平成30年(2018年)7月28日開幕(期間28日~30日) 国指定重要無形民俗文化財「相馬野馬追」

福島県南相馬市を中心に相馬市、双葉郡に至る、旧相馬中村藩領(二市四町一村)挙げて開催される国の重要無形民俗文化財「相馬野馬追」。宇多郷(相馬市)、北郷(南相馬市)、中ノ郷(南相馬市)、小高郷(南相馬市)、標葉郷(双葉郡)の5つの郷から、それぞれ「雲雀ヶ原祭場地」を目指し、騎馬武者らが「出陣」する。

更新日: 2018年08月17日

0 お気に入り 1220 view
お気に入り追加

この記事は私がまとめました

2011年3月11日。東日本大震災の津波により、多くの人が犠牲となった。
「相馬野馬追」で使用される甲冑や馬具なども流され、東京電力福島第1原発事故では、原発から20キロ圏内にある南相馬市小高区と双葉郡の全域に避難指示が出された。
それでも、この年の「相馬野馬追」は、神旗争奪戦や甲冑競馬を中止するなど、現状を考慮した形で規模を縮小し、開催。
「相馬野馬追」は、これまで、その歴史を一度も途絶えさせることなく続いている。

今年(2018年)の「相馬野馬追」では、原発事故の影響で休止していた浪江町での騎馬武者の出陣式や地元の騎馬だけで行なわれる神旗争奪戦などが8年ぶりに再開した。
いまだ東日本大震災、原発事故の影響を受けてはいる「相馬野馬追」ではあるが、いずれ、嘗ての姿を完全に取り戻す日が来ることだろう。

28日から開催の「相馬野馬追」に向けて、明日から福島に行って来まーす。異常な暑さがおさまったのはよかったんすけど、ちょっち台風接近が心配っす。雲雀ヶ原祭場地では今年もきっと、浪江町「思い出の品展示場」のあの方が、フィールド内でカメラマンとして張り切ってるんだろうなあ。

7月27日(金) 「相馬野馬追」開催前日

福島県相馬市

20年に一度行われてきた「相馬中村神社」の大規模な修理。本来ならば2011年に始まるはずだったが、東日本大震災の発生により、5年遅れの16年から開始された。昨年は、社殿での「相馬野馬追」の参拝は行うことは出来なかったが、今年は修理も完了、無事に皆が社殿への参拝を行いました。

この後、明日から始まる「相馬野馬追」の安全祈願祭が行われる