東京が育んだ「BABYMETAL文化」は世界征服の夢を成し得るのか
2020年3月22日
ライフ世界的人気を誇るメタルダンスユニット「BABYMETAL」。世代を超えた幅広い支持を得ている彼女たちの夢「世界征服」の可能性について、ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長の松田久一さんが解説します。
多種多様化が進む音楽市場でどう戦うのか
しかし、世界征服の物語と目標はまだ達成されていません。
Twitterのフォロワー数で比較してみると、アイドルグループの嵐が229万人、グラミー賞をとった18歳の「Billie Eilish(ビリー・アイリッシュ)」が394万人、2019年に国内で共演した「Bring Me The Horizon(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)」が192万人。それに対して、BABYMETALは36万人です(数値は全て2020年3月22日時点)。
世界の音楽市場は約2兆円(2018年IFI調べ)で2桁成長が続き、ストリーミングと新興国での成長が著しく、若者がネットで音楽を聴くようになっています。
特に無料のミュージックビデオや音楽配信は、市場のローカル性が強く出ています。アメリカ市場のラテン化の影響や音楽ジャンルの融合で、多種多様化が進んでおり、メタルというジャンルで差別化できる競争ではありません。
この市場を、どう征服していくのか――。
その目標として、5年内に最低300万人フォロワー、売り上げ300億円は必要ではないでしょうか。
・Billie Eilishのような心の闇や醜さを表現する「圧倒的な個性」とどう差別化するか
・ヘビーメタルの衰退をどうカバーするか
・世界最大のアメリカ市場をどう攻略するか
・ハードメディアとグッズ中心の品ぞろえからどう多角化するか
・ライブの強みを生かしたネット利用の収益モデルをどう構築するか
・世界を目指す組織をどうつくるか
など課題をあげれば枚挙にいとまがありません。しかし基本の原理は、BABYMETALの強みをどう生かすかです。
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