アスペルガー症候群に、二次的なうつ

という精神疾患を抱えてきた夫。拘留には

耐えられないだろうとは予想していましたが

案の定二日前、弁護人が接見禁止の一部

解除を申し入れ、精神科医の診察を受けた

との連絡がありました。

 

私は9割方起訴だろうと思っていますが、困る

のが起訴猶予・不起訴で、釈放された場合です。

いきなり、京都の警察署前から出され、

「あとは本人と家族で、なんとでもしてください」

となるそうです。希死念慮にとらわれた大の男を

私一人で、なんとかしなければならないのです。

一刻も早い精神科医療機関受診が必要ですが

そこで考えなければいけないのがメディア対応

でした。すでに取材依頼が殺到しており、皆さん

夫のコメントや画像をとりたがっています。彼ら

も仕事ですから、ちゃんと対応しないと、どこまでも

追いかけてくるでしょう。

「記者さんのおっかけつき」だと、受け入れてもらえ

る医療機関がありません。無自覚の新型コロナ

ウィルスの媒介者かもしれないからです。

 

そこで昨日、私の方より、府警記者クラブの皆さま

に相談をしました。

「もし夫が釈放された場合、本人同席のもと会見

に応じるので、個別の取材、とくに医療機関への

おっかけは、控えてもらえないでしょうか。本人は

精神科医療の必要性が高い状態なので、マスコミ

のみなさんの求めるようなコメントはとれない

可能性が高いけれど、それは追っかけしたとして

も同じなのです。会見で本人の姿を撮るという所まで

でご容赦願えませんか」

という内容。すると、感涙の回答をいただきました。

なんと

「三代さん単独の会見で、けっこうです」

というものでした。

 

「釈放されたなら、何が何でも、夫を晒せ」的な

求めがあるのは当然だと思っていたので、

マスコミの皆さんからも、少しづつのやさしさや配慮を

頂いていることがたまらなくうれしかったです。

夫が適切な医療を受ける権利を、皆さん連帯して

守ってくださることに安堵しました。

 

また京都府民ではない夫ですが、万が一釈放

された場合、診察してくださる医療機関も

みつけることができました。8月13日というお盆

真っ最中だというのにです。

 

京都の皆さま、ありがとうございます。