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獣化作品 No.24

仮装?パーティ

作者 DarkStar

時は10月も終わりの頃・・・・。

ある幼稚園での出来事・・・・・。


今日は、幼稚園ではろいんぱーてぃと言うのをやった。

『しろじゅうじじょがくえん』の
お姉さんたちがいっぱいきてたのしかった。


黒い服にとんがり帽子、ほうきをもったまじょのおねえさんや、

おおかみおとこ・・・じゃない
おおかみおんなのおねえさん。

すげえ、ちょうリアルだ。

毛とかふかふかしてて気持ちよさそう・・・・・。

シッポもブンブン振ってるし・・・・・・・・。

あれどうやってんのかな。

他にも、グルグルもようのついた、でっかい角をつけたおねえさん。

あれって、重くないのかな?

でも、きっとあれも、『ケモケモレンジャー』のワルモノみたいに

きぐるみってやつなんだろうな・・・・・。

そう思っていたら、

真っ黒なとんがり帽子にマント姿。
先っぽに星の付いた短い棒を持ったお姉さん達。

なんかニヤニヤ笑ってるへんなの・・・。

「さあ、みんなお姉さんが魔法を掛けると
 こっちの千尋おねえさんが、牛さんになっちゃいまーす。」

「うっそだぁ」

「そんなのできるわけないよ・・・」

みんなも、口々にそういってる。

そうだ、そうだ。僕達をこどもあつかいして・・・。

「ふふ、ウシさんになーれ!!」

そういって、一人のお姉さんが、別のお姉さんに向かって
ぼう?・・・・魔法のステッキ?を振った。

そうすると
振られたお姉さんは、

「あ、・・・あ、ああ、うも、うもおおお」

とか声を上げた。

子供ダマシだなあ、ぼく子供だけど・・・・・。

頭を振ったお姉さんの帽子が落ちた・・・・。

ぶわっと出てきた長い金色のかみの毛・・・。

このお姉さんガイジンかな・・・・でも目が青くないし、
さっき日本語しゃべってたような・・・・?。

帽子の取れたお姉ちゃんの綺麗な髪の毛から
白いのが生えて来た。

あれ、ツノだ、お姉ちゃんの頭からツノ生えて来た。

オニ・・・・ううん、節分の豆まきの時にやったオニのツノとはちょっと違う
白くてグルグル模様のない硬そうなツノだ。

僕が驚いていると、
黒い服から、茶色い物がプランと出てきた。

先っちょに白いふさふさ・・・・・・。

「うもおおお、ウモ、ウモオオオオオ・・・・」

お姉ちゃんのキレイな声が動物みたいな声になると、
口から白いのをたらしながら、顔が細長くなっていく。

黒い服の下から、おっきなおっぱいが出てきたとおもったら、
こんどは、吸う所がいっぱい増える。

そしたら、お姉さんは、あかちゃんみたいに手をついて、
そのまま・・・・・・

「モ・・・・・ウモオオオオオオオオオオオオ!!!!」

黒いマントと、服を体に巻きつけた茶色のウシさん。
お姉ちゃんがホントにウシさんになっちゃった。

「すっげえ、ホントにウシになったぁ」
「すっごーい。」

みんな声をすごいすごいと言っていると・・・・・。

「・・・・・・・・・ね・・・・ねえ・・・・・お姉ちゃん・・・
 ・・のおっぱい吸っていい?」

ウシさんに向かっていつも静かな、菫ちゃんが言うと
ウシさんはうなづいた・・・・・。

そのまま、地面にてをついて、ウシさんのおっぱいに口をつける菫ちゃん。

ちゅう、ちゅう、ちゅっ、ちゅっ・・・・・・。

その音にみんな顔を真っ赤にして

「ぼ、僕もお・・・・・・。」

「あたしもお、・・・あたしもおおおお・・・」

あっという間にウシお姉さんのおっぱいをみんなで吸ってる。

でも、おっぱいがたりなくて、すえなくなって子達に残念そうにしてるみんなに・・・。

「どうしたの・・・あなた達も吸いたいの?」

とさっき、魔法を掛けたおねえさん。

黙ってうなずくみんなにおねえさんは。

「じゃあ、お姉ちゃんのすっていいよ・・・・。」

真っ黒なマントから、真っ白おっきいおっぱいを出したお姉ちゃんにも・・・・・

牛のシッポ、そして頭の上にはおおきなツノ。

「もう・・・もう・・・・・ウモオオオオオオオオオオオオ!!!」

魔法使った方のお姉ちゃんも牛になっちゃった。

今度は、良く見るクロシロの、牛だ。

なんだろう。

最初に変身したおねえさんのおっぱいを吸っている

菫ちゃんたちのパンツから、アレ・・・・・シッポ?

