大阪ニュース

鳥取空港と風景 優美な一瞬44点 中央区で写真展

2020年7月17日

 鳥取砂丘コナン空港(鳥取市)と周辺風景を題材にした写真展「空港散歩2020~鳥取空港魅力の情景」が16日、大阪市中央区のリコーイメージングスクエア大阪で始まった。鳥取市在住の会社員で、航空写真作家の藤林敏啓さん(50)による優美な44点を展示している。8月10日まで。

空港や周辺風景の魅力を伝える力作と藤林さん=16日、大阪市中央区

 東京出張のため飛行機利用が増えたことから、航空ファンになったという藤林さん。各地の空港を巡る中でも「鳥取空港は海や山などの風景が絡み、さまざまな表情を見せる場所」と魅力を語る。

 作品は2017年から撮りためた膨大なカットの中からのえりすぐり。夕日に染まる機体など千載一遇のシャッターチャンスで捉えた作品をはじめ、鳥取砂丘や賀露(かろ)港、扇(おうぎ)ノ山(せん)など季節感あふれる景観に最高の光線状態で機体を写し込むなど渾身(こんしん)の力作が並ぶ。

 このほか「星取(ほしとり)県」としてアピールしており、美しい星空を誇る鳥取県にちなみ、点滅する機体灯火と星の動きを長時間露光で記録した作品もあり、来場者を魅了している。

 藤林さんは「作品を通じて、状況が落ち着いてから『鳥取に行きたい』と感じてもらえたらうれしい」と話した。

 入場無料。午前10時半~午後6時半。火・水曜休館。