インターネットで何か調べようとするとき、まず「Google検索」、という人が多いのではないだろうか。中でも、単語を入力する、もしくは複数の単語をスペースを空けて入力して検索するだけという人が多いようだ。
実はGoogle検索には、「検索演算子」と呼ばれる、特殊な検索条件の指定方法があり、これらをうまく使うと、より効率的な検索も行える。他にも、知っておくと便利な検索テクニックが幾つかあるので、ここでまとめて紹介しよう。
●「+」/「AND」で複数キーワードを含むWebページを検索
AND検索を行うのに、「スペース(空白文字)」を空けて複数キーワードを並べて検索、というのは、ごく普通に利用しているテクニックだろう。さらに明示的にAND検索をするには、キーワードを「+」または「AND」で追加していくとよい(「AND」は大文字にして、単語間にはスペースを空けること)。
例えば、「ITmedia AND @IT」といった具合に検索すると、両方のキーワードを含むWebページが検索対象となる。単に「スペース」を空けた場合と、「AND」で挟んだ場合では、同じAND検索のはずなのだが、検索結果が微妙に異なることがある。単にスペースを空けた検索でうまく絞り込めない場合は、「AND」を使ってみるとよい。
●「OR」でいずれかのキーワードが含まれているWebページを検索
Google検索では、検索キーワードの補完機能があるため、例えば大文字と小文字や平仮名と片仮名などは、どちらでも同じような検索結果が得られることが多い。例えば、「マイクロソフト」と「Microsoft」では、ほぼ同じような検索結果となる。そのため、わざわざ両方のキーワードを「OR」で並べるOR検索の必要性はそれほど高くないかもしれない。
ただ「ITmedia」と「@IT」のように異なるキーワードのどちからを含むWebページを検索したいような場合、OR検索を使うと、両方の検索キーワードを検索した結果を合わせたものが得られる(「OR」は大文字で、キーワード間に「スペース」を空けること)。
●「-」で特定の検索キーワードを含まないWebページを検索
複数の検索キーワードのうちで、特定の検索キーワードを含まないような結果を得たい場合、除きたいキーワードの前に「-(半角マイナス)」を付けるとよい。
例えば、「マック」について調べたいが、「マクドナルド」については除外したいような場合、Googleの検索ボックスに「マック -マクドナルド」と入力すれば、「マック」の検索結果から、「マクドナルド」が含まれるWebページが除外されるため、1回で検索結果の絞り込みが行える。
●「*」で検索キーワードを補完して検索
人の名前や地名など、うろ覚えで正確に思い出せないような場合、検索キーワード内に「*(アスタリスク)」を挿入するとよい。アスタリスク(*)の部分が適当に補完されて検索が実行される。
●「"<キーワード>"」で複数語の完全一致検索
キーワードにスペースが含まれるような場合、そのまま検索してしまうと、上述の通り、AND検索になってしまい、思ったような検索結果が得られないことがある。
例えば、「Windows 10」を検索するような場合、そのまま検索すると「Windows」と「10」を含むWebページが検索結果として得られてしまい、「Windows 10」以外にも、「Windows」と「10年」といった「Windows 10」に関係ないWebページも対象となってしまう。
このような場合、キーワード全体を「"」で挟んで「"<キーワード>"」といったように検索すると、スペースを含む語句の「完全一致」で検索が行われる。
例えば、「"Windows 10"」として検索を行えば、「Windows 10」が完全一致で含まれるWebページが検索結果として得られる。ただし、「Windows 10」のような「メジャーなキーワード」は、Google検索側で適宜補完処理され、完全一致として優先して検索される。そのため、あえて「"」で挟まなくても、ほぼ同じ結果が得られるようだ。
●「@」でソーシャルメディアを検索する
Twitterやインスタグラムなど、ソーシャルメディアを情報の入手先とする人も多くなっている。そのためソーシャルメディアを優先した検索を行いたいという場合もあるだろう。そのような場合、検索キーワードの後にスペースを空けてから、ソーシャルメディアの名前の前に「@(半角アットマーク)」を付けて指定すると、そのソーシャルメディアが優先された検索が行われる。
例えば、「山手線 遅延 @twitter」と検索すると、山手線の遅延に関するTwitter上のツイートなどが優先されて検索される。同様に「@instagram」とすれば、インスタグラム上の画像なども検索可能だ。
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