岐阜県各務原市那加門前町の市中央図書館は、新型コロナウイルス感染拡大で図書の利用に不安を抱く利用者に安心してもらおうと、除菌装置2台を設置した。
同館は、日本図書館協会のガイドラインに基づき、返却された本を2階の閲覧室で1日隔離して消毒する対応を取ってきた。だが家庭でさらに一定期間置いてから本を手に取る利用者がいることを知り、除菌装置の導入を決めた。
利用者は本を借りた後、出入り口付近に置いてある装置に入れる。9歳の娘と毎月利用する女性(40)=岐阜市=は「より安心して借りられるのでありがたい」と笑顔。広瀬明美館長は「利用者の皆さんが楽しく図書館を使ってもらえれば」と話した。
川島ほんの家、中央ライフデザインセンター図書室、もりの本やさんにも1台ずつ置いた。