親バカ青春白書 第2話 ムロツヨシ、永野芽郁、中川大志、今田美桜、戸塚純貴… ドラマの原作・キャスト・主題歌など… New!


出典:『親バカ青春白書②【娘の恋心に親はどう向き合う?】』の番組情報(EPGから引用)


2020/08/09(日) 22:30:00 ~ 2020/08/09(日) 23:25:00
親バカ青春白書②【娘の恋心に親はどう向き合う?】[解][字][デ]

娘と同じ大学に入学した親バカな父が誰よりも青春謳歌!?ムロツヨシGP帯初主演!「今日から俺は!!」スタッフ再集結で、福田雄一が手掛けるオリジナルドラマ!

出演者
ムロツヨシ、永野芽郁、中川大志、今田美桜、戸塚純貴、小野花梨、谷口翔太 平埜生成/濱田めぐみ、野間口徹、新垣結衣

大ヒット上映中「今日から俺は!!」メンバーがゲスト出演!!何話のどこで誰が出るかは見てのお楽しみ!メンバーとの「親バカじゃんけん」も是非チャレンジしてください。
番組内容
畠山(中川大志)の部屋にお化けが出るという話で盛り上がった同級生たちが畠山の家で肝試しを企画。さくら(永野芽郁)を心配して当然同行するガタロー(ムロツヨシ)だが、そこで畠山がある“秘密”をカミングアウト!想定外の事態にさくらの恋に嵐の予感…!?さらに、一同を不気味な心霊現象と霊媒師(?)が襲う!親バカの勘違いが巻き起こす予測不能な青春・ラブ・ホラー(?)コメディー!
監督・演出
【演出】福田雄一
原作・脚本
【脚本統括】福田雄一
【脚本】穴吹一朗
音楽
【音楽】瀬川英史
制作
【プロデューサー】高明希、鈴木大造、白石香織
【制作協力】AXON
おしらせ
【HP】ntv.co.jp/oyabaka/
【Twitter】@oyabaka_ntv
【Instagram】@oyabaka_ntv


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親バカ青春白書 第2話 ムロツヨシ、永野芽郁、中川大志、今田美桜
  1. ハタケ
  2. お父さん
  3. 普通
  4. ガタロー
  5. 寛子
  6. 根来
  7. 美咲
  8. ダメ
  9. ホント
  10. 畠山君
  11. ハァ
  12. ヤツ
  13. 小比賀太郎
  14. 弟子
  15. ウェ
  16. お化け
  17. お前
  18. 弟子入
  19. 霊媒師
  20. バカ


『親バカ青春白書②【娘の恋心に親はどう向き合う?】』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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どう? 見える?

(小比賀さくら) はい すごいです。

宇宙って広いでしょ。

はい すごいです。

この広い宇宙の中で

君と僕が出会うなんて

これこそ… 奇跡だと思わないか?

はぁ…。

すごいですね。

(手が触れ合う音)

あれっ。

さくらちゃんの手って
意外と しっかりして…。

誰!?

えっ!? 何してんの?

(小比賀太郎) 星空が
あまりにもロマンチックだったから…。

ねっ? 先輩。

気持ち悪ぃな
何なんだよ? おっさん!

あっ ごめんなさい
私のお父さんです。

はっ!? お父さん?

お父さん 連れて来ちゃったの!?

連れて来たっていうか…。

文学部1年 小比賀太郎です。

えっ… 1年? 冗談でしょ?

冗談じゃないです~
娘と一緒の1年です~。

(寛子) ねぇ! ねぇ! ねぇ!

さくら このサークルにしよ。

ん?
ほら 見て。

あの先輩が「寛子ちゃんに
絶対 入ってほしい」って。

寛子って
ああいう人がタイプだったんだ。

うちら 大学生なんだし
せっかくなら彼氏 欲しいじゃん。

まぁ そうだけど…。

焦ることないと思うな
まだ未成年だし。

寛子は 天文の先輩と
付き合うんでしょ?

今度 2人で
グランピング行くんだ~。

グランピング!?
(美咲) 進展の速さ えぐっ!

グランピングって何?

オシャレなコテージに
泊まったり

何か こう ワンランク上の
キャンプみたいな感じ。

泊まり!?

