新曲を練習する千寿さん=かほく市内のスタジオ
ホッとニュース
内灘町出身のシンガー・ソングライター千寿(ちず)さん(29)が、奥川投手の活躍を願う新曲「あの日の空を忘れない」を完成させた。昨夏の甲子園で準優勝した勇姿に心を打たれ、今年1月から制作に乗りだした。ライブやラジオかなざわの番組テーマ曲として披露する予定で、千寿さんは「大舞台での活躍を後押しできればうれしい」と願っている。
千寿さんは2010年から活動を続け、クスリのアオキのほか県内外30社でCMソングや作曲・歌唱を担当している。
新曲は透明感ある歌声とピアノ弾き語りのバラードに仕上げた。
新聞の記事やテレビのニュースなどを参考に歌詞を練った。家族や仲間を思う言葉をはじめ、9年間バッテリーを組んだ山瀬慎之助捕手(巨人5位で入団)と一緒に描かれた似顔絵を入寮時に持参したエピソードも盛り込み、「かけがえのない人たちに守られてきたから 孤独な日々にさえ耐えていけるんだ」などと書き上げた。
新曲は8日に小松市内で開かれる歌手の島谷ひとみさんのコンサートでゲスト出演し、初披露する予定だった。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて公演中止となったものの、2月から始まったラジオかなざわの番組「週間・奥川恭伸情報」のテーマ曲に起用される予定。
活動10周年を迎える千寿さんは「奥川選手もインタビュー記事で語っていたように、これまで支えてくれた周りの人のおかげで今の自分がある。歌で感謝の気持ちを届けたい」と話した。