東京が育んだ「BABYMETAL文化」は世界征服の夢を成し得るのか
2020年3月22日
ライフ世界的人気を誇るメタルダンスユニット「BABYMETAL」。世代を超えた幅広い支持を得ている彼女たちの夢「世界征服」の可能性について、ジェイ・エム・アール生活総合研究所代表取締役社長の松田久一さんが解説します。
BABYMETALの魔力の源泉~敗者たちの再挑戦
BABYMETALは「魔力」や「呪術性」といった、不思議な力で人を迷わせる魅力を持っています。その力の源泉は、「3人の少女がヘビーメタルを武器に世界征服する」という物語への共感と支持です。
BABYMETALには理念があります。その実現の道のりに共感し、共に苦しむという「共感共苦」の感情が生まれます。Mates(BABYMETALのファンの呼称)さんが投映するのは、「敗れしものたち」の「実現されなかった敗者の夢」なのです。
ライブでの強烈な体験によって現れる、Matesさんたちの「業」。BABYMETALに頼り、それに憑(つ)かれるよりほかに自分を生かす道を知らなかった人たち。BABYMETALに憑かれる、人を惑わせる力はここに現れるます。「洗脳」ではなく、やむにやまれぬ感情を引き起こさせられます。こういうMatesさんたちが、BABYMETALの大きな力の源泉となっています。
アルバムの年間販売数から推定すると、約10万人が中核を形成し、少なくとも20~30万人(ほぼ公式フォロワー数)がファン層として広がっています。ライブ会場での印象から、これらは次の4グループに分類できます。
・20~30代の男女層
・40~50代の男性層
・海外ファン
・50~60代の男性層
各グループは、自分の実現できなかった夢をそれぞれに投映しています。
20~30代は単純にクールなものを追いかけており、BABYMETALには自分にない社会的評価を求めています。社会の敗者になることへの不安の代償から憧れを持っているのかもしれません。
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