お泊まりキャンプ!?

は~ 破廉恥!
グランピング 破廉恥!

さくらは
絶対 グランピング禁止!

ガタロー!

退場。

(畠山雅治)
ガタローさん どうしたんですか?

女子に ハブられた。

♬~

さくら 忘れろ!
あいつは男にしか興味ないんだ。

分かってるよ 普通に友達だから。

何? そのアオハルな やりとり。

察して。

あ~ ねっ 察した。

もう そういうんじゃないからね。

♬~

んっ?

ん…?

ん?

ガタローさんは?

あっ コンビニ 混んでるみたい。

いいんじゃね?
もう 先 食べちゃおう。

(4人) いただきます。

さくらの弁当って
すっごい うまそうだよね。

そ… そうかな?

ふ… 普通だよ。

さくら…
まさか それ 開けないよね?

えっ?

ウソ! どうしよう?

(炭酸が噴き出る音)
(寛子) どうした どうした…!?

えっ 何で 教えたのに開けた!?
(美咲) う~わ 悲劇。

ちょ… ちょうだい!

あぁ。
あっ…。

フッ… あっ。

こっち あげる
まだ開けてないから。

ありがとう。

ん? ん? ん? ん? ん…?

(根来) どうかしたんすか?

どうかしてるのは お前の頭だ。

今 『ネゴロTV』で
ファッション世界一周ショーやってて

今 ちょうど インドっす。

また 火が付きそうもないことを。
ナマステ。

(深井) ガタロー君。
あっ 深井部長!

(深井) 残念だよ うちじゃなくて
天文サークルに入るんだってね。

あっ それは…。

あっ 考え中です。

(寛子) え~ 入ろうよ~。

だが しか~し!

君が わが落研を
救ってくれた事実は変わらない。

どこに行っても。

でも 東京じゃ
星なんて見えないだろう え?

ハタケの実家のほうが
よっぽど見えるんじゃないか?

あぁ …なんて
私には関係のない話か。

フフ… じゃあ。

ハタケって 秋田だっけ?

うん うちはド田舎だから
もう 満天!

へぇ~ 見てみたい。

えっ じゃあ 今度
ガタローさんと見においでよ。

えっ。
ねぇ ガタローさん。

あ~… ああ。

東京 来たら びっくりしたな。

夜の空は暗いし
部屋にお化けは出るし。

だよな~ 俺も田舎だからさぁ…。

ん?

ん?

(美咲:さくら:太郎:寛子) ん?

ん?

えっ えっ えっ?
今 「お化け」って言った?

あっ うん。

何? 何?
詳しく!

夜中に 急に電気がついたり

勝手に
テレビが消えたりするんだよね。

めっちゃ怖いじゃ~ん。

なのに
ハタケに緊迫感なさ過ぎな?

いや そこまで怖くはないんだよ。

まぁ 寝る時 たまに女の人の
泣き声が聞こえて来るのは

しんどいんだけど。
ひぃ~…。

ハタケ 今度 家 行っていい?
えっ 何で?

『ネゴロTV』の
出番でしょうが~!

心霊現象とか
超バズりそうじゃん!

そうか?
ウェ~イ キタコレ。

いいね ハタケん家で肝試し
ワンチャン お化けに会えるかも。

そんな 芸能人 会えるかも
みたいなノリで…。

ミサキング
意外とミーハーだよね。

あん?

お化けより怖い ヒヤ~。

行こうよ! みんなで。
まぁ 興味はある。

あ~~!

さくらは無理だわ。

なぁ? 昔から
暗いとこ 苦手だしな。

行きたい!

お化け 見たことないし。
よし 決まり~。

ダメ ダメ ダメ ダメ ダメ…!
え~ ウザい オヤジ。

(前田)
あ~ おかえり さくらちゃん。

ガタローちゃんは?
ただいま… 薬局 寄って来るって。

あぁ ホント。
うん。

ねぇ 大学 どう?

アハハ すっごい楽しいよ。

わぁ~ そりゃ よかった。

うん!

あら? あららら?

ん?

あららららら あら あららら
あらららら…。

あんた もしかして…

彼氏できたんじゃないの? これ。

フフフ…
やだ~ そんなんじゃ ない。

え~ ごまかしても ダメ ダメ~。
いやいや…。

フフ…。
フフフ…。

ちょっと ガタローちゃん…!

