Bリーグ規約 団体戦試合細則(第6版) 

第一章 大会の開催と順位
1. (大会の目的)
Bリーグは、団体戦を通し、囲碁の普及、学生同士の交流を目的として創設されたものである。

2. (大会の開催)
試合は年2回(春季と秋季)、関東リーグに合わせて開催する。

3. (リーグについて)
互先リーグとハンデ戦リーグを設け、1つの大学からは各リーグに6チームずつまで出場させることが出来る。
これを超えてチームを登録した場合、通常の参加費とは別に追加の参加費を申し受ける。

4. (団体戦の方法、順位)
スイス方式により団体戦を行う。

5. (運営方法 スイス方式)
スイス方式の運営方法は以下のように定める。
(1) 各チームの手空きの数は同数とする。
(2) 同一チームが2回対戦することは避ける。
(3) 1試合目の対戦は可能な限り同じ大学のチームが対戦することは避ける。
(4) 2試合目以降の対戦は(1)、(2)を満たしつつ、できるだけ勝ち数の近いチーム同士を対戦させる。
(5) 勝ち数が同じ場合は勝ち点、勝ち点も同じ場合対戦した相手チームの勝ち点の合計が近いチーム同
士を対戦させる。
(6) 最終順位は次のように決定される。
(ア) 勝ち数の多いチームを上位とする。
(イ) (ア)が同じ場合、「対戦した相手チームの勝ち数」の合計が多いチームを上位とする。
(ウ) (イ)が同じ場合、「対戦した相手チームの勝ち点」の合計が多いチームを上位とする。
(エ) (ウ)が同じ場合、直接対決の勝者を上位とする。
(オ) 直接対決していない場合は「メンバー全員の勝ち点」の合計が多いチームを上位とする。
(カ) (エ)が同じ場合は、「主将の勝ち数」が多いチームを上位とする。
(キ) (オ)が同じ場合は、「副将の勝ち数」が多いチームを上位とする。


第二章 選手の登録と出場
1. (登録)
各チームは正選手3名を、その順位とともに登録する。登録後の氏名及び順位の変更は認めない。また、
一試合に必ず学部生を一人以上登録するものとし、これに反した場合は、没収試合とする。
登録人数が3人に満たない場合、主将と副将を空位にすることはできない。 

2. (補欠の適用)
各チームは補欠選手を登録し、正選手欠場の場合、これを補充することができる。

3. (登録選手以外の出場の禁止)
正選手または補欠選手として登録されていない者が出場することはできない。

4. (選手資格)
正選手及び補欠選手の資格は、専門学校、学部または大学院に在学の者とする。

5. (登録制限)
上記の正選手及び補欠選手の登録は、原則として各季の第1日目の第1試合の開始時までに、その手続
きを完了していなければならない。登録未了のチームの出場については、運営委員会が裁定する。

6. (ハンデ戦での昇降級)
ハンデ戦において、2連勝した選手は任意で級を1級上げることが出来る。
また、ハンデ戦において2連敗した選手は任意で級を1級下げることが出来る。
級の変更をする場合は、運営委員まで申し出なければならない。 


第三章 試合の方法
1. (手合い割)
各リーグの手合い割りは以下のとおりとする。
(1) 互先リーグは、先番、後番を主将が握って決め、副将以下は交互にその順に従って対局し、先番6
目半コミ出しとする。
(2) ハンデ戦リーグは、段級位の差により置石数、コミを決定する。詳しい置石数とコミは、会場内の
ハンデ戦リーグ用の手合割表にしたがって行うものとする。

2. (手合時計の使用)
手合時計の使用は、原則互先リーグのみとし、持ち時間は各70分切れ負けとする。但し、次の場合はハ
ンデ戦リーグでも手合時計を使用する。
(1) 大会のスムーズな進行のために、運営委員が必要と判断した場合。

3. (オーダー表の交換)
対局開始時刻になると同時に対戦チームとオーダー表を交換する。これ以降のその試合での選手変更は一切認めない。これに反して選手変更を行った場合は没収試合とする。 また、オーダー表に学部生が登録されていないことが確認された場合は、没収試合とする。

4. (身分証明)
各選手は対局前に互いに学生であることを証明することのできる身分証を提出する義務を有する。問題
のあったときは、運営委員会が裁定する。

5. (対局上の規則)
対局は日本囲碁規約にしたがって行うものとする。


第四章 勝敗
1. (遅刻)
対局開始宣告を15分過ぎても出場選手が着席しない場合は、不戦敗とする。ただし、しかるべき理由があるときは運営委員会の裁定により、対局が認められる場合もある。

2. (双方不戦敗)
両チームの同位選手が、ともに不出場の場合は、双方不戦敗とする。

3. (没収試合)
次の場合は没収試合とし、0-3で負けとする。
(1) 選手の不正登録の事実があった場合。 
(2) 正選手が、登録ポジション以外のポジションで対局した場合。
(3) 第二章第3条 の規則に違反して補欠選手が対局した場合。 

4.(時効)
大会期間中、次の対局開始までに告発されなかった不正は不問とする。
Bリーグ表彰式終了後は、不正の告発を受け付けない。

5.    (勝ち星同数)
両チームの勝敗が1-1の場合、チームの勝敗は運営委員会が裁定する。

第五章 罰則

次の行為を犯した大学乃至個人は運営委員の裁定により警告又は出場停止を科す。

a.  本委員会の規約に従わない場合

b.  景品の不適切な取り扱いが発覚した場合

c.  その他、運営委員における平穏且つ円滑な活動を阻害する場合


第六章 附則
1. この試合細則の解釈及び適用について疑義の生じた場合は運営委員が裁定する。
2. この細則は平成30年度春季Bリーグ団体戦より適用する。
3.     この細則は運営委員による協議によって変更される。

初版:平成20年9月作成
第2版:平成23年4月作成
第3版:平成26年9月30日作成
第4版:平成26年11月23日作成
第5版:平成27年5月23日作成
第6版:平成30年11月28日作成
Bリーグ運営委員会
委員長 久保 彩季