13(サーティーン) 第2話 桜庭ななみ、青柳翔、遊井亮子、石川瑠華… ドラマの原作・キャスト・主題歌など…


出典:『<オトナの土ドラ>・13(サーティーン) #02【隔絶と恋慕】』の番組情報(EPGから引用)


2020/08/08(土) 23:40:00 ~ 2020/08/09(日) 00:35:00
<オトナの土ドラ>・13(サーティーン) #02【隔絶と恋慕】[字]

新たに発生した少女の誘拐事件。防犯カメラの映像から百合亜(桜庭ななみ)を誘拐した黒川一樹(藤森慎吾)と判明する。一方、元恋人の渉(井上祐貴)と再会した百合亜は…

番組内容
百合亜(桜庭ななみ)の事情聴取が進展しない中、隣町で8歳の少女の誘拐事件が起きた。永井(青柳翔)と佐緒里(遊井亮子)は、犯行の瞬間をとらえた防犯カメラの映像を百合亜に見せるが、百合亜は「カズキ」と答えただけで黙り込んでしまう。

百合亜の26歳の誕生日を迎えた相川家では、麻美(板谷由夏)ら家族が百合亜を祝う。相変わらずギクシャクし気まずい空気が流れる中、テレビで誘拐事件のニュースが報じられる。画面に
番組内容2
映し出されたのは防犯カメラに映った黒川一樹(藤森慎吾)の顔。百合亜はその画面を真剣なまなざしで見つめる。
翌日、百合亜のもとへ、元恋人の渉(井上祐貴)が訪ねてきて…。
出演者
桜庭ななみ 
青柳翔 
遊井亮子 
石川瑠華 
井上祐貴 

藤森慎吾(オリエンタルラジオ) 
神保悟志 

板谷由夏
スタッフ
【原作】
Based on the original BBC Series “Thirteen”, written by Marnie Dickens.

【脚本】
浅野妙子

【音楽】
吉川慶

【主題歌】
「愛錠」LiSA(ソニー・ミュージックレーベルズ)

【企画】
市野直親(東海テレビ)

【プロデューサー】
遠山圭介(東海テレビ) 
浅野澄美(FCC)

【協力プロデューサー】
松本圭右(東海テレビ)
スタッフ2
【演出】
水田成英(FCC)

【制作】
東海テレビ放送 
FCC
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【公式サイトURL】
https://www.tokai-tv.com/io/13/

【公式ツイッター】
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13(サーティーン) 第2話 桜庭ななみ、青柳翔、遊井亮子、石川
  1. 永井
  2. 佐緒里
  3. 麻美
  4. 百合亜
  5. 千帆
  6. 宗一
  7. 一樹
  8. 黒川
  9. ミサ
  10. 喜美子
  11. 香奈
  12. 職員
  13. お姉ちゃん
  14. お前
  15. パパ
  16. ママ
  17. 監禁
  18. 部屋
  19. ハッピーバースデー
  20. ホント


『<オトナの土ドラ>・13(サーティーン) #02【隔絶と恋慕】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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(百合亜)相川 百合亜です。

ずっと 監禁されてました。

(麻美)あの子が 生きてたの。

(佐緒里)あの子
絶対に 何かを隠してる。

(千帆)ホントに お姉ちゃん?

(千帆)あの人 家に帰ってきてから
1回も 笑ってない。

(宗一)お前は 怖くないのか?
あの子が。

(麻美)自分の娘よ。
何が 怖いの?

(千帆)13年 たったんだよ。

その間に パパも ママも
変わった。

(佐緒里)何で 黙ってるの?
何か 言えないことがあるの?

(麻美)あの子が
いなくなったんです。

(永井)周囲一帯に
配備を お願いします。

(宗一)何で ずっと
見張ってなかったんだ?

(麻美)何か あると
必ず 私の責任なのね?

渉君は 変わんないね。

私は 変わった。

(渉)変わらないとこも あるよ。

≪怖がらないで。
何もしないから。

(佐緒里)相川 百合亜が
拘束されてた場所が 見つかった。

(永井)これが あるから
アジトのこと 隠してたのか。

(佐緒里)隠してるのは
これだけじゃないかも。

(麻美)歩き回るの やめて。

(宗一)心配なんだよ。
お前は そうじゃないのか?

(麻美)私は
ずっと あの子のこと 心配してた。

(麻美)あの子のことを
考えない日は なかった。

あなたは どうなの?

あなたは
あの子を捨てて 出てった。

心配で 死にそうな
私のことも 置いて。

あの子のことを
忘れてたこと あるんじゃないの?