あっ
不法侵入の前田のおばちゃん。

さくらちゃんさ…

彼氏できたみたいよ。

あぁ!? さくらが そう言ったの?

言わないでも分かるわよ
恋する女の顔はね

シュっとなって シュっとなって
スッとなって フワンって…。

おばちゃん。
えっ?

おばちゃんの そういうとこ
ホント よくないと思う。

早合点 早のみ込み。

今まで いろいろ あったよね。

あっ マジ説教だ わ~ わわわ…。

さくらに 彼氏なんかできません!

そんなの 俺が許しません!

以上!

ありがとござっした~!

さくらちゃん…

大変だわ。

♬~

♬~


(大村) 今日はね 愛について
みんなで話しましょう。

はい 愛って 何ですか?

「ひと言で 愛を説明しなさい」と
言われたら何と答えますか?

そこの彼。

あっ あ~… 愛ですか?

ひと言で…。

「好き」。

(大村) はい 直球ストレート
若さが あふれてる。

じゃあ 大人の意見も
聞いてみましょうか。

小比賀太郎さん。

え~っと 愛 愛でしたっけ?
え~ そうですねぇ…。

愛 愛 愛…。

愛!

それは…。

「虚像」。

(大村) うん 歪んでるな~。

人間 長く生きると
やっぱり 歪んで来るもんだね。

えぇ~~。

ホントに行くの?

ハタケん家って
ここから遠いんじゃないの~?

20分ぐらいです。

えっ! 20分って遠くない!?

うちは1時間くらい かかるよ?

あ~~。

男の1人暮らしって
部屋 汚いんだよ~?

昨日 一応 掃除しました。

んん~…。

エッチな本とか~
DVDとか~…。

あ~ もう うるさい!
もう いい! 帰れ!

帰らない!
だったら黙れ!

はい!

(根来) うっわ! え~!

うわぁ いい部屋だね。

えっ ハタケん家って
お金 持ってる系?

うちは ただの農家だよ。

家賃 幾らよ?
5万で 家具も共益費も込み。

安っ!

ん?

これ おそらく…

事故物件だな。

くぅ~!

そっかぁ だから安いのか。

のんきかよ。
不動産屋から説明とかなかった?

契約は親がしてくれたから…。

お祓いとかしてもらったほうが
よくない?

あ~! もう これダメだ さくら。

あぁ ダメだ
お父さん 立ってられない。

さくら 帰ろう 立ってられ…!
あっ! お父さん! お父さん!

お父さん お父さん! お父さん!
何 何 何…?

あれ!

あっ…。
(寛子) どうしたの?

あの映画の原作 お父さんなの。

(根来) ん? ん? ん?
どういうこと?

俺が

一番 好きな映画なんだ。

もちろん

原作が大好きだからなんだけど…。

原作 読んだの?

うん 何回も。

何回も…。

ウッソ…。

すご~い。

「小比賀太郎」って…。

うん これ全部 お父さんの小説。

(寛子:根来) えぇ~!

えっ ガタローって
小説家だったの!?

一応…。

ガチか…。

あっ! あっ… でも

そんなに有名じゃなさそう。

うるせぇよ。

初めて 大学で会った時は
びっくりしたよ。

小比賀太郎 本人がいるんだもん。

お父さんのこと
最初から知ってたんだ。

知ってるも何も
この畠山雅治は

小比賀太郎の小説で出来ている
と言っても過言じゃないよ。

そんなに?

さくらには 前に

「ガタローさんが大好きだ」って
言ったでしょ?

えっ…。

えっ!
あれ そういうことだったの!?

そうだよ 何で?

そっか…。

あっ そっか そういうことか。

今日 来てくれたら

ガタローさんに
そのことを話せると思って…。

ドキドキして
昨日は眠れませんでした!

ハタケ お前…。

あっ ガタローが
分かりやすく 気分 良さそう。

これ 初版だ。

ここにあるのは 全部 初版だよ。

ハタケ お前…!

