夫が逮捕連行されたとき、ぱっと頭に浮かんだのは
東野圭吾さん原作の映画「手紙」のワンシーンでした。
裁判で、夫の罪が確定したら、子どもたちはあらゆる
差別を受けることになるのかと。だから私はすすんで
会見に応じ、ブログでも発信することにしました。
隠すのはどうせ無理です。あの「手紙」の映画のように
どこに逃げても隠れても、家族関係をあぶり、差別し
ようとする人はでてくるでしょう。だとすればいっそ
堂々としていればいい。
パパがやったことは、パパがやったことであり
パパが責任をとることです。その証拠に、警察は
ママのことも、子供たちのことも逮捕していないよ。
何も悪くないからだよ。堂々としていなさい。
普通にして、普通に幸せになりなさい。困ったときは
ママも先生も、みんなで助けてくれるから、安心
していなさい。
差別があってもなくても、もともとそんなに友達なんて
いるものじゃない。ママだって、パパが逮捕される
前から、友達少なかったよ。わかってくれる人が何人か
いるだけで十分なんだよ。面白がったり、冷やかして
きたり意地悪してきたりする人がいたら
「暇なんだな~。寂しい人なんだな~」
と思って、受け流しなさい。あなたが夢中になるものを
もっていたら、つまらないことをいう人がいても
気にせずに済むから。
夫が起訴されようと不起訴になろうと、離婚は自明。
そして離婚は、加害者家族のそしりから逃れようとす
るものではありません。
私は夫のクリニック物件の連帯保証人なのです。
銀行は、私と夫を信用してお金を貸してくれました。
夫が信用をなくしたからといって
自分の信用までは、失いたくはないのです、絶対に。
借りたお金は返します。約束ですから。
もし夫が、扶養に入っている私が連帯保証人を
引き受けることの重みを理解していたら、京都には
いっていないでしょうね。私たち家族は、夫から何よ
りも愛されている、大切にされていると信じたのが
全ての間違い。まちがったのは、だれのせいでも
ないんだな。これが。
夫を愛し、信頼していたの
で、連帯保証人になりました。夫婦で力をあわせ、
地域に信頼される診療所となり、借金を返済して
いく覚悟でした。それを見事裏切られた格好です。
だけど誰かに強要されて保証人になったわけで
はありませんから。自分が判断を誤った責任は、
自分でとります。完済してみせることが、
「夫は信用できないけど、三代さんと子どもさん
は違うよね」と信頼してもらうことにつながると
信じるからです。