スポーツ

体操男子 17歳の北園 東京五輪目指し意気込み

体操男子 17歳の北園 東京五輪目指し意気込み
おととしのユースオリンピックで5つの金メダルを獲得した体操男子の17歳、北園丈琉選手が大阪市内で練習を公開し、「10月の高校の全国大会で優勝して目標の東京オリンピックにつなげたい」と来年の東京オリンピックに向けて意気込みを話しました。
清風高校3年の北園選手は、おととしアルゼンチンで行われたユースオリンピックで個人総合と4つの種目別で金メダルを獲得し、来年の東京オリンピックで初めての代表入りを目指します。

8日は、大阪市内の高校の体育館で練習を公開しました。

北園選手は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、1か月以上練習のできない期間があり、6月に練習を再開してからすぐは調子が上がらなかったということですが、8日は重点的に取り組んでいる「跳馬」で難度の高い「ロペス」を繰り返し跳んで、状態のよさを伺わせました。

さらに「鉄棒」では去年、習得したばかりのG難度の「カッシーナ」を決めるなど、中止となった全国高校総体に代わって10月に行われる大会に向けて順調な調整ぶりを示しました。

北園選手は、多くの新しい技に挑戦していることを明かしたうえで、「6種目すべてで新しい技をいれたい。ゆかではG難度のリ・ジョンソンを取り入れたい」と、さらに難しい技を練習していることを明らかにしました。

そして、「いまはほぼ完璧に動けている。10月の高校の全国大会で個人総合と団体で優勝して目標の東京オリンピックにつなげたい」と意気込みを話しました。

また、北園選手は来年3月に高校を卒業したあとは、アテネオリンピック男子団体金メダリストの米田功さんが監督を務める「徳洲会体操クラブ」に所属するということです。

米田功監督「スポーツ界を代表する選手に」

北園丈琉選手が来年4月から所属する「徳洲会体操クラブ」で指導する米田功監督は、「ユースオリンピックなど世界で活躍してきた北園選手を迎えられることはすごくうれしく思う。自分たちもいろいろと学びながら、目標に向けて北園選手の力が伸びるようにしていきたい」と話していました。

そして、「器用な選手ではないが、目標に向かってぶれずにまっすぐに進むことができるのが強みだと思う。目標の東京オリンピックはもちろんだが、北園選手には体操界だけではなく世界のスポーツ界を代表するような選手になってほしいし、そこに貢献できるように頑張りたい」と話していました。

特集