(宗一)俺だけが 悪いみたいに
言わないでくれ。

そもそも 百合亜が
家を出てったときに

すぐに 気付かなかった
お前が 悪いんじゃねえか。

だから そうやって
何もかも

私のせいにしないでって
言ってんの!

(千帆)2人とも
いいかげんにしてよ。

(千帆)もう いいよ。 パパ。

さっさと 女のところ
帰りなよ。

(千帆)そっちの方が ずっと
居心地が いいんでしょ?

こうやって 目の前で
ケンカされるより よっぽど まし。

お姉ちゃん 安心させるために
見掛けだけ 仲良くするなんて

無理だったんだよ もともと。

ずっと前に
とっくに 壊れてんのに。

≪(ドアの開閉音)

(麻美)百合亜。
(宗一)どこ行ってたんだ お前は?

(麻美)やめて。
百合亜は 悪くない。

よかった。

(麻美)もう どこにも 行かないで。

♬~

♬~

(永井)どうぞ。

(永井)君が監禁されてた アジトが
見つかった。

もう 誰も いなかった。

おととい 南日留栄市で
8歳の女の子が 誘拐された。

その子と 男が 一緒に写ってる
画像がある。 見てくれるね?

♬~

はっ。

♬~

君を監禁したのは
この男かな?

(永井)ホントのことを
教えてほしい。

この男は
どこの どいつなんだ?

カズキ。

カズキ。

男の名前ね? 名字は?

それで 他には?

♬~

(永井)はぁ。 何で 名前しか
言ってくんないんだよ?

もうちょっと 色々
しゃべってくんねえかな?

(佐緒里)あの子が
しゃべり出すのを 待ってたら

らちが明かない。
もう一度 事件を 洗い直しましょ。

(永井)これは?
(佐緒里)13年前の資料。

あのとき 最初に疑われたのは
誰だったと思う?

(永井)誰だったんですか?
(佐緒里)百合亜の 中学の担任の

岸 秀和。 彼女が 「岸先生と
会う」って メモを残して

家を出て
それから 失踪したから。

(永井)でも 実際は
シロだったんすよね?

(佐緒里)彼女は その日
岸 秀和に 会えなかった。

会いに行く途中で
足取りが 途絶えたから。

でも この担任と 彼女の間には
色々と 噂があった。

噂?

(まどか)百合亜って
確かに 昔っから

妙に 雰囲気があったから

おじさんと
付き合ってんじゃないかとは

言われてたよね?
(香奈)そうそう。

確か 援交してたって
話でしょ?

(永井)援交って 援助交際?
で 実際 してたのかな?

(まどか)ほら。 先生と
付き合ってるって噂あったじゃん。

(香奈)そうそう。
(永井)先生って 担任の…。

(香奈・まどか)そう。 岸ちゃん。

(香奈)私 見たこと あるもん。
2人が 図書室で

こそこそ 話してんの。
(永井)でも 教師と 生徒だよね?

(香奈)そんなこと
よくあることじゃん。

(まどか)岸ちゃんって イケメンで
女子に 人気あったから

やっかみとかも あったかもね。

(香奈)私は 怪しいと思うな。
超 怪しい。

(香奈)怪しいよね。
絶対 そうだよね。

(永井)ありかな。
13と 30で。

(永井)うん?

(永井)こいつ…。

(永井)田辺さん。 これ。
これ 見てください。 この男。

(佐緒里)黒川 一樹。
日留栄第二中の

用務員だったんでしょ? んなこと
とっくに 分かってるわよ。

(永井)あっ。
あっ。 そうっすか。

(永井)黒川 一樹は
2003年から 2007年まで

君のいた中学校の
用務員だった。

誘拐された日

君は 黒川に 初めて
会ったわけじゃなかったんだね?

黒川のことを 知っていた。

知りません。

よくは 知らなかった。

(佐緒里)でも 顔は
知ってたのよね?

二人きりで 話をしたことは?

このままだと 合意の上で 彼に
ついてったって 思われるわよ。

田辺さん ちょっと。
(佐緒里)何?

ちょっと 出てってもらえませんか?
(佐緒里)何で?

ちょっと ここは
僕に 任せてください。

お願いします。

君ってさ 誤解されやすい
性格だよな。

当時の同級生に
聞き取りしてて 気付いたんだ。

顔が カワイイのに
人に なびかないから

女子の反感を 買う。

家に帰ったって…。
13年も離れてた 家族だもん。

そんなに急に
気持ちが 通じるわけじゃないし。

そうやって 離れてた間

君が どんな目に
遭ってきたかなんて

誰にも 分からない。
分かるわけない。

分かられたくないって
君が思ってるなら なおさらだよ。

でもさ 君は ホントは

誰かに 話したいって
思ってるんじゃないか?

