大野宏
新型コロナウイルス感染拡大予防のため、営業の自粛などを余儀なくされている和歌山県白浜町の飲食店主らが、客が車から降りずに様々な弁当を購入して持ち帰れる「ドライブスルー弁当」を共同で始めた。田辺市内からも新たに参加店が増え、実施場所も増やして5月末まで続ける予定だ。
会場は田辺市新庄町の「海鮮せんべい南紀」の駐車場。午前11時から午後2時までで、スタッフが1列に並んだ車にメニューを渡して注文を聞き、各店が持ち寄った弁当を渡す。参加店はカフェ、居酒屋、ホテル、旅館と様々で、メニューも通常の弁当だけでなくケバブライスや海鮮釜飯など様々だ。8日からは田辺市内のステーキ店なども加わって9店になった。
発起人は白浜町の三段壁近くで「紬(つむぎ)カフェ」を経営する本田景士さん(38)。トルコ情緒が売りの店はテイクアウトだけに縮小しているが、来店に感染リスクがあるなど限界を感じたという。そこで、1カ所に複数店舗を集めたドライブスルー方式ならメニューは多彩になるし、対人接触は最小限になると考えた。
町内の公営駐車場は閉鎖されているため、海鮮せんべい南紀が無償で駐車場を貸してくれたという。本田さんは「10日からは田辺市内で休業しているパチンコ店の駐車場でも開いていく」と話している。(大野宏)
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8/12 23:00 時点
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