【沖縄】沖縄市は13日から、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と同居する家族が、市内のホテルで過ごすための宿泊費支援事業を始める。家庭内感染を防ぐのが狙いで、市コザホテル組合に加入する施設に打診し、数軒のホテルと協定を結んだ。市によると、同様の取り組みは県内では初めて。
同事業には市の予備費350万円を活用。利用対象者は、市内在住で(1)コロナ感染者の濃厚接触者の家族(2)保健所などから濃厚接触者と判定されていない(3)発熱など、コロナの症状がない-の全てに当てはまる人となっている。
利用可能期間は、同居家族である濃厚接触者の自宅待機が終了するまでの最大14日間。支援上限額は1人当たり1泊5千円。宿泊期間中の外出や通勤・通学は可能だが、市はホテル内で他の客室フロアに立ち入ることなどを控えるよう呼び掛けている。
桑江朝千夫市長は本紙の取材に「家庭内感染をなくすことが大切。市内のホテル支援にもつなげたい」と述べた。利用には事前に電話での相談が必要。問い合わせは市市民健康課、電話098(939)1212。