家族には 話せないこと。

≪(一同)♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」

♬「ハッピーバースデー
ディア 百合亜」

♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」

(麻美)おめでとう。 百合亜。
(宗一)おめでとう。

ありがとう。

おいしい。

(麻美)よかった。
味付けは? 変わってない?

(千帆)今日は 手で食べないんだ?
(麻美)千帆?

(千帆)ねえ? 毎日 どんな ご飯
食べてたの?

ご飯は 男の人が作ってくれたの?
(麻美)千帆。

そういうこと聞くの やめなさい。
(千帆)知りたくないの? ママは。

ママは 百合亜が
話したくないことは聞きたくない。

(麻美)でも こうやって
百合亜の お誕生日を

家族みんなで また
お祝いできるって 夢みたい。

(麻美)でもね ママは

いつか こういう日が
必ず 来るって 信じてたのよ。

(千帆)テレビ つけていい?

(アナウンサー)
南日留栄市内の公園で

スーパーで 買い物をしていた
父親を待つ姿を 目撃されて以降

行方不明と なっています。

警察によると 公園の近くに
設置された 防犯カメラに

男に連れ去られる 麗花ちゃんの
姿が 写っていることから

この男が 麗花ちゃんを
誘拐したとみて 映像を公開し

情報提供を 求めています。
(麻美)消して。

(アナウンサー)防犯カメラの映像から
男は 都内に住む

黒川 一樹 容疑者と みられ

現在 行方が
分からなくなっています。

また 黒川容疑者は
今月 3日に 保護された

相川 百合亜さんを
13年間 監禁していた…。

(宗一)ったく。
警察は 何 やってんだ?

犯人を いつまで
野放しにしとくつもりなんだ?

(麻美)消しなさいって言ってるの。
消さないで!

(正隆)私のせいなんです。

私が あの子を
店に連れていっていれば…。

(正隆)皆さん お願いします。
娘 麗花を 助けてください。

(千帆)お姉ちゃんが
帰ってきて。

でも 入れ替わりに
誘拐された子が いるんだよね?

(麻美)貸しなさい。

(麻美)百合亜は 帰ってきた。
それで いいじゃない。

今は 余計なこと
考えないように しましょ。

(宗一)そうだよな。
みんなで 食べよう。

(宗一)よし。 じゃあ お父さんの
イチゴを あげよう。 よっ。

いただきます。

♬~

♬~

(一同)《♬「ハッピーバースデー
ディア 百合亜」》

《♬「ハッピーバースデー
トゥ ユー」》

(麻美・渉)《おめでとう》
(百合亜)《ありがとう》

(渉)《はい。 これ プレゼント》
《いいの?》

(百合亜)《ありがとう。 やった》

(ミサ)お待たせ。

どうしたの?
ぼんやりしちゃって。

(渉)いや。 別に。 行こうか。
(ミサ)うん。

(一樹)おなか すいてたんだ?
一生懸命 食べてる。

(一樹)うまいだろ?
前にいた子も 喜んでくれたんだ。

(麗花)前にいた子?

(一樹)僕の恋人だよ。

ゆりりんって いうんだ。

(佐緒里)ここにいる 母親が
黒川 一樹の

唯一の身内なのよね。

(永井)3カ月に 一度ぐらいは
見舞いに来てたって

職員が 言ってました。

(佐緒里)案外 ちゃんと
してたんだ? そういうとこ。

(永井)検品工場のバイトも
問題なく 勤めてたし

外づらだけは 悪くないんですよ。
黒川って男は。

真面目で
しっかりしてそうに 見えて。

でも よくあるじゃないですか。
そういう ケースも。

≪(職員)お待たせしました。

(佐緒里)
黒川 喜美子さんですよね?

(喜美子)誰?
(職員)警察の方ですよ。

(永井)日留栄署の 永井です。

黒川 一樹さんの
お母さまですよね?

(永井)一樹さんは よく ここに
来られるんですか?

(職員)「息子さんは
会いに来ますか?」って。

(喜美子)うーん。
どうだったかしらね。

(職員)認知症の症状が
だいぶ 進んでるんです。

(永井)この人 息子さんですよね?

(佐緒里)この人 息子さんの
一樹さんですよね。

(佐緒里)しょうがないわね。

(喜美子)ゆうくん?
ゆうくん?

(永井)ゆうくんって。
一樹じゃないんですか?

(喜美子)ゆうくん。

(佐緒里)この人
知ってるんですか?

