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獣化以外の変身作品 No.01

触手変身物、パイロット版

作者 DarkStar

「はあ、はあ、はあ、はあ
 い、一体なんなのよ、アレ」

暗い夜道の中、一人走る女の子。

先ほどまで自分の近くにいた異形の影に
怯える少女。

後ろを振り返り、影が追ってこない事に
安心していると、

ジュル、ジュル、グジュル。

その音に驚いた少女が振り向くと

「つーーーかまえたぁ」
と言う影・・・・・・。

「キャーーーーーーー、誰か、誰か助けてええええ」

少女があらん限りの声で、叫ぶも、
その声は、誰にも届かない。

「無駄よぉ、ここじゃ、あたしの仲間以外には、
 誰にも聞こえないのぉ。」

と暗闇の中から出てくる影。

一見、女性にも、見えるそのシルエット
しかし、闇から浮かぶ、女性の両肩からは、

ビチャビチャと粘液を滴らせながら、
無数の触手が生えていた。

長い髪の毛に隠れた顔も、人のものではなく。
無数の触手の塊が、人の頭を形成しただけのものだった。
触手の間から赤く光る目が少女を見つめる。

「いやぁ、いやあ・・・・」

のっそりとした異形の者に背を向け、
必死に逃げる少女。
前見ていなかった彼女が何かにぶつかる。


「イタッ!!!」
とぶつかった人の声が少女が良く知った声だった。

「あ、仁美ぃ・・・・・化け物が、化け物が・・・・」

親友をみつけ、すがりつく少女。
尋常でない様子に、驚きながらも、
彼女の話を聞くと・・・・・

「ははははは、触手の化け物?
 そんなのいるわけないじゃん。」

「でも、さっき確かに、居たんだって・・・・・」

「気のせいだよ。そんなの・・・・・」
と言った仁美の後ろに立つ影・・・・・・。

「仁美・・・・・後ろ、後ろぉぉ・・・・・」
後ろを振り向く仁美と目を合わせる異形の化け物。

「あ、ああ・・・・・。」
と間の抜けた声を出す、仁美の手を取り、逃げ出そうとする少女。
しかし、強い力で抑えられ前に進まない。

「鈴音・・・・どこいくの。・・・・・」
という仁美。

「何いってるの?、この化け物から・・・・・」

「鈴音こそ・・・。ニュルノイド様は、化け物なんかじゃないわ。」

「え?」
と鈴音が声を上げると、仁美の異変に気が付く。

先ほどまで、自分と同じ学校の制服を着ていると思った
仁美だったが、それは、べったりと体にまとわり付いた
ラバー状のスーツに制服の絵が描いてあるだけだった。

「ひ、仁美・・・・・」

「だからいったでしょうぉ、
 ここには、私の仲間しかいないって・・・・・」
と言う、ニュルノイドと呼ばれる化け物。

「そ、そんな・・・・・・」
鈴音が恐怖に慄いている間に、

ラバー状の服は、仁美の顔を覆いつくし、
色を漆黒に染めていく・・・・・。

もはや、誰かもわからない、
仁美の姿に・・・・・

「ふふ、戦闘員113号ちゃん。さあ、貴女のかわいい
 お友達も、私達の仲間にしましょう・・・・。」
すると、ニュルノイドの周りには、
仁美と同じような、戦闘員が現れる。

「キャーーーー、いや、いやーーーーーーーーーーー」

今までにない叫び声で、
走り出す。鈴音。

しかし、一人の戦闘員に行く手を阻まれ、
捕まえられる鈴音

「離して、離しててええええ。」

戦闘員の顔面のラバーに手を伸ばし、
必死に抵抗する鈴音。

ピリィィ

すると、鈴音の爪が、
戦闘員の顔に小さな傷が作る。

ピリィピリピリピリピリピリィィィィィィ

鈴音のつけた傷は小さなものだったが、
それは、まるで伝線したストッキングのように
傷口が広がっていき、ラバーの中から女性の顔が出てくる。

それまで鈴音を捕まえていた力は抜け、

「あ、あたしは、どうしてたの?」
と女性は声をあげる。

「あ、あなた、ひょっとして元に戻ったんですか?」

「あ、私、そうだ。化け物。・・・・
 化け物に襲われて・・・・・。」

と襲われた時の恐怖を思い出す女性。

「すぅ鈴音ぇええ、よくも、よくもおお・・・・・」
仲間を正気に戻され、声を上げ向かってくる戦闘員
その声は、仁美のものだ。

「仁美・・・・。」
(そうだ、あのラバーを剥がせば、仁美も・・・・)

襲ってきた仁美に掴まれながらも、
仁美の顔を掴むとさっきと同じ要領でひっぱるが
手が滑ってなかなか掴めない。

「く、掴めない。」

「早くお前を、ニュルノイド様の元に・・・・」
と言う仁美の頬をやっとつまみ。
それを力いっぱいひっぱる。

すると顔に亀裂が入り、黒いラバーから、
白い肌が見える。
ラバーを剥がしきると、
きょとんとした顔の仁美。
「ど、どうしたの?鈴音?、な、なによ、
 この格好。、そうだ、あたし化け物に・・・・・・」