「清彦は 何度も振り返った。

来ないことは分かっている。

なのに 何度も 何度も

昔 多恵子と待ち合わせた
あの桜の木の下を

何度も振り返った」。

『桜通り3丁目の奇跡』な。

「富士子の額に汗が噴き出していた
それもそのはず

もう優に30kmは
歩き続けている。

それでも富士子の目は
まだ死んではいなかった」!

『若女将 富士子の事情』

…の書き出しだ。

えっ 何? ハタケって
ガタローの小説 暗記してんの?

覚えるつもりは ないんだ。

ここが…。

勝手に覚えちゃうんだ。

へ… へぇ~。

ハタケ お前…。

はい。

気持ち悪い!

えっ!?

書いた本人でもないのに

そんな小説の文節まで
覚えてるヤツ そうそう いないよ。

今まで そんなヤツ
会ったことない!

ちょっと気持ち悪い 見て ほら
何か俺 鳥肌 立って来た。

ちょっと お父さん!
「気持ち悪い」は失礼でしょ。

だって さくら
ここまで来ると お父さん引くよ。

ガタローさん!
何 何 何?

ガタローさん お願いします!
うん。

俺を…。
うん。

ガタローさんの
弟子にしてください!

あ… え~?

何でもします!

俺を弟子にしてください!

ハタケ…。

そこまで…。

分かった。

ハタケ 弟子にしてやるよ。

おぉ… 誰? 誰?
びっくりした 何?

やめて 何?
勝手に決めないで どうした?

お父さん 少し考えてあげたら?

ん~! さくらまで や~だ~。

ここはひとつ 弟子にしましょう
ガタローさん。

おい 頼む立場で 何言ってるの?
何で 急に立ってるんだよ。

座れ!
(寛子) え~ ガタローって

そ~んな つまんない大人
だったんだ~。

「そ~んな つまんない」とか
揺れながら言わないでよ~。

(何かが落ちる音)

え? 何の音?

そういえば

お化けのこと
すっかり忘れてたね。

(寛子) これか~。

(根来) ん? ん? ん…?

あ~ これ たまに落ちるんだよね。

そうなんだ。
何だよ 人騒がせな。

いや いや いや いや いや。

ねぇ ねぇ ねぇ。

普通 これ 落ちないよね?

(根来:畠山) ん?

「ん? 何が?」みたいな顔してる
若者たちよ。

ちょっと おじさん
驚きを隠せないんだけども。

はい 聞いて~。

これが落ちるには

はい こうだね。

まず この部分が上がって

このホースの細い部分が
ここに来て

やっと こうだわな。

うん。
ねぇ? はい これ。

地球には重力あるよね?

これ どうして こうなった?

ん? 誰もいないのに
何で 誰もいないのに

こうなった? え?

何でだろう?

おかしいよね。

♬~

さっきの…。

(根来) おぉ…。

あっ ごめん。

あの さっきの… 弟子の件だけど。

あっ そっちか。

はい。

俺 ホントに

弟子は取らないから。

俺が小説 書き始めたのは

今のハタケと同じ
大学生の頃だったんだ。

俺 もう1回 大学 通って
思ったんだけど

大学生は やっぱり
大学生であるべきだよ。

今じゃなきゃ この年じゃなきゃ
できないことを

やったほうがいい。

それが分かるのは みんな

後になってから。

社会に出てからなんだよ。

だから

今は 俺の弟子とか
そういうの やらずに

自分の大学生活を満喫しなよ。

この状況で
よく そんな真面目な話できるね。

えっ いや だって
みんな 黙ってるから

いいかなと思って ダメだった?

わっ!

びっく… もう
それは びっくりした 何だ?

違うんですよ 今

カーテンが… バッと

ワッ!て 動いたんです。

え~ 盛ってない?
(根来) ホントだって!

窓が開いてんじゃないの?

えっ 開いてないと
思いますけど…。

え~?

閉まってるね。

ホントに動いたの?
錯覚じゃないの?

ホントですって!
えっ 見たの俺だけ?

あの…。

私も見ちゃった。

(チャイム)

(一同) わぁ~!
(チャイム)

それ マ?
(寛子) マジなんだって!

絶対 ここ いるから。

で 何も食べてないの?
あっ 忘れてた。

あっ そうだね ピザ取ろう。

(根来) ウェ~イ。

え~?

