第4章 MIDI/VSQファイルをインポートする
- 2037/04/30
- 00:00
この章では、UTAUにMIDI/VSQファイルをインポート、またはVSQXファイルをUSTファイル(UTAU用プロジェクトファイル)に変換することで、音符、歌詞の入力を省力化する方法を解説します。
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前章:第3章 音符、休符「R」、歌詞を入力する/テンポを設定する
UTAUはVOCALOIDと同様にスタンダードMIDIファイルをインポートして音符を入力する機能があります。特にDAWやDomino等のMIDIエディタでの打ち込みに慣れている方にお勧めします。
また、VOCALOID、UTAU、CeVIOのプロジェクトファイルを相互に変換できる「UtaFormatix」というソフトを使って、VSQ/VSQXファイルやCCSファイルをUSTファイル(UTAU用プロジェクトファイル)に変換して、VOCALOIDの音符と歌詞の情報をUTAUに引き継いで使用する方法も解説します。
4-1 UTAUにMIDI/VSQファイルをインポートする
4-1-1 UTAUメイン画面のメニューバーより、「ファイル」→「インポート」を選択してください。
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4-1-2 「インポート」画面が開きますので、画面右下のリストボックスより「SMF形式ファイル(*.smf,*.mid)」を選択してから、インポートしたいMIDIファイルを指定して「開く」をクリックしてください。
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※「SMF形式ファイル」の代わりに「VSQ形式ファイル(*.vsq)」を選択し、VOCALOID2用のVSQファイルを指定する事も可能です。ただし、VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイルは指定できないため、項番4-2の「「UtaFormatix」を使ってVSQX/CCSファイルをUSTファイルに変換する」方法を参照してください。
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4-1-3 「トラックを選択」画面が開きますので、インポートしたい音符データが入っているトラックを選択して、「OK」をクリックしてください。
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4-1-4 下画像のように、歌詞に「あ」が入力された音符がインポートされますので、前章:第3章 音符、休符「R」、歌詞を入力する/テンポを設定するの「3-6 歌詞を入力する」に記載した歌詞の流し込み機能を使って歌詞を入力してください。
※VSQファイルをインポートした場合は歌詞も一緒にインポートされます。ただし一部の音符にVOCALOID特有の発音記号が入力されるため、歌詞の修正が必要になる場合がありますのでご注意ください。
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注意:Studio ftn Score Editorで作成したMIDIファイルやMIDIシーケンスソフトのリアルタイム録音機能を使って作成したMIDIファイルは、音符が始まるタイミングや長さやがずれている為、UTAUにインポートしてそのまま使用すると発声タイミングがずれます。UTAU操作マニュアルの下記のページに記載したクォンタイズ機能を使用して、音符が始まるタイミングや長さをぴったりと合わせてください。
2−16.音符の長さを揃えるには(クォンタイズ機能)
4-2 「UtaFormatix」を使ってVSQX/CCSファイルをUSTファイルに変換する
UTAUエディタでインポートできるのはスタンダードMIDIファイルとVOCALOID2用のVSQファイルのみの為、VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイルやCeVIOのCCSファイルについては、「UtaFormatix」というソフトを使って、UTAU用プロジェクトファイルのUSTファイルに変換する方法を解説します。
4-2-1 「UtaFormatix」の作者様のTwitterのツイートにアクセスして、ツイートに貼られているダウンロードページのURLをクリックしてください。
TwitterのツイートURL
https://twitter.com/sder_colin/status/830016911064735744
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4-2-2 「Download」をクリックして、「UtaFormatix1.5.zip」をダウンロードしてください。
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4-2-3 ダウンロードした「UtaFormatix1.5.zip」を解凍して、出来た「UtaFormatix1.5」フォルダの中にある「UtaFormatix.exe」をダブルクリックして起動してください。
※「UtaFormatix」を使用できる環境は「.NET Framework 4.0」が入っているWindows7/8/10になります。詳細は同梱のreadme.txtをご確認ください。
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4-2-4 VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイル、またはCeVIOのCCSファイルを「UtaFormatix」画面の一番左にある下矢印アイコンにドラッグアンドドロップしてください。
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4-2-5 「UtaFormatix」画面の右から2番目にあるUTAUアイコン(音符のアイコン)をクリックしてください。
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4-2-6 「From:」と「To:」の「Kana CV」が選択されていることを確認してから、「OK」をクリックしてください。
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4-2-7 USTファイルを保存したい場所を選択してから、「OK」をクリックしてください。
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4-2-8 ポップアップ画面の「OK」をクリックして画面を閉じてから、保存されたUSTファイルをダブルクリックしてUTAUを起動してください。