(喜美子)ゆうくん。 ゆうくん。

(職員)これ 息子さんですね。
この人なら たまに来てました。

(永井)えっ?
(佐緒里)息子さん?

(職員)はい。
(喜美子)ゆうくん。 ゆうくん。

フフフ。
ゆうくん。 ゆうくん。

(永井)やっぱりな。
戸籍には 一樹しか載ってない。

(佐緒里)でも 弟が いたのよね。
ゆうくんっていう。

近所に 聞き込みは してみたの?

(永井)この男を 見てないか
近隣の住民に 当たってみました。

(永井)みんな 知ってましたよ。

この男は あの家に
しょっちゅう 出入りしてた。

っていうか
住んでたんでしょう。

家の前で 猫に 餌をやるんで
野良猫が 集まっちゃって

近所の主婦から 何度も
クレームを 受けたりしてました。

(佐緒里)働いては いたの?
(永井)いえ。

ずっと
引きこもりだったみたいで。

母親が 元気な間は
面倒 見てたんでしょう。

15年前に 若年性の
アルツハイマーで 施設に入院して

そのあとを 一樹が 引き継いだ。

つまり 黒川 一樹は
引きこもりの弟を

ずっと 養ってたってこと?
相川 百合亜を 監禁しながら?

そうなりますね。 でも 彼女は
隠し部屋に いたから

存在を
知らなかったのかも しれない。

でも 13年よ。
ずっと 一緒に住んでて

13年も 隠しきれるもの?
(永井)さあ。

(佐緒里)で? その弟は
どこに いるの? 今。

(永井)分かりません。

(永井)すいません。

♬~

≪(宗一)ごめんな。
こんな時間にしか電話できなくて。

≪(宗一)分かってるよ。 うん。
落ち着いたら 帰るから。 えっ?

いつまでって それは…。

あした 会社で会えるだろ。
そのときに また。

♬~

♬~

(チャイム)

(渉)ご無沙汰してます。

(麻美)渉君。 お久しぶり。
(渉)百合亜さんは?

(渉)これ。
誕生日 おめでとう。

遅くなって ごめんね。

ありがとう。

何か 俺に できること あるかな?

千帆。

(千帆)何?
お願いが あるんだけど。

(千帆)ご自由に どうぞ。

下手くそ。

下地 塗ってからじゃないと
ファンデーションは つかないよ。

貸して。

♬~

(渉)すみません。
急に来て。

(麻美)ううん。 ありがとう。
あの子のこと 覚えててくれて。

私ね 今 あの子に どんな言葉を
掛けてあげたらいいか

正直 戸惑ってるの。

でも 渉君なら
そんなこと ないわよね。

(麻美)これからも
時々 遊びに来て。

はい。

≪(足音)

♬~

♬~

(渉)変わってないだろ。
こっからの景色も。

うん。

(渉)これ プレゼント。

百合亜の 好きそうな曲
入れといた。

お前のいない間に
はやってた曲。

♬~

♬~

♬~

♬~

私 ずっと
渉君のこと 考えてた。

すごく。
すごく つらかったけど

いつか 終わる。

そしたら いつか 渉君と
会えるんだって思って

諦めなかった。

いつか 助けに来てくれるかもって
思って。

何度も 夢に見てた。

ごめん。
俺 何にも できなくて。

♬~

いいの。

会えたからいい。

♬~

♬~

(シャッター音)

(渉)じゃあ。
うん。

≪ごめん。 今 いいかな?

(永井)聞きたいことが あるんだ。

(永井)この写真の男性 知ってる?

(永井)黒川 優樹。
一樹の弟だよ。 知ってるよね?

君が 監禁されてる間 ずっと
あの家に 一緒に住んでたんだ。

見てないはず ないんだけど。

(永井)よく見て。 この顔。

ついてきて。
見てほしいものが あるの。

♬~

♬~

(永井)怖いよな?

ずっと ここに
閉じ込められてきたんだ。

でも 勇気を出してほしい。

今 閉じ込められてる子を
救うためにも。

♬~

(永井)この先が 君が
閉じ込められてた部屋だ。

(永井)開けるよ。

♬~

♬~

嫌。 嫌。 嫌。 嫌!

(永井)悪かった。 まだ 早いよな。
あの部屋に 入るのは。

(佐緒里)どうしたの?
何が 嫌なの?

(佐緒里)あなた。 本当に ずっと
あの部屋に いたの?

この部屋にも 複数の人がいた
痕跡が残ってる。

食事は ここで
食べてたんじゃないの?