ねぇ。

何も起こんないんだけど。

あぁ 美咲 来てから
ピタっと止まっちゃったね。

えっ 私のせい?
お化けも美咲にはビビったんだな。

ふざけんなよ。

まぁ ガタローが小説家で
ハタケが そのファンってのには

びっくりしたけどね。

さくら的にも
誤解が解けて 大収穫だったね。

ちょっと 寛子!
ん?

ん? 何でもない。

あっ! 時間だ よし もう帰ろう。

俺 泊まってっていい?
まだ何か撮れそうだし。

うん 別にいいよ。
ウェ~イ。

じゃあ 俺らはタクシーで

寛子ん家と美咲ん家 寄って帰ろ。
うん。

幸子…。

さくらのほうが

惚れちゃってる場合

俺… どうしたらいいんだろう?

♬~

(小比賀幸子)
今から   そんな心配?

そんなの   さくらを
信じるしかないんじゃない?

うん   もちろん
さくらは信じてるよ

だったら   その さくらが
好きになった人なんだから

信じるしかないんじゃない?

いや   いや いや…
だまされたら?

顔だけで   中身のないヤツなんて
いっぱい いるよ

そいつが   さくらをだまして
好きになっちゃったら?

えっ   俺たち 家族みんなで
そいつに だまされるわけ?

何で   だまされる前提なの?

さくらは
そんなバカじゃないでしょ

さくらは   バカなもんか
その男だよ

さくらをだました
その男のことを言ってるの

そんな男に
だまされるってことは

さくらは バカなんじゃない?
さくらは   バカなわけない!

ほら   じゃあ安心だ

あぅ…

かわいいね

あぅ…

(尾崎)
う~ん! ホント この梅干し

最高です。
フフっ ありがとうございます。

あっ 先生 お邪魔してま~す。

「お邪魔してま~す」じゃないよ
何してるの?

肉じゃが 作り過ぎちゃったから。

肉じゃが 作り過ぎたら

尾崎君が家で ごはん食べるの?

いやいや 違いますよ~。

先生の様子 どうかな?って
お家に連絡したらね

さくらさんが 「今日
肉じゃが 作り過ぎたんで」って。

ね~。

フフ… あっ 実はね お父さん。

尾崎さんの知り合いに
霊媒師の人がいて

その紹介もしてもらったの。

霊媒師?

うん 畠山君のお家の話 したら

「それは危ないから お祓いした
ほうがいい」って言われて。

すごい いい霊媒師だから
一発ですよ。

ハタケの家のことは
ハタケが やればいいじゃない?

何で さくらが気にするの?

だって…。

まぁ まぁ。

さくらさんが お友達のことを
思って頼まれたんだから

そこは親御さんが
首を突っ込まなくても…。

首 突っ込んでるのは
君のほうなんだよ うるさいな。

そんなこと言ったって
もう頼んじゃったんだもん。

それでは 始めて行きますね。

お願いします。

あ~~い!

あい! は~い!

はい! ん~!

ん! い~や!

何か 怪しくない?
お父さん。

あ! あ! あ! う!

あ! う! う! あぁ う!

あっ! あっ!

はい! ん~~!

ん~! はぁ! ん~!

絶対 怪しいって。
お父さん。

は! ん~! ん~! はぁい!

何してんだ。
あっ! あっ!

あっ! あ~い! はい あ~い。

熱っ 熱い! 熱い!
熱くないでしょ。

あっ! 熱いよ!

熱いの?
熱いの!

はい! 熱いの! 熱い!
はい! はい! 熱いよ!

絶対 おかしいって。
お父さん!

はい! あっ! あれ~!?

あれ!? ここにあったの~!?

はい! はい! はい! は~い!

ん~ ん~ ん~!
ルービックキューブだ。

駄々っ子だ。
はい! はい…。

駄々っ子いるよ 駄々っ子が。
はい はい… ん~!

ほら できなくて駄々っ子だ
駄々っ子だ これ できないから。

駄々っ子だ。
はい! はい はい…!

何をやってるの…?
駄々っ子してる。

ん~や! はい! あ~れっ!

あ~~!

何で!? な~んで できないのっ!?

はいっ!

何か言ったよ? 今
何か 言ったよ?

あぁ~! あっ! あっ!

クッ! あ~い!

あ~! ダメだ! あ~い!

