関係者によると11日、沖縄県内で新たに65人程度の新型コロナウイルス感染が確認されたことが分かった。県内は感染拡大に歯止めが掛かっておらず、玉城デニー知事は11日午後4時15分から県対策本部会議を開き、対応を議論している。
10日までの県内の累計感染者数は1179人だった。
県内の直近1週間の新規感染者数は10日時点で人口10万人あたり41・87人で、2位の東京都(17・25人)を2倍以上引き離している。高齢者や重症化リスクのある人の感染も増えつつあり、10日に初めて重症者用の病症利用率が50%台となった。
県は10日、県内で入院を必要とする患者が増えるピークは16日ごろとなる推計を発表。今後1週間は1日あたり100人、計700人の新規感染者の確認が続くと見込んでいる。玉城デニー知事が1日に発出した緊急事態宣言の効果は16日以降に現れるとみている。


