鉄板設定。そんなものはありませんが、こうすればそこそこ快適にFFmpeg配信ができるんじゃないかという設定の紹介です。 どちらかと言えばPCゲーム配信メインの人にお勧めの設定です。(もちろんコンシューマーゲーム配信もできます。)
*この記事は、Zeranoe FFmpeg builds 2012-08-16版を元にしています。 *この記事は、FFMPEG Launcher Ver.0.0.1.8を元にしています。(頻繁にアップデートされているので要確認) 1.アマレコTV&アマミキ! , AMVビデオコーデック , SCFFのインストール アマレコTV&アマミキ!でライブ機能を使うには、同梱のlive_setup115b.exeを忘れずにインストールしてください。 AMVビデオコーデックには、インストーラが付属しているので普通にインストールしてください。 SCFFはx86版をダウンロードし解凍したのち、install-x86.batを実行しインストールしてください。 ※SCFFはインストール後にフォルダを移動してはいけません。移動してしまった場合は、再度install-x86.batを実行してください。 参考:" Streaming "等わかりやすい名前のフォルダを予め作成しておき、配信関連ツールをまとめておくと便利です。 参考:デスクトップ上にショートカットを作成するなど、便利に使えるよう工夫しましょう。 2.アマレコTVの設定 アマレコTVヘルプページを見ながら、プレビューができる状態まで一通り設定してください。 ※今回の配信設定ではアマレコTVライブ機能を使いません(アマミキのライブ機能は使います。)ので、プレビューさえできればOKです。 ※Windows Vista以降のOSだと、
アマレコTV&アマミキ! の初回起動時にメッセージが表示されますので、キーボードのシフトキーを押しながらOKボタンを押してください。 3.アマミキ!の設定 ①録音デバイスの設定 PC再生音(AmaRec Core Audio Capture)とマイクを指定する。 ※AmaRec Core Audio Captureでエラーが出る場合は、こちらのヘルプ記事を参考に。 ②アマミキのライブ機能の設定 ライブ機能を使うにチェックし、サンプリングレートを44100にしておく。 ③サウンドルーティングの設定 音を配信するデバイスにチェックする。再生にチェックするとハウリングするので注意 4.FFMPEG Launcherの設定 ①FFMPEG Launcherを起動し、【FFMPEG】基本設定より下記画像を参考に設定してください。 ※自動認識のチェックを外し、入力解像度を必ず指定すること。SCFF側でリサイズするため、入出力の解像度を合わせましょう。 ※ " 768x432 " " 960x540 " " 1088x612 "等、任意の解像度を指定したい場合は、FFMPEGLauncher.config.xmlに追記してください。詳細はMore Tipsに。 ②【FFMPEG】基本設定→【出力】より配信先を設定 ③【FFMPEG】高度な設定→共通設定より下記画像を参考に設定してください。 ※今回はSCFF側でリサイズするため、FFmpeg側のリサイズオプションは反映されません。 ※配信が落ちてしまったり安定しない場合は、スレッド数をコア数より少なくするといいかもしれません。例:2コアならスレッド数1 ただし、処理能力はスレッド数に比例します。 ※長時間配信時に音ズレする場合は、音声同期にチェックを入れてみてください。改善するかもしれません。 ④【FFMPEG】高度な設定→コーデックより下記画像を参考に設定してください。 ※プリセットとは簡単に言うと圧縮率です。同一ビットレートなら、より負荷の高い(より高度なエンコードができる。)方が高画質になります。 プリセットのみで画質を上げるには限界があります。低負荷プリセットでもビットレートを多めに盛ることで低負荷高画質に配信することができます。 ⑤【FFML】設定→一般より下記画像を参考に設定してください。 ※ffmpeg.exeはFFmpegのbinフォルダ内にあります。例:C:\Streaming\ffmpeg-20120816-git-f0896a6-win32-static\bin\ffmpeg.exe ⑥【FFML】設定→ツールより下記画像を参考に設定してください。 ※ffplay.exeはFFmpegのbinフォルダ内にあります。例:C:\Streaming\ffmpeg-20120816-git-f0896a6-win32-static\bin\ffplay.exe 5.SCFFの設定 SCFF(scff-app.exe)を起動し、下記画像を参考に設定してください。 ※配信開始後にSCFFを起動すれば、ターゲットプロセス(ffmpeg.exe)が自動で認識されます。ターゲットプロセスが認識されていない場合は、Refreshを押す。 ※リサイズ方法は、Lanczos+Accurate Roundingがシャープにリサイズでき最も高画質になります。その反面負荷が高いので、重いと感じる場合はAccurate Roundingを外すか より負荷の軽いAreaやBicubicなどを使いましょう。デフォルトのリサイズ方法であるAreaは色の変化も少ないですし、負荷と画質のバランスを考慮すればベストかもしれません。 60fps配信する場合は、Lanczosだと処理が間に合わずカクカクになるかもしれません。AreaやBicubicならたぶん大丈夫でしょう。 6.FFMPEG Launcherで配信する。
配信に利用する各種ツールを立ち上げ、配信開始ボタンを押すだけで簡単に配信することができます。SCFFの起動は配信開始後でOKです。 以上で設定完了となります。
*CaveTubeで配信する場合は、More Tipにある「CaveTube配信でビットレートを表示する設定」も合わせて行いましょう。
・CaveTube配信でビットレートを表示する設定
CaveTube上で既定ビットレートを表示するには、手入力設定にてメタデータに映像ビットレートを指定してやればOKです。例:vol 256 -metadata maxBitrate="1000k" -f flv ※品質基準VBRの場合、メタデータ無しだと既定ビットレートが" 0kbps "となるのでP2Pノード管理に不都合が生じる恐れがある。快適に配信するためのおまじないと考えてください。 ・FFMPEG Launcherに任意の解像度を追加する設定
FFMPEG Launcherフォルダ内のFFMPEGLauncher.config.xmlを編集することで、任意の解像度を追加することができます。 Tipsはまた後日追記予定
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