不法設置の慰安婦像を合法化 韓国・釜山市が条例改正

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韓国第2の都市、釜山(プサン)の日本総領事館前に不法に設置された慰安婦像が、地元自治体の条例により合法化されたことがわかった。

慰安婦像は、日本総領事館の前の歩道に2016年から無許可で設置され、日本政府は外国公館の安寧(あんねい)を守ることを受け入れ国に義務づけたウィーン条約に違反しているとして、韓国政府に撤去を求めている。

しかし、釜山市議会は2019年9月、歩道の占有に関する条例を改正し、8月4日に像の設置が合法化されたことがわかった。

日本政府は取り消しを求めたが、地元自治体は「合法的手続きで承認されたもの」として拒否した。

韓国外務省の報道官は、「国内法と外交公館の保護と関連した国際的な儀礼や慣行を考慮しなければならない」と述べたが、具体的な対応策には一切触れなかった。