どーも、靴の仕事歴10年のリョクシン(@Kitchen_sneaker)です。
今回は、立ち仕事で疲れにくいスニーカーについて紹介しました。
結論から申し上げますと、立ち仕事は靴によって疲れを軽減できます。
シンコーちゃん
リョクシン
「立ち仕事で疲れて困っている」
「疲れにくいスニーカーを探している」
「仕事が終わると足がガクガクするくらいに疲れる」
該当する方は、下記の記事を見てみてください!
タップできる目次 [非表示]
立ち仕事でお疲れの方は靴が原因ですよ!
疲れないスニーカーを徹底解説!
立ち仕事って履くスニーカーを間違えると本当に疲れます。
そして多くの方が、間違えたスニーカー選びをしている可能性が・・・
その理由は、スニーカーの種類がたくさんあること。
すべてのスニーカーが立ち仕事で疲れにくい訳ではありません。
また価格が高ければ、疲れにくい訳でもないのです。
シンコーちゃん
「このスニーカー厚底だから疲れなさそう」
「アシックスは日本人向きだから、疲れにくい」
「このプーマのスニーカー軽い!価格も高いし間違えない!」
リョクシン
シンコーちゃん
ブランドや商品のルックスでスニーカーを選ぶことは、おすすめしません。
ブランド品ですと、あらゆる用途で製造・販売されています。
走りやすい製品だったり、フットサルシューズだったり、ファッション向け(過去の名品)など。
立ち仕事で疲れにくいスニーカーには、選び方がありました!
そこで、まずは立ち仕事で疲れないスニーカーの選び方を見ていきましょう。
ブランド品ではない価格の安いスニーカーも疲れにくい製品がありました。
シンコーちゃん
リョクシン
立ち仕事で疲れないスニーカーを選ぶポイント
ここからは、立ち仕事で疲れないスニーカーを選ぶポイントを解説していきます。
下記、5つになります。
疲れないスニーカー選びのポイント
- ①アッパーの通気性
- ②靴底が滑りにくい
- ③クッションが多層構造
- ④製品の設計思想がある
- ⑤基本、過去の名品は選ばない
詳しく見ていきましょう。
①アッパーの通気性
立ち仕事で疲れないスニーカー選びで重要なのは、アッパーの通気性です。
アッパーとは?
アッパーとは、画像のとおり足の上側を覆うパーツ。
アッパーに通気性のある素材を使用していることが重要です。
アッパーに通気性がないと、スニーカーの中の熱を逃せないので、蒸れやすい。
足が熱くなるのって気だるさを感じますよね。
ランニングシューズでも通気性が重要なポイントとして蒸れると疲れると言うモノがありました。
そのくらい通気性は疲れとリンクしているので重要。
リョクシン
シンコーちゃん
②クッションが多層構造
立ち仕事で疲れないスニーカーで最重要なのはクッションが多層構造であること。
クッションとは?
クッションとは、画像の黄色い部分のパーツ。
足の裏から体重や荷重を支えます。
多層構造とは、機能や硬さの違う素材を重ねたクッションのこと。
クッションパーツの中に、「エアー」と言われる素材が入っていますね。
エアー以外のクッションパーツはEVAという発泡素材。
「エアー」と「発泡素材」の異素材の多層構造を構築しています。
多層構造とは?
これにより衝撃を逃しやすいので疲れにくい。
また、エアーは発泡素材のEVAと異なり連日使用しても、クッション性が下がりにくいのです。
違う種類のクッション素材で多層構造が構築された靴は、疲れにくい靴である可能性が高いでしょう。
シンコーちゃん
リョクシン
③靴底が滑りにくい
立ち仕事で疲れにくいスニーカーは、靴底の滑りにくさも重要です。
靴底とは?
靴底は地面に接地するパーツ。
素材と形状によって滑りにくさが決まります。
ゴム素材を靴底に採用していれば、滑りにくい。
滑りにくい靴底の例
極端な例ですが、上の画像の靴底は、オレンジ色のゴム素材を使用。
下の画像の靴底は、クッション素材のEVAをそのまま靴底に応用しています。
この比較の場合、滑りにくいのはもちろん、上の画像の靴底。
ゴムを貼らないことで、軽くて履きやすく感じるようにしていました。
靴底にゴムを貼らないことで原材料の削減にもなります。
滑りにくい素材がないと、滑ってしまい余計に踏ん張ってしまうことも・・・
④製品の設計思想がある
立ち仕事で疲れにくいスニーカー選びは、製品そのものの設計思想があるかも重要。
シンコーちゃん
リョクシン
「若い世代のカカト幅が細いので、細めに設定する」
「想定ユーザーは常に動いているので、動きやすさを重視する」
といった感じ。
シンコーちゃん
リョクシン
大手の有名メーカーとなると機能はそこまで差がないので、この設計思想で差別化をはかっているね。
何が言いたいのかと言えば、「しっかりした靴メーカーのスニーカーを履こう」ということ。
市場にあるスニーカーは、歩きやすさやフィッティング性、疲れにくさを考えてないスニーカーがあります。
リョクシン
シンコーちゃん
⑤基本、過去の名品は選ばない
立ち仕事で疲れにくいスニーカー選びでは、過去の名品を選ばないことも重要!
