【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は12日、この日午前0時現在の国内の新型コロナウイルス感染者数は前日午前0時の時点から54人増え、計1万4714人になったと発表した。新規感染者のうち市中感染が35人で、海外からの入国者の19人を上回った。
8月に入り、1日当たりの新規感染者数は20~40人台で推移してきたが、初めて50人台に上昇した。50人台となるのは7月26日(58人)以来17日ぶり。
この日は市中感染が35人と、7月23日(39人)以降で最多となった。地域別では京畿道が19人、ソウル市が13人と首都圏が32人を占め、釜山市が3人だった。京畿道高陽市の教会に関係する感染者が11日正午時点で33人となり、さらに、この教会の集団感染が観光名所として知られるソウル市の南大門市場などに拡散している。同道金浦市の教会に関連する感染者は12人となり、同道竜仁市の高校生5人も陽性が判明している。釜山市では生涯学習講座の受講者ら9人の感染が確認された。
一方、この日感染が確認された海外からの入国者19人のうち、8人は空港や港湾での検疫で感染が判明し、残りの11人は入国後の自主隔離中に陽性が判明した。韓国人が13人、外国人が6人だった。
新たな死者はなく、計305人となっている。
中央防疫対策本部は、毎日午前10時に同0時時点の新型コロナ感染者数を発表している。
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