伊賀署と鈴鹿署は8月11日、住居侵入・窃盗(空き巣)などの疑いで、いずれも無職のベトナム国籍の愛知県蟹江町冨吉、チャン・バン・ディン(30)=7月21日に出入国管理法違反容疑で逮捕済み=と、名古屋市北区平安、ブイ・タン・ティエム(25)=同日、住居侵入容疑で逮捕済み=の両容疑者を再逮捕したと発表した。
発表によると、2人は今年1月20日、岐阜県中津川市駒場の会社員男性(53)方に侵入して腕時計など約35点(時価計約13万円相当)を盗んだ上、付近の無職男性(71)方にも侵入して室内を物色した疑い。ディン容疑者は「生活する金が必要だった」と容疑を認め、ティエム容疑者は「覚えがない」と否認しているという。
伊賀署によると、今年2月に伊賀市内で空き巣の被害があり、似た手口の窃盗事件が発生した鈴鹿署と合同で捜査。別の岐阜県内での住居侵入事件で、ティエム容疑者を含むベトナム国籍の男計4人を逮捕し、今回の事件との関連性を調べていた。
伊賀署管内で数件あるとみられる余罪についても、両署と岐阜・滋賀両県警が共同で捜査を進めている。
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