前項では、「設計思想のある靴メーカーの靴にしましょう」と解説しました。
しかし、有名な靴メーカーの靴であればすべてOKという訳ではありません。
有名な靴メーカーであるからこその落とし穴がありました。
シンコーちゃん
リョクシン
過去のヒット製品を筆者は過去の名品と呼んでいます。
「過去には機能品であったが、今ではファッションアイテム」みたいな靴のこと。
例えば、コンバースのオールスターやアディダスのスタンスミスなど。
過去には高機能の例
- コンバース『オールスター』:加硫によってゴムに弾性を持たせることに成功した靴
- アディダス『スタンスミス』:革とゴムを縫製し生産。快適で耐久性もUP
ヒット理由が、今となっては当たり前すぎる内容です。
また「接着剤の技術の向上」で新しい安くて快適な靴の作り方が台頭。
逆に過去の名品では疲れてしまう部分も出てきました。
シンコーちゃん
リョクシン
機能よりファッションの靴こそが、筆者の言う「過去の名品」です。
「コンバースって疲れる・・・」
みたいな意見を聞きますが、それは当たり前なことなんですよね!
有名メーカーであるからこそ、立ち仕事で疲れにくい靴を見つけるのが大変です。
これで立ち仕事向けの靴は「価格では選べないこと」がわかりました。
またネームバリューで選ぶのも危険でしょう。
立ち仕事で疲れない靴を紹介!【安くてコスパ抜群なスニーカー編】
ここからは立ち仕事で疲れない靴を紹介します。
前述しました条件を踏まえてご提案させてください。
仕事に関係する靴なので、先にコスパ抜群な製品を紹介しました。
シンコーちゃん
リョクシン
安いコスパ抜群な疲れにくいスニーカーは下記のとおり。
コスバ抜群のおすすめ製品
- ニューバランス574
- エアマックスオケト
- ハイパーゲルのサイ
- シェフメイトプレミアムα-100P
- 無印良品のスニーカー
上から順番におすすめ順です。
詳しくみて行きましょう。
ニューバランス574
おすすめ度:★★★★★
ニューバランス574は、ニューバランスが開発した安価品ラインです。
ニューバランスは、品番によって機能や使用用途を分けて管理。
574は、576というイングランド製の高級品の安価ラインです。
リョクシン
シンコーちゃん
またレザーの質や細かい縫製などスペックは落ちます。
ただし、靴の設計思想は同じ。
そのため、安いのに足にしっかりフィットして余計に踏ん張る必要がなく、疲れにくい!
ENCAP
クッション素材が多層構造(異素材の組み合わせ)になっています。
多層構造は、1層しかないクッションと比較して疲れにくいと前述しました。
とくに凄いのは「ENCAP」というクッション素材。
ENCAPだけで多層構造
外からは見えないのでENCAP内を図解しました。
EVAとポリウレタンという発泡素材の異素材を使っています。
しかも、上から(足裏の下)みてくと「ポリウレタン→EVA→ポリウレタン」の順番。
ヒールスタビライザー
ENCAPの上を見てみてください。
これはヒールスタビライザーといって、歩行と立ち居の安定性をサポートします。
いくら最強のクッション素材を使用しても安定しないと逆に踏ん張るので疲れました。
リョクシン
カラー展開が豊富
凄いカラー展開の数ですよね。
それでいて秋冬で分けてたりします。
ニューバランスさんの在庫管理術を学びたい笑
エアマックスオケト
おすすめ度:★★★★☆
エアマックスオケトは、ナイキが開発したエアマックスの安価ライン。
エアマックスを低価格で履くことができます。
多少は履き心地で劣るもののエアー入りの多層構造のスニーカーであることには変わりません。
エアー入り
言わずもがなですが、カカトにエアーが入っています。
宇宙工学の観点から開発されたエアーですが、靴のクッション材としても大活躍。
通常の靴のクッション素材の多くが、発泡素材を1種類しか使いません。
発泡素材の代表例がEVAという素材で、プールで使われているビート板。
ビート板にずっと乗っていると、潰れてしまいますよね?