「よかった。仁美。仁美、逃げよ。」
再び手を取り、走り始める鈴音。

「よくもやってくれたわね。私のかわいい。
 部下達を・・・・・・」
と怒った様子もなく、淡々と喋るニュルノイド。

「ふ、ふんだ。あんたなんかに捕まるもんですか!!!」
と言う鈴音。

「ふーん。そう、できるものならやってみなさい。」
と余裕綽々のニュルノイド。

「す、鈴音ぇ。あ、あたしの手が・・・・・」

「え、えええええ」

ラバーに包まれた、仁美の指が異常に伸び、
うごめいている。

「なに、なんなのこれ・・・・・」
と言っていた矢先にラバーがビリビリとやぶれ、
長い触手が、幾つも伸びてくる。

「い、いや、あなに、これ、なになに・・・・・」

仁美が声を上げる間も、全身から、触手が生え、
ラバーを突き破っていく。

「い、いや、ゴ、ボボォオオオオオオオ」
ついに仁美の口からも触手が生え。
開かれた口がさらに大きく開くと、
仁美の顔は、果物の皮が剥けるように、
ベロリと剥けてしまう。

「いや、仁美、ひとみーーーーーーーー」

グジュル、グジュル。

仁美の新たな頭となった触手の塊が、
形を変えていく。

「あ、あああ、あああ。」
恐怖の余り声のでなくなった。
鈴音。

「あーーーあ、せっかく、コンドームで、
 剥けないようにしてたのに・・・・・
 一気に性獣にまで成長しちゃったじゃない。」

とニュルノイドがいうと、

ジュル、ジュルルルルルルル。

仁美と同じような異形のものが
近寄ってくる。

「ふふ、94号。あなたも、性獣になれたのね。」

彼女は、さっき鈴音が助けた女性だったのだ。

しかも、彼女の頭部は男性のペニスへと変わって
しまっていた。

「ふふ、いらっしゃい。チアキちゃん。
 ママが、かわいがってあげるわぁ。」

ジュル、ジュル、グジュグジュ。

触手から滴る粘液の音を立てながら、
チアキと呼ばれた性獣が、ニュルノイドに近寄ると。

ニュルノイドの顔の触手が、はがれ、
なかから、ペニスが現れると、
よってきたものと、ペニスをすり合わせる。

「・・・・・・」

恐怖のあまり、顔が引きつる鈴音

そんな、鈴音の口に入ってくる触手。

鈴音が前を見ると。

ギンギンに勃起したペニスを
首から生やした。
仁美の姿があった。

ペニスとなった仁美の首が伸びると、

ジュル、ジュル、クジュルジュル。

『あら、ヒトミちゃん。もう産卵するのぉ。
 ママ、うれしいわぁ』
と篭った音声を発するニュルノイド。

ペニスの向かう先は、鈴音の秘所。
「いや、やめて、やめてよぉ。仁美ぃぃ」

そんな声は仁美には、届かず、

粘液で、ショーツを溶かされ、脱がされると、
何者にも、犯されない聖域か顔を出す。

「やめて、やめッ!!!!」
と声を詰まらせ、目をむく鈴音。

ペニスは、あっという間に茂みを掻き分け
秘所に到達するとそのまま奥へ突き進む。

「いたい、いたいよぉ、やめて、やめてよぉ」
という鈴音をよそに、奥までたどり着いた仁美。

首から伸びる触手を揺らし、
痛みを快感に替える仁美。

「あ、あん、いや、い、止めて、 あ、ああああん」
と鈴音から、あえぎ声が聞こえてくる頃

急に、仁美の腰の辺りが膨らみ
それが上の方へ上ってくる。

首から伸びたペニスの中を、
丸い形の膨らみが移動していく。

それは、やがて鈴音の秘所にたどり着くと、
そのまま吸い込まれるように、
入っていってしまう。

「あ、あああああああああああああああああん」

と大きな声を上げる鈴音。
それからまもなくして、
その口からは、仁美たち同様にペニスが生え、
服を突き破って、触手が生えてくる。

数分後には、4体に増えたニュルノイドが、
お互いのペニスを絡ませる。

その光景にを見て興奮していた戦闘員達も
次々とラバーを突き破って、変態し、
ニュルノイドへとなっていく。

それを遠くから、双眼鏡で見る一人の軍服を着た女。

「ニュルノイドの成長時間、やはり第三世代を超えると、
 卵が加速度的に成長し、一気に、性獣になるようだな。」

するとその隣の白衣の女が
「じゃあ、今あいつの配下が、全部孵化したら、
 急いで、戦闘員服を作らなくてもいいですわね。
 第二世代の連中は孵化するまでに時間が掛かりすぎるから、
 その間、洗脳するのが面倒だったけど・・・・」

「ああ、これで我らの戦略もやり易くなる。
 これでニュルノイドは大丈夫そうだな。
 さあ、ドクター。次の性獣は?」

「これです。そろそろ、運用段階に入れますよ。」
と資料を渡す。白衣の女。

「ふ、たのしみだ。」

にやける軍服の女。

彼女達はいったい・・・・・・。

	
おわり
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