安倍首相は9日、長崎市内で記者会見し、新型コロナウイルス対策として、医療機関などに対し、さらなる財政支援を検討すると表明した。

安倍首相は、「患者への治療に日夜あたっていただいている医療機関等の状況を十分ふまえつつ、必要に応じたさらなる支援も検討したい」と述べた。

安倍首相は、医療機関の経営悪化をふまえ、すでに行っている2兆円規模の財政支援に加え、さらなる支援を検討する考えを示した。

「緊急事態宣言」を再び出すことについては、2008年のリーマンショックを超えるマイナス成長が見込まれるとして、「できる限り、再宣言を避ける取り組みを進めなければならない」と述べ、感染防止策と社会経済活動との両立に努める考えを強調した。

特措法の改正については、「感染が収束したあとに、よりよい仕組みとなるよう検討する」と表明した。