作者 DarkStar
大きな湖の隣にたたずむ小さな神社。 山間の村の信仰を司っている その神社で美しい巫女が境内を箒で掃いている。 箒は元来清めの道具として、 境内を掃くことは、ごみを取り除く他に 邪なる物を神の領域から掃きだすという意味をも持っているそうだ。 しかし、器量よしで、物腰がやわらかく、 家事などもこなす理想の女性な彼女に邪な考えを持った男の影が忍び寄っている。 日が落ち、当たりが暗くなる。 一日のお勤めを終えた巫女が母屋へ戻ろうとすると。 「動くな!!!」 その声に目を見開く巫女。 影は、白い和服に手を伸ばし、中に入った胸を揉む。 体型のわかりにくい服に隠された 豊満な胸が、男の手に触れられる。 「へ、へっへ・・・・・・姉ちゃん。 いい体してるなぁ、こんないい体してるなら、 こんな山奥なんかじゃなくて、街でお水の仕事すりゃあ儲かるのによぉ」 「な、なんですか・・・あなた・・・・いったい・・・・」 「俺かあ、あんたのうわさ聞きつけて来てみればよぉ。 へへ、こんな山奥に女が一人で住んでるなんて、どうかしてるぜ。巫女さんよぉ」 「や、やめてください。警察を呼びますよ。」 「へえ、巫女さんだから、 てっきり『天罰が下りますよ。』とか言うかと思ったぜ。」 「わたくしは、リュウジンの巫女。自分の身を守るために、 龍神様のお力を受けようなどとは思いません。」 「ほお、やろってのか、手ねえ、これが見えねえのかよ。」 刃物をぎらつかせる男。 「力でしか、女性を物にできない。貴方に、龍神様の物である わたくしの体をもてあそばせる事などさせません。」 「へ、てめえ見てたいな、女に負けるかよ。」 威勢良くても、やはり男と女、力の差は歴然であった。 押し倒された巫女の上に乗っかる男。 「へ、じゃあ、もらっちまいましょうか・・・・・・」 「やめて下さい。この体は、わたくしの物ではありません。 竜神様の、龍神様の物なんです。 ですから、やめて・・・・下さい。」 「うるせーな。龍神様、龍神様。神様なんか要るわけねーだろ。 へへ、今まで犯した女みてーによお、 しまいには『もうやめないでえ、もっとしてえ』とか言わせちまうぜ。」 と男は、ナイフで、巫女服を切り刻む。 先ほど、手で確認した大きな胸が零れ落ち、 男は歓声を上げる。 「うひょーーー。デケエとは思ってたけどまさかここまでとはな・・・・。 やった後は、風俗にでも売っちまうか・・・・・・ あああ、どうせなら、イメクラショップにするか、 巫女さんとして、へへへへへ・・・・・」 袴をめくり上げたそこに下着はなく、 代わり、白い布が巻かれていた。 「ふんどしかよ。マニアックな・・・・・」 と倒れた巫女の体をうつぶせにし、 尻の方を見る。 「ひゃはあ、清楚な巫女さんが、ふんどしでTバックだぜ!!! でかい乳とおなじでかい尻に、布が食い込んでるぜええ!!!」 男が興奮して大声をだすも、 その声は誰にも届かない。 「やめて、言わないで、龍神様、おゆるしを、おゆるしを・・・・・」 自分の危機にも龍神様に許しを請う娘。 そんな娘の腰に巻かれた布をはがし、股間に巻かれた布がとりさらわれた。 白い布切れには、多くの皺と、女性器に直切触れた匂いが 漂っている。 「はあ、いいにおいだぜ。」 と男は布に顔をよせ、匂いを嗅ぎ、あまつさえそれを口に含んだ。 「こりゃあたまんねーな。まじでイメクラ行きにするかこのねーちゃん。」 目から大粒の涙を流す。娘。 再び、仰向けのさせ、巫女の股間に顔をうずめる男。 誰にも触れられず、処理もされていない巫女の股には、 自然に生えた黒い林が広がっていた。 それらは、清らかなものを隠すように 覆い茂っている。 「じゃあ、さっさとイってもらうか・・・・・」 男は、女性の股を舐め始める。 「・・・・あ、・・・・だめです・・・・・そこは・・・・・」 「早くイっちまえよ。」 巧みに舌を走らせ、快楽を呼び込む男。 「む・・・・・むう・・・・・・むん。」 声をださないように、自分の服の口に含む巫女。 「むう、むふう、むん。む・・・・・・・」 時間を掛けて、舌で指で、大事な所をいじられ、 堪える巫女のまたには、透明な液体が止め処なくあふれてくる。 「おい、気持ちいいなら、言った方がいいぜ、我慢は体によくないからな。」 「むう、・・・・・むううう・・・・・む・・・・」 「じゃあ、本番行くか・・・・・・」 ズボンのチャックを下ろし、中のものを取り出す男。 間髪要れずに、茂みの中にそれをうずめていく。 「む・・・・・むああああああ・・・」 初めて男の物が入った衝撃に 布から口を離し、声を上げてしまう巫女。 「やっぱり初物はいいぜ、締め付けが違う・・・・。」 「あああ、いや、だめ・・・・・龍神様・・・・龍神様・・・・・」 涙を流し、男の侵入を拒む巫女の体、 しかし、それを守る門の力は弱く、男が力を入れると ブチッっという何かが切れた感じを巫女が感じた時には、 中から、赤いものが流れ出し、 男のそれが進入してきた。 「いや、いやああああ・・・・・・・」 声を上げる、巫女を無視して、腰を振る男。 