1日くらいなら大丈夫かもしれませんが、連日ですと元に戻らなくなります。
発泡素材に対して、エアーとは空気が充填された入ったクッション素材です。
よってヘタリにくいという訳ですね。
安定性
先ほどのニューバランス574と同様に安定感を生み出す構造がありました。
オレンジ枠の中の白い部分です。
アッパーを包みこんでいました。
さらに、後ろの「NIKE✔︎AIR」の部分です。
これも履くとわかりますが、多少ヒールスタビライザーのような効果を感じました。
とにかくオケトは、安い価格でエアマックスを体感できるのがよいですね。
ハイパーゲルのサイ
おすすめ度:★★★☆☆
ハイパーゲルのサイは、アシックスが開発したスニーカー。
アシックスのハイスペック製品に搭載されるゲル素材を散りばめた製品です。
ハイパーゲルのサイは、amazonですと安いことが多いのでチェックしてみてください。
ゲル素材
このカラフルな部分がゲル素材です。
かなりの数がクッションに散りばめされていました。
クッション素材の中の15%がゲル素材とのこと。
細身の設計
履くとわかるのですが、かなり細身というかフィット感が強いです。
疲れにくい靴の条件でフィット感は大事。
男性はゆるめのサイズ感を好みますが、靴は本来、ピッタリさせて履くものです。
リョクシン
シンコーちゃん
シェフメイトプレミアムα-100P
おすすめ度:★★★☆☆
シェフメイトプレミアムα-100Pは、弘進ゴムが開発したスリッポン。
飲食店で使われる厨房シューズをモチーフに開発されました。
そのため、通気性がありませんが、雨の日用として提案させてください。
滑りにくい
そもそも飲食店のキッチンで使う靴がモチーフです。
そのため水や油でも滑りにくいのが特徴。
雨の日のコンビニなどで他の靴との滑りにくさのレベルの違いを思い知るでしょう笑
インソールがウレタン素材
シェフメイトプレミアムα-100Pは、インソールがウレタン素材です。
クッション素材がEVAなので、クッションとインソールで多層構造を形成していました。
多層構造なので、しっかり衝撃吸収してくれます。
無印良品のスニーカー
おすすめ度:★★☆☆☆
無印良品のスニーカーも疲れにくい靴です。
大変失礼ですが、絶対に疲れる靴だと思っていました笑
しかし、履いてみてビックリ値段の割りには疲れにくいのです。
インソールが良い
インソールの形状と素材感が良いですね。
コンセプトは、従業員に仕事中に履いてほしい靴とのこと。
価格も安いですし、疲れにくいので仕事履きには持ってこいでしょう。
ヘタリに注意
連日履いて感じた感想としては、クッションがヘタるということ。
対策は1つで、1足を連日履かないことでしょう。
安いので2足、できれば3足を使い回すことができれば最高かなと。
無印良品の靴に限らず、本当の靴の履き方は、3足を使い回さないといけません。
クッション性だけじゃなく、臭いや耐久性を考えても3足使い回しをおすすめします!
立ち仕事で疲れないおすすめスニーカー【究極の履き心地・最強クッション編】
続いて、立ち仕事で疲れないスニーカーのハイスペック編。
正直なところ、仕事で履く靴に「ここまでのスペック不要では?」と思っています笑
どちらかと言えば、ディズニーランドやレジャー、休日に履く疲れにくいスニーカーでも良いかなと。
立ち仕事で疲れないハイスペックな靴
- アシックス『ゲルカヤノ』
- ホカオネオネ『ボンダイ6』
- オールバーズ『ランナー』
- ナイキ『エアマックス720』
究極の履き心地と最強のクッション素材を使った製品ばかりです。
こちらもおすすめの順番。
上から順におすすめしています。
アシックス『ゲルカヤノ』
ゲルカヤノはアシックスが開発したランニングシューズです。
筆者が履いて感じたのは、ランニングじゃなくても履きたいスニーカーであるということ。
通気性が高くクッション性、設計もよいです。
通気性が高い
つま先にしっかり通気口がありました。
靴において歩行のメカニズム上、つま先に通気口がないと、靴内へ空気を送ることは難しい。
ランニングシューズは通気性が低いとユーザーが疲労を感じてしまうので、通気性がある製品が多いですね。
クッション性抜群
すごい複雑なクッション構造ですよね。
クッション構造が複雑なことはよいこと。
- FlyteFoam Propel(衝撃吸収・推進力)
- FlyteFoam Lyte(衝撃吸収・軽量性)
- GEL(衝撃吸収)
- DUOMAX(安定性)
これだけの機能が詰め込まれていれば疲れにくいのは当然ですね。
履いたらわかりますが、本当に疲れにくいですよ。
トラスティック
靴底の中心部分にトラスティックと呼ばれるN字状の樹脂製のパーツがありました。
歩行や立ち居にて安定感を生み出してくれます。
完全な立ち仕事でも疲れにくいですし、歩き回る職場でも疲れにくい。
ホカオネオネ『ボンダイ6』
ボンダイ6は、スポーツメーカーのホカオネオネが開発したランニングシューズ。
見てもわかると思いますが、すごい厚底が特徴のランニングシューズです。
元々は山を走るトレイルランニングの市場で生まれたブランド。
オーバーサイズミッドソール
ただ厚底にしただけではありません。
しっかりとした計算による設計がありました。
このオーバーサイズミッドソールという形状は、ランナーの負担を軽減し成果を上げています。
筋力低下と価格も高いので、筆者としては1つランクを落としたクリフトンというシリーズもおすすめ!
