変わらず朝はやってくる

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いつものように午前3時に起き、自分でやってみたけど

まったくイケず。起きてお風呂につかり、仕事して。

今までは夫にやってもらっていたゴミ出しにでかける。

近所の方は変わらず、「おはよう」の声をかけてくださる。

夫がいないことを除き、今までと変わらない日常を送っている。

 

今日は子供たちにねだられ、松島にいく。

いい天気だし。

 

昨日は子供リクエストで、一緒に写真を見ながら、

パパの思い出話をしてあげた。松島で撮った写真をみつけ

「連れて行ってほしい」

とのこと。子供たちにとって、パパはパパなのだ。

少し余裕ができたので、子供たちとたっぷり遊んだ。

楽器の練習をして、茶道の真似事をし、料理をした。

長女の指しゃぶりは、みられなくなった。

うん私、やっていけそう。そう思えた。

 

厚労省をやめ、32歳で研修医からやり直し

忍耐の末専門医資格をとり、家を買い、子どもが二人でき、

借金して開業もした。なぜすべてをなくすことを知っていて、逮捕されるようなことをしたのか。とりあえず、山本氏の口座に振り込まれたという130万では、説明しきれないでしょう。犯罪心理学の専門家らにお任せして、私は日常を生き抜いていく。

 

容疑者家族になってみてしみじみわかったこと。

家族が逮捕されたとき、親が悪い、配偶者が悪い

と責め立てる人がいるけど。逮捕されるようなこ

とをさせないために、何かできたことがあるかと

考えても、思い当たることは一つもない。何も

わからない子どもなら、教え諭す責任があるだろ

うが。成人である夫は、やっていいこと悪いこと

わかっていてなお、やったのだから。そして悪い

事だと知っていたから、隠していたのだから。


 

あれはいつのことだったのか、思い出そうとするけど、時期は特定できない。

「今日、看取りしました。いいことしました」

と夫が言っていたことがある。医師が看取りをするのは、日常の診療なので、気にも留めなかった。

 

人間だから、心の中でもやもや黒黒としたイライラや

衝動が湧くことは、誰しもあるだろう。だけど

深呼吸して、コントロールするでしょ。社会の

一員でいつづけるために。家庭や職場を守るため

にね。

 

報道では、やや誇張しながら、夫のことを

「優生思想の持主」だの「安楽死教を名乗っていた」

など言われたが。医療福祉従事者の本当に気の置ける

仲間内では、よくかわされる内容の一つに過ぎない

本音だ。特に現場入りたての頃は、悩むものだ。

「この人を助ける意義はあるのか。また家族に

負担をかけることがわかっているのに」

というケース。

「本人は延命治療を望んでいないのに、年金を

家族に残すために生かされている命。入院中な

ので、病院に診療報酬を入れるために、生かされ

ている命。家族が家では面倒がみられないばっかりに」

などなど。

 

だけどそこは「仕事だから」と折り合いをつけて

日々の業務を行っていくのが多くの医療従事者だ。

 

かんがえるだけ、妄想するだけ、なら誰しもある。

行動に移してしまったのはなぜなのか。

私にはさっぱりわからないし、ゆえに止められた

とも思えないのだ。

家庭以上に大切にしたいものがあったということ

なのだろうから、妻の私にわかるわけがないので

ある。

 

私にとって11月30日は、特に思い出すこともない、忙しい日常の中の一日でしかなかった。だけど今年からはきっと、心を痛める日になるのだろう。

 

転載可です。