あい! はい!
あっ 投げた。

以上です。
ありがとうございました。

それでは 私は これで。

ありがとうございました。
あ… ありがとうございました。

(ドアの開閉音)

絶対インチキだよ
尾崎に だまされたな。

さくら… この後 少し時間ある?

う… うん 大丈夫だけど。

ちょっと 話したいことがあって。

あ…。

あっ じゃあ
お父さん 先 帰ってて。

ううん
そういうわけには いかないよ。

何? 話って ハタケ。

ん? どした?
俺には話せないことかい?

お父さん いいから帰って。

そういうわけには
いかないだろう!

(霊媒師) あの…。
お~! びっくりした。

ちょっと よろしいですか?

俺…

やっぱり ガタローさんに
弟子入りしたいんだ。

その話だよね。
えっ?

さすがに今までの傾向から
私も学習しまして。

どういうこと?

あぁ 気にしないで
私の問題だから。

うん…。

うん。

俺の想像してた 小比賀太郎は

今のガタローさんとは
全然 違う人なんだけど…。

それは
何か 申し訳ないというか…。

そうじゃなくて…。

想像を超えてた。

この人ならって 思えたんだ。

も~う!

小銭がなくて 車 出せないとか

コンビニ行けば よくない?

あっ そうか そうでしたね。

インチキが…。

(電子音)
はい! 入れました!

ありがとうございます
必ず お返ししますね。

いいですよ もう! じゃあ。

あの!
まだ何か?

娘さんのことで。

先ほど いらっしゃったのは…。

私の娘ですけど。

俺ってさ

ずっと普通なんだよね。

普通?

そう 全てが普通。

成績も普通。

運動神経も普通。

考えだすと眠れなくて。

そしたら お化けの泣き声まで
聞こえて来るし…。

普通じゃないガタローさんに
弟子入りすれば

俺も 普通じゃなくなるんじゃ
ないかって。

お父さん
「普通じゃなくていい」って

言い切ってたもんね。

情けないけど
さくらから言ってもらえたら

ガタローさん 考え直して
くれるんじゃないかって…。

チャンス もらえたら 俺

どんなことでも頑張るから。

分かった。

私からも言ってみるよ。

娘さんには すごくいい守護霊が
ついてますね。

へぇ~…。

すごく温かい感じがしましたね。

あぁ… じゃあ あいつの母親かな。

お母様?

あいつが7歳の時に病気で…。

そうでしたか。

あいつ 喜ぶな。

あっ それとお父さん。
は?

これは霊的な話ではなく

私個人の意見なんですが…。
はぁ。

娘さんに
構い過ぎじゃないですか?

はぁ!?

あの 娘さん 明らかに
さっきの男の子に

好意を寄せてるじゃないですか。

お父さんが それを邪魔してる。

うん これ あの
本来なら 今日 お父さん

いらっしゃらなくて
よかったですよ。

はぁ!? あんたに…
か… 関係ないでしょ~!

少し気になったもので。

娘さんの恋路を親が邪魔するのは
よくないですよね。

そういうの あの…。

ほっといてください!

あっ!

何!?

車 出さなかったら ウィ~ンって
また ウィ~ンってなっちゃって。

も~う!
もう100円 お願いできますか?

あぁ そうだ。

さっき ハタケ 何だって?

うん…。

畠山君ね

すごく真剣なの。

私も お父さんに
ちゃんと認めてほしい。

私もナンプラー買おうかなって
思ってるんだよね

寛子の   かわいいじゃん

さくら
「タンブラー」じゃなくて?

えっ   私 何て言った?
「ナンプラー」って

エスニック料理に使うやつに
なっちゃってた

エヘヘ…
アハハ…

間違えた
アハハ…   さくら~

タコ   タコ 2!

イェ~イ!

負けた~

♬~

あぁ~‼

えっ 何 何? えっ 何?

ちょっと出掛けて来る。
えっ どこ行くの?

○△□×☆※…!
えっ?

○△□×☆※…。
何て?

○△□×☆※…!
全然 分かんないよ。

さくらから話は聞いた。

真剣…

なんだな?

はい 真剣です。

だったら

お前が ホントの男かどうか
見せてみろ。

ホントの男って どうすれば…?