ボンダイよりちょっとだけ薄底になります。
オールバーズ『ウールランナー』
ウールランナーはオールバーズが開発したスニーカーです。
オールバーズは靴メーカーでありながらユニコーン企業と言われる会社。
ユニコーン企業とは、創業10年未満でありながら時価評価額が10億ドルを超える会社のこと。
何がすごい?
まずアッパーのメリノウールが本当によい履き心地を実現しています。
通気性が圧倒的に高く、疲れにくい。
メリノウールの理由は、創業した国がニュージーランドであり羊が人口よりも多いためです。
インソールも環境配慮
インソールやクッションにも環境に配慮した素材が使用されていました。
原材料にパーム油が使用されていますが、こちらも持続的に使用が可能な環境配慮素材です。
ただ環境配慮型なだけではなく、履き心地もとてもよく、「世界一の履き心地」と呼ばれているくらい。
完全な立ち仕事では、なんとも言えませんが、歩き回る立ち仕事の方におすすめします!
汗を流しても洗濯機で洗えるのもよいところですね。
ナイキ『エアマックス720』
エアマックス720は、ナイキが開発したスニーカーです。
エアマックス史上最もエアーを使用した製品。
クッション性がマックスが高く、履いたことない感覚です。
360°エアー
後ろから見ると異様ですね笑
これでもかってくらいにエアーを使用していました。
通常の靴のクッション素材のほとんどが発泡素材です。
しかし、エアーであればクッション性の低下がかなり抑えられるでしょう。
発泡素材は素材の特性上、ヘタりますが、エアーは空気を入れているので、ヘタりようがないのです。
靴底の真ん中には、発泡素材もありました。
エアー以外の素材も少しはないと逆に多層構造ではなくなってしまうので、こちらの方がよいでしょう。
エアーが硬いので履き始めは、慣れないかもしれません。
立ち仕事で疲れないスニーカー紹介のまとめ
当記事では、立ち仕事で疲れにくいスニーカーについて解説しました。
すべて購入して履いているので間違えないと思います。
立ち仕事は意外かもしれませんが、休日や仕事後の過ごし方も疲れに関係するそう。
仕事柄、食品工場によく営業してきました。
そのときに、必ず聞いていたことがあります。
それは「足の疲れ対策に何してますか?」という質問。
薬局に売っているので、疲れ対策の入浴剤も試して見てください。
それでは、簡単に記事をまとめます。
立ち仕事でも疲れないスニーカー選びのポイントは5つ。
疲れないスニーカー選びのポイント
- アッパーが蒸れない
- クッションが多層構造
- 靴底が滑りにくい
- 製品の設計思想がある
- 基本、過去の名品を選ばない
コスパ抜群の立ち仕事で疲れないスニーカーは下記の5つでした。
コスバ抜群のおすすめ製品
- ニューバランス574
- エアマックスオケト
- ハイパーゲルのサイ
- シェフメイトプレミアムα-100P
- 無印良品のスニーカー
おすすめのハイスペックな立ち仕事で疲れないスニーカーは4つ。
立ち仕事で疲れないハイスペックな靴
- アシックス『ゲルカヤノ』
- ホカオネオネ『ボンダイ6』
- オールバーズ『ランナー』
- ナイキ『エアマックス720』
最後までお読み頂きありがとうございました。
下記の関連記事もよろしくお願いします。
「もっと疲れにくい靴について知りたい」
そんな方に向けて記事を作成しました。
「いやいや仕事用の専門シューズを探したい」
そんな方に向けて、専門シューズを探せる記事を作成しました。
職業によっては安全と作業性から専門シューズをおすすめします。
↓どちらの記事でも大丈夫です。
あらゆる職場に向けて解説しました。
ご自身の職場にあった靴を探してみてください。
よろしくお願いします。
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。