「へへ、このまま一気にやってやるぜ」 「いや、いやああ、ああああああああああ」 「うう・・・・・・」 男は達し、白い液体を巫女の体に流し込み・・・・・。 「ああ、出てる、出てます。そんな、 龍神様、申し訳・・・・申し訳ございません。 わたくし・・・・わたくし・・・・」 涙をながし、うなだれる巫女。 「まったくよぉ。せっかくこっちが気持ちよくしたのに・・・・・ 結局龍神様かよ、あんたを助けられねーような神様いまだに信じてる 頭おかしいぜ全く・・・・・・」 男がそういい捨てると、突然。 いきなり、雷光が轟き、その一瞬の光りの中で わずかに見える巨大な蛇のような物体。 収まった雷の音と光。 暗雲の空に、青い鱗を煌かせた巨大な龍が飛んでいた 『我が巫女を汚した罪 汝の肉体、魂を持って償って貰おう』 「な、なんだ、りゅ、龍?。ばけもんだ。ほ、本物?」 圧倒的な存在感、一目で人外いや、人の恐怖に男は震え上がり、 逃げ出そうとする。 「どちらにいかれるのですか?」 そういのは、先ほどの巫女。 既に服装を整え、男の前に仁王立ちになる。 「な、なにいってんだ。あんたも早く逃げろ あの化けもんに喰われちまうぞ。」 そういう男に、 落ち着いて首を横に振る巫女。 「いいえ、わたくしは龍神様に仕える・・・・・・・ 『龍人』の巫女ですから・・・・・・」 白い装束の赤い袴がふわりと舞うと、 鱗に覆われた細長い物体が顔を出す。 赤い色の美しく輝く鱗とオレンジ色がたなびく尾。 巫女の長い髪を縫うように、 コメカミの当たりから、突起が伸びていく。 皮膚の皮を突き破るように、 茶色い木の枝のようなものが生えてきたそれは、 やがて太く立派な角になった。 それにあわせるように、巫女の腕や頬を、赤い鱗が覆う。 巫女の細く繊細な指先は太くごつごつしたものになり、 爪は、猛禽類の鍵爪のように鋭くなる。 足袋を突き破って生えてきた足の爪も同様に変化していた。 逆三角形のすっきりとした 顎が前に伸びていく。 美しい鼻がその鼻腔だけ残してその形を失っていくと ピンク色の唇にも硬い鱗が侵食し 突き出た口の中を幾つもの牙が生えた。 最後に、太く長い髭1対生えると 破れた赤と白の布切れの中に 赤い龍人が立っていた。 「ひひぃぃ、あ、あんたも、化け物かよ。」 そういわれ、口をとざし赤い龍人の顔が歪める。 人には、わかりにくいその表情だが、 恐らく悲しんでいるのだろう。 その宝石のような瞳から、大粒の涙がこぼれようとしている。 その瞬間。 「う、うおああああああああ」 男の悲鳴を上げ、地面を転がりまわる。 気が付くと空の巨大な龍は姿を消し 「な、なんだ。俺の体熱い。あついぃいい」 『我が巫女を汚したばかりか、 その清らかな心まで汚すともはや許しがたい!!』 男の頭に響いた声は先ほどの龍のもの。 体を動かすたび、骨が軋み、皮膚が裂け、全身を覚めるような 青い鱗が覆っていく。 さらに顔が、手が足が・・・・・ 不気味な音と共に変形していく・・・・・・・。 男の体が引き締まり、脂肪とも筋肉とも違う物。 醜い男の体は、恐怖と美しさを兼ね備えた新たな肉体に変わっていく。 そして、赤い龍人よりも立派な角と一回り大きな体を持った。 青い龍人。彼の口から、出てくる言葉は、先ほどの男の声ではなく、 穏やかでやさしい男の声だった。 「すまぬ、巫女よ。 我が体がないばかりに、汝につらい想いをさせてしまった。」 「いいえ、謝るのは、わたくしの方です。 貴方さまにささげる体に傷を・・・・・」 龍人の掟により、龍の姿で人を傷つけてはならない彼女は、 男に犯されても、本来の姿に戻らず。 心までは犯されまいと必死にこらえた。 その気持ちは、龍神にも通じ。 「もうよい。その事で我は肉体を得、 そしてそなたと共にいられる。 それに、この肉体は我の物。汝を傷つけしは我自身。 もはや、気にする事などなにもない。」 「ああああ・・・・・・・。」 涙をながし、体を寄せる。巫女。 『龍神』の花嫁たる『龍人』の巫女は、 龍神が神力を高め、再び肉体を得えるまでの間、 地上の住まいである神社を守る事が使命とし、 人の姿で時を待ち続けた。 しかし、男が巫女を犯した事によって 龍神は、男に天罰として、その肉体を奪った。 犯された巫女も、それによって巫女の資格を失い。 皮肉な事に、彼等のとっての最悪の不幸のおかげで 二人は結ばれる事となったのだ。 「さあ、行こう 巫女・・・いや、我が花嫁よ。 汝が役目は終わりを継げた。これから、我と共に暮らそうぞ。」 「うれしゅうございます。この日をどれほど待ちわびたか、 龍神様。わたくしは、一生貴方様にお使いいたします。」 二体の龍人の足消え、尻尾が今以上に長く伸びると 服をすり抜けて、巨大な龍の姿に変わる。 「「グオオオオオオオオ!!!」」 という唸り声と共に2頭の龍が天へと昇っていく・・・・。 人に邪魔される事のない領域へ愛するものと共に・・・・・おわり
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