俺に できないことを
やってみせて

俺をうならせろ!

♬~

宙返りとかですか?

えっ できるの?

できません。

あっ。

じゃあ!

今 使ってない
大学の畑 ありますよね。

あぁ あの農学部の死んだ畑な。

あそこで 俺一人の力で

野菜を育ててみせます。

野菜… だと!?

自分 農家の息子なんで。

ほぉ なるほど。

自給自足の男か。

理には かなってるな。

よし やってみせろ。

もし できたら

認めてもらえますか?

まぁ それは…
認めざるを得ないだろう。

その代わり!

誰の助けも乞うなよ!

はい!

♬~

(寛子) 何してんの?

それがさ
聞いても教えてくんなくてさ…。

野菜でも育ててんのかな?

できたら欲しいな タダ野菜。

《ハタケよ
農学部の教授に聞いたよ》

《その畑は
もう完全に死んでるらしい》

《お前が いくら頑張っても
野菜なんて できないんだ》

できないんだよ…。

明治の末には
ゾラなどの小説家の影響を受け

自然主義文学がおこります。

ヨーロッパの自然主義は
当時の遺伝学や社会学などの…。

え~ 誰か 大村の授業のレジュメ
持ってる人いない?

はい。
あ~。

ありがと~う。
はいよ。

♬~

♬~

テスト 終わった~!

何にも分かんなかった
何にも分かんなかった。

確信した! 前期 フル単 行ける!
お~ さすが!

ねぇ 夏休み どうする?
海 行く? プール 行く?

水着 見れるなら
どっちでもいいや。

何だよ? それ。
ヘッヘッヘッ…。

こんな炎天下で大丈夫かな?
だから涼みに行くんでしょ。

飲み物 持ってったほうが
いいかな?

えっ?

ハァ ハァ ハァ ハァ…。

ハァ ハァ ハァ…。

♬~

♬~        はっ…。

♬~

あっ。

水分 取ってる?

危ないから これ飲んで。

♬~

畠山君?

♬~

えっ!?

畠山君!
(寛子:美咲) ハタケ!

畠山君!?
(寛子:美咲) ハタケ!

(美咲) 大丈夫!?
(根来) ハタケ!

ハタケよ!

よく頑張った。

…が ここまでだ。

えっ。

えっ!? どういうこと?
お父さんが やらせたの?

(寛子) そんなことより
救急車 呼んだほうがいいかも。

(美咲) 根来!
(根来) もう かけてるよ!

(美咲) ハタケ!

(救急車のサイレン)


お父さん?
違います。

あっ 友人です。
違います。

お父さん。
やっぱり お父さんじゃない。

あぁ あれね 熱中症。

まぁ 若くて 体力あったから
今回は助かったけど

もう少し遅れてたら
命 落としてたよ。

炎天下で 水も飲まないで
何やってたの?

農作業です。

絶対ダメなやつじゃん
分かりますよね? それぐらい。

常識でしょ? お父さん。
だから お父さんじゃねえし。

いや あなた 大人でしょ! 命!

考えたら 分かるでしょ? ねぇ。

すいませんでした。
(寛子たち) すいませんでした。

ハァ…。

どういうことなの? お父さん。

あいつと 男の約束をしたんだ。

弟子入りするのに
あそこまでやる必要あったの?

えっ…。

はっ? 何の話?

えっ… 畠山君

自分が普通過ぎるのが嫌で
それを変えたくて

お父さんに
弟子入りしたかったんでしょ?

は?

ガタローが普通じゃないから?
そう。

えっ。

えっ えっ… いや いや
ちょ ちょっと待って。

いや だって いや
あいつは さくらと…。

えっ? 私と何?

はっ…。

どうしよう…。

お父さん… やっちゃいました。

もう少しで
死ぬところだったんだよ。

畠山君に何かあったら 私…。

さくら?

ハタケ ごめん!
俺 勘違いしてた。

でも その やっぱり…

弟子入りは やめよう。

待ってください
まだ やらせてください!

あんた バカなの?
もう いいんだって ハタケ。

あそこで野菜は そもそも
無理ゲーだったんだって。

みんなには分かんないよ!

もう うんざりなんだ…。

もう 「普通」って
呼ばれたくないんだ。

何やっても
普通じゃダメなんだよ!

