新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、沖縄県議会では、那覇空港で、来県者への抗原検査を実施する条例の制定を検討している。
県内では、7月下旬から8月にかけて、新型コロナウイルスの感染が拡大していて、9日は、過去最多の159人の感染が確認されている。
条例案は、沖縄を訪れた観光客などに、那覇空港で唾液による抗原検査を行うもので、強制力はともなわないものの、検査の結果が陰性だった場合は「証明書」を発行し、観光施設など、受け入れる側が安心して対応できることを目的としている。
沖縄県議会の赤嶺議長は、「空港での検査の実施は、島しょ県・沖縄での感染拡大防止に有効」との考えを示し、議会の調整を行い、県とも協議を進め、8月中での制定を目指している。