^)/ 2005年 辻内崇伸(巨人)⇒岡田貴弘 2006年 田中将大(楽天)⇒延江大輔 2007年 中田翔(日本ハム)⇒丹羽将弥 結果は、22回でたったの6勝。低々ピュー。 石毛の時なんて、外れ1位にまで入団拒否される始末。 更に、折角くじを引き当てた6人にしても……。 伊藤敦はチームに7年在籍後、横浜へ放出。 酒井は新人王を獲得も、黄色靭帯硬化症を発病。 田口は円熟期に差し掛かった頃にメジャーへ。 嘉勢は二刀流で話題となったが、28歳で解雇。 川口は重度のイップスにより、25歳で解雇。 新垣に至っては、入団拒否&スカウト自殺。 流れを変えなくてはならない。 というか、変えなくてはならなかった。 ○年に1人という逸材が続いたこの2年、 当選していたら、風向きも変わったのではないか。 とはいえ、これだけ強固な負の連鎖を断ち切るには、 普通にくじを引いていてはダメ。 競合を制した球団を参考にすべきだった。 過去の例を挙げてみよう。 ▽ 黄金の左(右)手作戦 かつて、ヤクルトが川崎憲次郎(1988年)で 巨人と競合した時に用いた手法である。 くじを引いたのは、片岡宏雄スカウト部長。 その頃、ヤクルトには伝説の男がいた。 荒木大輔、高野光、伊東昭光、広沢克己、 長嶋一茂を立て続けに引き当てた、相馬和夫球団社長。 彼の左手は“黄金”と呼ばれた。 実は、88年は相馬が手術で開腹。 「体にメスが入ったので、ツキが落ちてしまった」 と、大役を辞退していた。 しかし、代役の片岡は敢えて左手でくじを引き、 見事「左手伝説」を継承した。 そういえば、王貞治が寺原隼人を引き当てた時も、 利き手とは逆の右手だった。 ▽ 忘れ形見作戦 近年、効果が認められつつある手法である。 退団が決まっている監督が、最後の仕事にくじを引く。 何故か当たる。 2年前は、堀内恒夫が辻内を、 今年は、古田敦也が佐藤由規を引き当てた。 古田は抽選の時、隣に去年、 田中を引き当てた島田亨球団社長がいたので、 事前に握手をして“運”を強奪したという。 ▽ 「残り物に福」作戦 今回の中田、18年前の野茂、15年前の松井秀喜。 抽選箱の中には、最後まで当たりくじが残っていた。 中田、松井は4球団競合だったから、25%の確率。 野茂などは8球団競合だったから、12.5%の確率。 それでも、そんな数字をも超えた“縁”が 彼らにはあったのだろう。 ただ、この作戦は成績上位のチームしか 試みることはできないという欠点がある。 ▽ 幸運グッズ作戦 1995年、7球団が重複した福留孝介の指名。 突如、男臭い咆哮が会場に響いた。 「ヨッシャー!」 近鉄の監督・佐々木恭介だった。 彼はこの時、秘密兵器を身に付けていた。 赤いふんどしである。 もちろん、実際に身に付けていたのを 確認したわけではないが、 本人が言っていたのだから間違いないのだろう。 因みに1999年、達川光男が近鉄、 中日と競合して河内貴哉を引き当てた時、 煙草の箱を忍ばせていたこともある。 銘柄はラッキーストライクだった。 ▽ 運命作戦 何だかんだと、当たりくじを引いたときの ガッツポーズが様になっている人物というのは、 運命的な巡り合わせに恵まれている気がする。 長嶋茂雄と松井だったり、仰木彬と野茂だったり。 実は今年、オリックスには適任者がいた。 自ら中田に「運命を感じる」と言っていた人物。 清原和博である。 そう、彼にくじを引かせればよかったのだ。 当選の期待ももちろんだが、何よりドラマチックだ。 ☆☆☆ 以上の作戦はもちろん、信憑性があるわけではない。 しかし、何かとジンクスを担ぎたくなるのが、 勝負事の世界なのである。 Please crick here !!
もう引退しますと宣言した上で、赤フンドシした清原が左手で最後にくじを引き、ラッキ-ストライクを掲げる・・・がベストだったわけだな。
我がDもくじ運悪いよなー。まあ堂上去年引いたから当分当たりはないなと思ったけど・・・。はずれのはずれ1位ってあんた・・・。でも同条件で荒木はそれなりに活躍してるので吉兆でもある????かな・・・? (2007.10.05 23:20:31)
この計算結果はどうやって出したんですか?
>中田、松井は4球団競合だったから、6.2%の確率。 >野茂などは8球団競合だったから、0.4%の確率。 3/4×2/3×1/2 = 1/4 =25% 7/8×6/7×5/6×4/5×3/4×2/3×1/2 = 1/8 =12,5% のはずですが…? (2007.10.06 00:06:58)
キジーさん
外れても活躍してくれればいいのだが、 本命と吊り合った成績を残したのは、 山沖くらいじゃなかろうか。 現役の連中はこの先どうなるかわからんけど。 清原には、仰木さんの霊を降臨させる、 という裏技もあるんだよ。多分。 (2007.10.06 14:11:18)
みにーさん
下手こいた。偏差値が低くてスイマセン。 じゃ、それに訂正で。 ということは、最初の球団が当たりを引く確率と 最後まで当たりが残る確率は一緒ということか。 それどころか、どの順番で引いても確率は一緒。 そうですか、そうですか。 (2007.10.06 14:15:17) |
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