(佐緒里)あなたは
鍵の掛かった部屋に

ずっと 閉じ込められていた
わけじゃない。

時々は 外に出て
黒川と 一緒に過ごしてた。

それなら 弟の優樹にも
会ったことが あるんじゃないの?

(佐緒里)だったら
何で それを隠すの?

(永井)もう いいですよ。
これ以上 やめてください。

この子は 被害者なんですよ。

(千帆)何 これ? ママ?

(麻美)うん? どうしたの?
(千帆)お姉ちゃんの写真が出てる。

(麻美)えっ?

♬~

(ミサ)何で こんなことに
なってんの?

(渉)百合亜の誕生日に
会いに行った。

(ミサ)で?

(渉)彼女が 遠くに行きたいって
いうから バイクで連れ出した。

撮られてるなんて
思わなかった。

(ミサ)そういう問題じゃ
ないでしょ。

あの子は つらい思いを
してきたんだよ ずっと。

今 百合亜には
頼る人が いないんだ。

だから?

だから 人のもの 取っていいって
ことには なんないでしょ。

13年も前なのに どうして?

(ミサ)信じらんない。 まるで
呪いが かかってるみたい。

あの子は 魔性の女なのよ。
13年前も 今も。

この記事に 書いてあるみたいに。
(渉)違う。

それは 違うよ。

(ミサ)渉。 どこ 行くの?

(宗一)何なんだ それは?

何で そんな軽率な行動
取るんだ?

お前は 今 世間から
注目されてんだぞ。

ここに押し掛けた マスコミ
見れば 分かるだろ?

人に 後ろ指を
さされるようなこと するな。

いいか? 当分 家から出るな。
ここに こもってろ。 分かったな?

パパに そんなことが 言えるの?
(宗一)はっ?

私は 人に見られて
恥ずかしいことは 何もしてない。

(麻美)どこ 行くの?
渉と 話してくる。

(宗一)待ちなさい。
出るなって 言っただろ!

触らないで!
私 もう 26だよ。

大人なんだよ。
セックスだって 知ってる。

パパが よその女の人と 夜中に
こそこそ 電話してるのも

分かってる。 遠慮しなくていいよ。
好きにすれば?

ただ 私が 会いたい人に会うのを
邪魔しないで。

お前のことが 心配なんだよ。
心配なんか しなくていい。

私は ずっと
一人で 生きてきたんだから。

♬~

♬~

ミサ。

久しぶりだね。 百合亜。

今ね 私 渉と 暮らしてるの。

毎日 一緒にいて
店も 手伝ってる。

(ミサ)これ 去年の クリスマスに
渉が くれた 指輪。

もう 親にも 挨拶して

ことし中に 入籍するって
約束してる。

ごめん。 伝えてなくて。

(ミサ)長いよね。 13年って。

その間 渉の隣にいたのは
私なんだよ。

渉が 高校 卒業して
苦労して 働いて 資金 ためて

店 出すまで 見てたのも 私。

あんたの時間は
止まってたのかもしれないけど

私と 渉の時間は
ずっと 動いてた。

だからさ
もう 邪魔しないでよ。

♬~

(千帆)みっともない。

(千帆)男に 振られて どか食い?

(千帆)分かるよ。
私も 経験あるし。

お姉ちゃんが いなくなって
私 6回ぐらい 失恋してるし。

こっちも
色々 大変だったんだよ。

パパと ママは
ケンカしてばっかだし

就活 うまくいかないし。

お姉ちゃんが どんなに
ひどい目に 遭ってたかは

分からないけど

こっちは こっちでさ
あるんだよ 色々。

だから もう 自分だけが
不幸だったみたいな顔しないでよ。

私 お姉ちゃんのこと
よく 分かんないって思ってた。

でも 今は そんなこと思わない。

さっき カッコ良かったよ。

パパに 言いたいこと
言ったとき。

♬~

♬~

(麻美)子供 子供だと
思ってても

いつの間にか 大人に
なってるのね。 子供って。

(宗一)さみしいよな。

(宗一)誕生日だけじゃない。

高校の入学式。 卒業式。
あと 成人式か。

ホントは
色々 あったはずじゃないか。

あの子が
大人になっていくところを

見ていたかったよ。

ずるい。

あの子から
逃げたくせに

いまさら そんなこと 言うなんて
ずるい。

そうだよな。

♬~

《嫌。 嫌。 嫌》

ホントに やるんですか?
(佐緒里)もちろん。

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

《いない いない ばあ》

《いない いない ばあ》

(永井)これは…。
(佐緒里)やっと 分かった。

あの子が ずっと 隠してたのは
これだったのよ。

♬~

♬~


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