韓国の学校で「旭日旗に見える」校章を変更の動き=韓国ネット驚き「そこまでする?」
2020年8月13日、韓国・聯合ニュースは、ソウル近郊の京畿道(キョンギ)のある学校が「旭日旗に見える」として校章を変更したことについて報じた。
記事によると、京畿道教育庁は同日、道内の89校が「学校生活における日帝(大日本帝国)残滓(ざんし)清算プロジェクト」を進行中だと発表した。昨年スタートしたこのプロジェクトは、生徒、教職員、保護者が学校内に残っている当時の日帝残滓を調べ、改善方法などを協議し新しい学校文化を作り上げる教育プログラムだという。主な対象は、親日人名辞典に登録された作曲家、作詞家が作った校歌、校章、校木などで、名札、修学旅行のような日本式用語も対象になるという。
中でも、1930年に開校した華城(ファソン)市のチョンナム小学校は、内部協議を経て今年3月1日付で校章を新たに変更したことが分かった。かつては旭日旗を連想させる黄色と赤の扇形をしており、保護者から指摘があったという。今回新たに誕生した校章は、青い地球儀を背景に、友情や愛、情熱や協力を、白と赤のハートで表したものになっている。学校側は「校章はホームページ、案内状などあちこちで使われる学校のシンボルの一つだが、旭日旗を連想させるため教育的・情緒的にも生徒たちに良い影響を与えないと判断した」と話している。
なお、道教育庁では、道内の教育支援庁7カ所の独立運動史教育支援協議会を中心に、日帝残滓清算プロジェクト支援、地域に特化した教育資料開発など、生活の中の歴史教育を強化する計画という。
これを受け、韓国のネット上では「ここまで来ると病的」「そしたらマケドニアの国旗も旭日旗だね(笑)」「むしろスペインの国旗の方が近くない?」など「そこまでする?」と驚きの反応が見られる一方で、「よくやった」「まだあちこちに名残がある」「旭日旗じゃなくて戦犯旗」「こうやって一つひとつ変えていこう。頑張れ韓国」など、こうした動きに賛同する声も上がっている。(翻訳・編集/松村)