2020年8月15日(土曜日)
「お盆休み」いつもの年ならとても楽しみが満載のはずですが、今年は新型コロナウイルスでお休みをし過ぎたせいなのか、お休みより何だか活動をしたくなるのは私だけでしょうか。
でもね。
あの世で暮らす大切な人には、ご自分が元気に過ごしていることをご報告なさって、そっと手を合わせてみてください。
きっと心が軽やかになり、とても明るいお顔になりますよ。
2020年8月15日(土曜日)
「けふ正午に 重大放送 国民必ず厳粛に聴取せよ」の号外が朝日新聞から配布されたのが1945年(昭和20年)8月15日、今日なのです。
前日の夜には、日本放送協会(NHK)のラジオが玉音放送を予定していました。
「耐え難きを耐え 忍び難きを忍び‥‥」というあの有名な放送が流されたのが、今日の正午でした。
日本の一番長い日が75年前の今日です。
グァム島の捕虜収容所にも、玉音放送が流れたといいます。
捕虜になっていた人々の胸の内はどのようであったかわかりませんが、皇居前に正座し、平伏して玉音放送を聞いた人々。国中が終戦を知らされた重大放送に涙したのがわかります。
「8月12日にポツダム宣言を受諾する」との情報が入っていた新聞社が直ぐさま号外を出せなかったのには、苛立ちを持った人もいたことでしょう。
8月14日、御前会議に於いて、ポツダム宣言の受諾と無条件降伏は決定していました。
戦争が終わったものの、新聞各社は検閲体制下にあり、書きたいことも書けなかったのが残念です。
終戦から今日で75年。
本当のことを書けるようになるまで、戦争後も長い時間を要しましたが、今ではネットの普及で、リアルタイムにニュースが発信されています。
原爆の攻撃を受け、戦局はもはや議論する余地なしの状況下にあったとはいえ、敗戦は信じがたく、本土決戦を覚悟した人々もいたと言われています。
今日は、「戦争とは」ということを、じっくりとお考えいただきたいのです。
時が流れ過ぎて、「玉音放送」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、75年前の今日という日は、それを国民が聴き、涙した日なのです。