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4-2-9 VSQXファイルまたはCCSファイルに入力されていた音符と歌詞の情報がUTAUエディタ上に反映されていることを確認してください。なお、ピッチやダイナミクス等のパラメータは反映されないので、第6章の「「おま☆かせ」機能で調声する」に記載した方法で調声してください。
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注意:VOCALOIDでは音のつながりの調整の為に音符と音符の間にごく短い隙間を開ける調整を行う場合があり、そのような調整が行われたVSQ/VSQXファイルをUTAUにインポート/変換すると、音符と音符の間にごく短い休符Rが挿入されることになり、音が上手くつながらなくなります。その場合はUTAU操作マニュアルの下記のページに記載した方法で短い休符だけを一度に除去する必要があります。
2−17.短い休符を除去するには
次章:第5章 再生する/音が出ない場合の対処方法
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また、VOCALOID、UTAU、CeVIOのプロジェクトファイルを相互に変換できる「UtaFormatix」というソフトを使って、VSQ/VSQXファイルやCCSファイルをUSTファイル(UTAU用プロジェクトファイル)に変換して、VOCALOIDの音符と歌詞の情報をUTAUに引き継いで使用する方法も解説します。
4-1 UTAUにMIDI/VSQファイルをインポートする
4-1-1 UTAUメイン画面のメニューバーより、「ファイル」→「インポート」を選択してください。
4-1-2 「インポート」画面が開きますので、画面右下のリストボックスより「SMF形式ファイル(*.smf,*.mid)」を選択してから、インポートしたいMIDIファイルを指定して「開く」をクリックしてください。
※「SMF形式ファイル」の代わりに「VSQ形式ファイル(*.vsq)」を選択し、VOCALOID2用のVSQファイルを指定する事も可能です。ただし、VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイルは指定できないため、項番4-2の「「UtaFormatix」を使ってVSQX/CCSファイルをUSTファイルに変換する」方法を参照してください。
4-1-3 「トラックを選択」画面が開きますので、インポートしたい音符データが入っているトラックを選択して、「OK」をクリックしてください。
4-1-4 下画像のように、歌詞に「あ」が入力された音符がインポートされますので、前章:第3章 音符、休符「R」、歌詞を入力する/テンポを設定するの「3-6 歌詞を入力する」に記載した歌詞の流し込み機能を使って歌詞を入力してください。
※VSQファイルをインポートした場合は歌詞も一緒にインポートされます。ただし一部の音符にVOCALOID特有の発音記号が入力されるため、歌詞の修正が必要になる場合がありますのでご注意ください。
注意:Studio ftn Score Editorで作成したMIDIファイルやMIDIシーケンスソフトのリアルタイム録音機能を使って作成したMIDIファイルは、音符が始まるタイミングや長さやがずれている為、UTAUにインポートしてそのまま使用すると発声タイミングがずれます。UTAU操作マニュアルの下記のページに記載したクォンタイズ機能を使用して、音符が始まるタイミングや長さをぴったりと合わせてください。
2−16.音符の長さを揃えるには(クォンタイズ機能)
4-2 「UtaFormatix」を使ってVSQX/CCSファイルをUSTファイルに変換する
UTAUエディタでインポートできるのはスタンダードMIDIファイルとVOCALOID2用のVSQファイルのみの為、VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイルやCeVIOのCCSファイルについては、「UtaFormatix」というソフトを使って、UTAU用プロジェクトファイルのUSTファイルに変換する方法を解説します。
4-2-1 「UtaFormatix」の作者様のTwitterのツイートにアクセスして、ツイートに貼られているダウンロードページのURLをクリックしてください。
TwitterのツイートURL
https://twitter.com/sder_colin/status/830016911064735744
4-2-2 「Download」をクリックして、「UtaFormatix1.5.zip」をダウンロードしてください。
4-2-3 ダウンロードした「UtaFormatix1.5.zip」を解凍して、出来た「UtaFormatix1.5」フォルダの中にある「UtaFormatix.exe」をダブルクリックして起動してください。
※「UtaFormatix」を使用できる環境は「.NET Framework 4.0」が入っているWindows7/8/10になります。詳細は同梱のreadme.txtをご確認ください。
4-2-4 VOCALOID3/VOCALOID4用のVSQXファイル、またはCeVIOのCCSファイルを「UtaFormatix」画面の一番左にある下矢印アイコンにドラッグアンドドロップしてください。
4-2-5 「UtaFormatix」画面の右から2番目にあるUTAUアイコン(音符のアイコン)をクリックしてください。
4-2-6 「From:」と「To:」の「Kana CV」が選択されていることを確認してから、「OK」をクリックしてください。
4-2-7 USTファイルを保存したい場所を選択してから、「OK」をクリックしてください。
4-2-8 ポップアップ画面の「OK」をクリックして画面を閉じてから、保存されたUSTファイルをダブルクリックしてUTAUを起動してください。
4-2-9 VSQXファイルまたはCCSファイルに入力されていた音符と歌詞の情報がUTAUエディタ上に反映されていることを確認してください。なお、ピッチやダイナミクス等のパラメータは反映されないので、第6章の「「おま☆かせ」機能で調声する」に記載した方法で調声してください。
注意:VOCALOIDでは音のつながりの調整の為に音符と音符の間にごく短い隙間を開ける調整を行う場合があり、そのような調整が行われたVSQ/VSQXファイルをUTAUにインポート/変換すると、音符と音符の間にごく短い休符Rが挿入されることになり、音が上手くつながらなくなります。その場合はUTAU操作マニュアルの下記のページに記載した方法で短い休符だけを一度に除去する必要があります。
2−17.短い休符を除去するには
次章:第5章 再生する/音が出ない場合の対処方法
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