関係者によると、沖縄県内で13日、新たに100人程度の新型コロナウイルス感染が確認された。県内の累計感染者は1400人台を突破する見通し。
県内の直近1週間(5~11日)の新規感染者数は人口10万人あたり41・52人で、2位の東京都(15・95人)より2倍以上多い。病院や高齢者施設での感染確認も相次いでおり、若者中心から高齢者や重症化リスクのある人に感染が広がりつつある。
県は10日、県内で入院を必要とする患者が増えるピークは16日ごろとなる推計を発表。今後1週間は1日あたり100人、計700人の新規感染者の確認が続くと見込んでいる。玉城デニー知事が1日に発出した緊急事態宣言の効果は16日以降に現れるとみている。
複数の関係者によると、玉城デニー知事は13日、県内の警戒レベルを「第4段階(感染まん延期)」に引き上げる方針を決めた。県独自の緊急事態宣言も2週間、延長する方針。来県自粛は求めない。知事は同日夕に記者会見し、警戒レベル引き上げに伴い県民に求める対応など詳細を発表する。