畠山君…。

あのな ハタケ。

普通って

すげぇんだぞ。

えっ?

でも お父さん 前に
「普通じゃないほうがいい」って…。

そりゃあ 俺の場合は

普通になりたくても
なれないんだから

開き直るしかないだろう。

でもな

どんな時でも どんな状況でも

普通でいられるヤツが
一番すごいんだ。

相当な忍耐力の持ち主だ。

だから俺は さくらの婿には

そういう普通のヤツがいいと
ずっと思ってた。

「普通」は 本当にすごい。

「普通」が一番。

「普通」が最高。

お父さん…。

その上で… だ!

ハタケよ。

えっ。

お前 全然 普通じゃねえからな!

こんなんなるまで 畑 耕すヤツ
全然 普通じゃ ない!

異常!

それに その顔
全然 普通じゃ ない。

異常!

そんな男前のヤツ
なかなか いないからな。

現に さくらは

その顔面に惚れちゃったんだから
どこが普通だ!

バカ野郎! この野郎!

お… お父さん!
えっ な… 何 言ってんの!?

だって そうなんだろう!?
だから お父さん

こいつが お前に ふさわしい
ヤツかどうか確かめようと…!

えっ! えっ それで
畠山君が死にかけたってこと?

何してんの!? クソ親父!

ク… クソ…。

クソ…。

聞き間違い?

「クソ親父」って聞こえたけど
聞き間違い…?

え? え? どういうこと?

ん? ごめん 俺でも分かってた。

ホント ハタケって レベチで鈍感。

ち… 違うから!
寛子 やめてよ 違うから!

何かさぁ

気付けば ハタケの畑騒動で
私たちの大事な1年の

半分以上が終わりかけてるけど
大丈夫?

(根来)
いや! まだ学園祭もあるし。

(美咲) お待たせしました~。

とりま 今から! 海 行く~?

今からか~ 行っちゃう~?
ウェ~イ!

ねぇ あの陰キャ
どうにかしてくんない?

あれから ずっと あんな感じなの。

いじけ過ぎだろ。

みんな!

(根来:寛子:美咲) ハタケ!

もう大丈夫なの?

うん!

おかえり。

ただいま。

(根来) ウェ~!

ガタローさん!

ありがとうございました。

へっ?

普通でも 普通じゃなくても

俺が俺自身を肯定できる答えを
与えてくれたんですよね?

えっ?

入院中 『桜通り3丁目の奇跡』を
読み返して気付きました。

さすが 小比賀太郎!

弟子入りなんて
畏れ多いこと言って

すいませんでした!

おう 分かればいいんだよ。

♬~

くぅ~!

うわ~!
見えて来た。

あっ ねぇ そういやさ

ハタケんの家の幽霊って
どうなったの?

あっ! それがさ

あの 霊媒師の人が来てから

何も起こらなくなった!
(美咲) ガチ?

あの霊媒師 本物だったんだ。

うん 尾崎さんに感謝だね。

だね。

ん~! おい おい…!

何だよ ちょっと 来んな。

あっ ねぇ そういやさ
私 天文同好会やめたから。

えっ 何で?
さては 別れたな?

正解。
ウェ~イ。

さくらも 入んなかったなぁ
天文同好会。

うん。

お母さんの星 探すって
簡単じゃないしね。

お母さんの星?

昔さ お父さんが

「お母さんは星になった」
って言ったの覚えてる?

言った。

何となく あったらいいな
って思って。

あっ ホントにないのは
知ってるよ さすがに。

何 言ってんの?

あるよ! お母さんの星。

うちの台所に。

あっ?

あ~! 梅干しね。

あ~。
あっ! じゃあ 俺

次は 梅の実を育てますよ!

お前! それは もう
もはやプロポーズじゃんか!

許さないよ そんなの!
えっ… 何で そうなるんですか?

もう お父さん!
いいかげんにして。

や~だ! やだ~!

♬~

♬~

♬~

♬~

♬~

お邪魔しました。

『今日から俺は‼』劇場版も
絶賛公開中 見に来てね。

親バカジャンケン ジャンケン

ポン! フフフ…。

(浜田) 「第6回 ガキの使い…」。
(松本) デカっ。


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