みんなの手がいつの間にか、黒くてぶっといのになると、
髪の毛の間からちっちゃいツノが出てる。

服がびりびりってなってやぶちゃったら・・・・・・・。

「「モオオ、ウオオオオオオオ!!!!」」

ウシおねえちゃん達のおっぱいを飲んでた子はみんなウシさんになっちゃった。


僕がびびっている横で、また一匹、また一匹、

牛になっていく。

「ううわああああ」

僕は、慌てて逃げ出した。

「ニャーーーー。」

「ワンワン!!!」

ゆり組の子達も、ねんちょうのばら組みのお姉ちゃん達もみんなみんな・・・

変だ変だ変だ。 幼稚園に来た。 『しろじゅうじがくえん』の
お姉さん達が動物になると、みんなみんな人間じゃなくなって・・・・・

どうぶつになっているよおおおお。

こわくなって僕が逃げまわっていると・・・。

「亮くーーーーん」

ああ、風香ちゃんだ。

風香ちゃん。ぼくと同じさくら組の中でもいっちゃんかわいいんだ。

僕の彼女、風香ちゃん。

いいだろ・・・。

顔の真ん中にドーーン出てきてる鼻も・・・・・

頭の上でピクピクしてる耳も・・・・・・

そしてちっちゃいシッポも・・・・・・・・

あれ?、鼻!?、耳!!、シッポォ!!!!

「どうしちゃったの、ふうかちゃん。」

でも、・・・・・・

「フゴ、フゴフゴォ!?」
(わたし、なんか変!?)

風香ちゃんがいったら、僕が慌てて、

「え、そう・・・ん、変じゃないよ。ふうかちゃんが、変なわけないじゃん。」

そうだよ、風香ちゃんが豚なのは・・・あたりまえじゃん。

それになんで僕・・・・・自分が『にんげん』だと思っていたんだろ?

『へんな、・・・・・亮くん。・・・・ねえねえ、亮くんも、いっしょにあそぼ
 そんなかっこしてないで・・・・・・』

鼻を鳴らして、ブヒブヒ言ってる風香ちゃんはやっぱりかわいい。

人間の時もかわいいけど、豚の時と比べると、「つきとすっぽん」くらいちがうよ。

しきりに鼻を砂場の方に向けて、こっちこっちってやってる。


・・・・風香ちゃん。・・・・・・・・かわいい。


ピンク色の耳・・・・・・。大きなおはな・・・・・
ちっちゃいしっぽ。

ぶふー、ぶぅ、ぶぅ・・・・・。

あれ、僕・・・・おかしいな・・・・ぶう・・・ぶう・・・・。

立っているのが疲れた僕は、両手を地面につく。

ブチッ

ボタンが取れた・・・・おかあさんに縫って貰わないと・・・・

あれ、ボタン取れない。

指がうまく動かないよ。

そっか、前肢じゃ、ボタン取れないもんな・・・・・・・。まいっか・・・。

目の前の子豚に方に向かって走っていった。

風香ちゃんに追いつくと
僕は、鼻をよせて、後ろを向いた風香ちゃんの匂いを嗅ぐ。

あまい、あまいよお、風香ちゃんのお尻の匂い・・・・・。
風香ちゃん匂いがいいにおいすぎて僕は思わず、
お尻で揺れるかわいい尻尾に思わず噛み付いた。

「ブキイイイ!!!!」

ごめん、風香ちゃん痛かった?

「ブゥウウウウウウ!!!」
怒った風香ちゃんは、僕の後ろに回りこむと思いっきり僕のお尻・・・・
尻尾に噛み付いた

「ブゥウウウウ!!!」
い、痛い・・・・でも、風香ちゃんの鼻息がお尻にかかって気持ちいい。

「ブヒイイ!!!」

ああ、風香ちゃんも僕の匂いがいい匂いっていってる・・・。
ずるいよ。僕だって風香ちゃんの・・・・・・。

そのまま、僕も風香ちゃんのお尻に顔を向けて・・・・・・・

ブヒイイイイ・・・・・・いいにおいだよおおおおお・・・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

もはや、動物園と化してしまった幼稚園・・・。

その『園長室』では・・・・

「助かりますわ先生・・・。
 たまにこういうことをしておかないと、
 自分を『人間』だと思い込んでしまう仔が出てきてしまうので、
 大変ありがたいですわ。」

園長がそういうと

「いえ、いえ、うちの仔達も楽しんでやってますから・・・・・。」

白十字学園の女性教師も、にこやかにそう答えた。

広い園内を書けづり回る大小さまざまな動物たちを
やさしい目で見守る大人たち。

彼女達の体も太い獣毛が覆っていき、

服の下から、シッポが伸びていくと・・・。

『ゴオオオオオ!!!』

『ブルヒヒヒーーーン!!』

などと皆、けだものへと姿を変えていく。

獣の心と体、そして、人の姿をもった獣人たちならではの行事。
幼い『仔供達』が、立派な獣人として、
人間社会に混じっていくための教育・・・いや・・・調教は、
まだまだ始まったばかりだ。

	
おわり
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