今も息切れ…、ばい菌扱いも 後遺症に苦しむ元患者[2020/08/06 12:08]
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新型コロナウイルスに感染し、治療を終えた人のなかには後遺症で元の生活を取り戻せずに苦しんでいる人がいます。
元患者・30代女性:「息切れだけが治らなくて今も続いている」
女性は4月に感染が判明し、その後、入院やホテル療養を続けて約2カ月後に自宅に戻りました。その後も息切れなど生活に支障が残っていて、復帰した職場では同僚から冷たい態度を取られたと感じることが多いということです。
元患者・30代女性:「ばい菌扱いしているように、何かしゃべろうとすると必要以上に距離を保とうとしている人もいた」
重症患者を治療する医師は回復に時間がかかる人が多いとしたうえで、社会復帰には周囲の理解が必要だと指摘します。
自治医科大学附属さいたま医療センター集中治療部・讃井將満教授:「患者さんが困った時に相談できるような、元の職場にできるだけスムーズに戻れるようなサポートが重要」
厚生労働省によりますと、国内では感染者のうち約2万7000人が治療を終えて自宅に戻っているということです。