新型コロナウイルスをめぐり東京都の専門家会議が開かれ、感染経路として家庭内がさらに増えて最も多いことがわかった。
東京都のモニタリング会議では現在の感染状況について、先週と同じ「感染が拡大していると思われる」と最も深刻な表現を維持した。
感染経路は全世代で見てみると、家庭内感染が最も多い29.1%、続く会食も増加して16.7%となっているが、20代、30代は家庭内よりも会食による感染が多くなっている。
一方、接待をともなう飲食店の割合は9.4%に減った。
医療体制については、重症者が第1波ほど増えていないため、上から2番目の「体制強化が必要であると思われる」にとどめている。
しかし、確保している病床の7割に患者が入院しており、さらに病床確保を進める必要があるなどの問題点も指摘された。
小池知事は「状況が依然として厳しく、感染拡大特別警報の状況である」としつつも、休業要請など都独自の緊急事態宣言を出す状況ではないとの考えを示した。