469781























ハッキリ言ってゴーストオブツシマ、
私はそこまでチェックしていた訳ではない。

海外のスタジオがその技術力で「和」のオープンワールドゲームを作る。
その部分で期待感はありましたが、「ぜってー買う!」レベルではなかった。

購入を決めたのは「ステルスもあるよ!」のPVを見てからである。

それまではオープンワールドチャンバラゲーと思っていたのでそれだけでは
たぶん購入までには至らなかったと思ってます。

そもそもチャンバラ侍アクションで遊んできたのって
サムスピとか侍道とか鬼武者とか・・・
どっちかっていうと面白そうと思ったゲームの主人公が侍であっただけで
時代劇スキーではありませんでしたからね。


でも・・・・・

いざ・・・・

ゲームを起動して対馬の蒙古襲来の場面に飛ばされた時・・・・・・
目の前に広がる映像の虜になった。

863100





















映像の美麗さもさることながら音楽、そしてキャラの魅力。
主人公、境井仁はいかにもな武士!一度はハーンに敗れたが生死の境から舞い戻り
「仁」の名の通り民を思いやり慈しむ。バリバリの主人公なのである。

伯父の教えに背き武士らしからぬ背後からの暗殺も「民の為ならば」と、苦悩しながら
実行していく、ムービーシーンで「冥人」と呼ばれる事を快く思っていないのは
その表情が語っているが、第一に「民の為になら・・・」を考えるその姿勢は惚れる。



村人もそんな「仁」を慕い、行く先々で頭を下げながら褒め称え、頼りにする
さながらドラゴンクエストの勇者である。

また仲間も一癖も二癖もある連中ばかり

仁の命の恩人、ゆなはまさに男勝り・・・・いや、良い男(女)であるw
弟の「たか」の救出の為に仁を助けるのだが「たか」救出後もなんやかんやで助けてくれる。

弓の名手、石川はその人格で弟子に裏切られたんじゃねーの?を醸しだしつつ
仁と共に弟子を追いかけ、

巴御前のまんまな「政子」は家族の仇を打つ為にまさにバッサバッサと敵対する物を
斬り伏せて行く・・・・

この二人は正直あんまりお付き合いしたくない二人である(笑)

そして酒売りの堅二
なんでこんな愛されキャラが生まれたのか?
ポジションで言うと水戸黄門のうっかり八兵衛?(笑)
いや、スターウォーズのC3POかw

やることなすことどこか抜けていてそれだけなら良いが
余計な問題まで引き起こす。
ハッキリ言ってめんどくせー奴なのだがその言動や行動には憎めない物がある。

これはローカライズを担当した人が上手いのかもしれないが
海外ユーザーにはこの賢二がどう映っているのか知りたいw


そしてやはり
コトゥン・ハーンのただの野蛮人だけではなく志村と接する時の態度で
お!っと思わせながらやっぱり野蛮人だったり・・・・


映像は美麗、登場人物も魅力的、そしてなによりゲームが面白い!
メインストーリーはもちろん、島を移動していれば次から次へイベントが発生する。
当然サブイベントなので無視しても構わないけどクリアすれば報酬としてアイテムや
仁の強化にも繋がるのでやっておいて損はない。

このイベントの発生が実に自然で気が付くとあれ?今やってるのメインストーリーだったっけ?
となっているw

そしてサブイベントをこなせば
伝説の鎧や、武具、弓といった装備も手に入り、
盾でガッチリガードしているような的にも攻撃を当てることができる「技」も
習得できる。仁はさらに強くなっていく。

道中もモンゴル兵はもちろん野党どもが通行人を襲っている。
ズバッと倒せば救出者に感謝される、いちいち感謝してくれる、これは嬉しいw

そして点在する敵の集落を壊滅!

ゲームの達成感も味わえる。

863110






















・・・・と、ここまでなら既存の洋ゲーでもごく当たり前、よくあるシステム。
ですがやっぱりチャンバラアクションってのは銃のオープンワールド系を遊んでばかりいた
私には新鮮!剣と言えばウィッチャーⅢも剣(と魔法)のオープンワールドでしたが
ツシマはサムライの剣術!相手の武器に合わせた構え、
ボタン連打だけではなくガードからのいなし、時には投てき武器、
最初はやはり難しい!と感じましたが、スキルを開放していくと
敵のガード不能攻撃がガードできるようになったり、連撃コンボも使えるようになる。
サブイベントをこなせば必殺技も使える!

難しい!と感じたら寄り道をすればするほど強くなれるw
しかも作業感がない!


ゲームとしての楽しいものがギュッと詰まってる
これがつまらない訳がない!

まぁ・・・・それでも難しいという声もあると思うのでその時は
難易度は「易しい」にw
海外スタジオの難易度は国内ゲームの難易度より高めなのでなんの罪悪感もない!w



お店にいると
普段は洋ゲーなんかやったことない!絶対にやらない!って方がこのツシマに
ハマっているっていう話をお客さんから聞かせてもらっている。

やっぱり「和」&「チャンバラ」というワードは日本人にとって特別なのかもしれないw

私が洋ゲー道に入ったのは「西部劇」のレッドデッドリデンプションからだったけど
このゴーストオブツシマで数多くの方にさらにの海外スタジオのゲームの楽しさを
知ってもらいたいですね。



最後に海外スタジオゲームが敬遠されるもう一つの要素、キャラのデザイン、
いかにもな海外スタジオ(サッカーパンチ)の洋ゲーモデリング
モンゴル勢はもちろん「日本人も」「アジア系民族」な所はありますが・・・
このデザインが「良い意味での」武士の「うす汚さ」を醸し出している

バガボンドの井上雄彦先生も「武士の汚さ」を表す為にペンから筆に持ち替えて
作画しているとムックで読みましたがまさにそれが当てはまる!

人によっては「このキャラデザは国内ではうけんでしょ!」
という人もいると思う。

でも、戦国時代だからこそ、世界観にあったキャラモデルは必要と再認識させられた。
キャラは3日ハマれば違和感は感じなくなるので見た目で敬遠している人にも
一度触れてほしい。


863120





















スクリーンショット提供:劣等25%様