2020.8.5

約100万点の日本文化関連資料がオンラインで公開。自分だけのバーチャル・ミュージアムもつくれる

世界中の美術館、博物館、図書館などで公開されている日本文化に関連するデジタル資料をオンラインで検索できるサービス「Cultural Japan」が、8月1日に公開された。約100万点のデジタル資料を閲覧できるほか、自分だけのバーチャル・ミュージアムをつくることもできる。

「Cultural Japan」のウェブサイトより
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 浮世絵や伝統工芸品など、日本文化に関する美術品や書籍などのデジタル資料をオンラインで検索できるサービス「Cultural Japan」が、8月1日に公開された。

 このサイトは、世界中の美術館、博物館、図書館などで公開されている日本文化に関連する情報を集約して提供するもの。国立国会図書館や国立歴史民俗博物館、国文学研究資料館など約40の国内施設のほか、大英博物館、メトロポリタン美術館、アムステルダム国立美術館など37ヶ国約550機関に所蔵されている約100万点のデジタル資料を閲覧することができる。

「Cultural Japan」のウェブサイトより
「Cultural Japan」のウェブサイトより

 利用者は、人物、時代、所蔵機関、所蔵国、収録データベースなど、様々なカテゴリで資料を検索することが可能。そのうち約75万点の資料は高精細画像を拡大して鑑賞できるいっぽう、約20万点の資料はダウンロードして自由利用または限定利用することができる。

 また、同サイトの「セルフミュージアム」という機能を通じ、世界各国に点在する作品をキュレーションして展示するバーチャル・ミュージアムをつくることもできる。自宅にいながら自分だけの日本美術展を楽しみたい。

セルフミュージアムのイメージ
セルフミュージアムのイメージ
セルフミュージアムのイメージ

2020.8.6

チームラボの作品がテレビやスマホのなかに。「フラワーズ ボミング ホーム」を公開

チームラボは、家のテレビで作品が鑑賞可能となる新たなプロジェクト「フラワーズ ボミング ホーム」をスタートさせた。

チームラボ フラワーズ ボミング ホーム

 新型コロナの感染拡大で自宅時間が長くなっている状況を受け、チームラボが家のテレビで作品鑑賞できる新プロジェクトをスタートさせた。

 8月6日に公開された「フラワーズ ボミング ホーム」は、世界中の人々が描いた「花」がひとつの作品となって、変化し続けるというもの。

 作品はYouTube Live上でリアルタイムに生成され、テレビやスマートフォンなど好きなデバイスで鑑賞が可能。巨大なディスプレイであればあるほど、鮮やかな花をより楽しめる。

 また作品には参加することもできる。公式サイトからダウンロード可能な「お絵描き用紙」に花の絵を描き、アップロードすることでYouTube Live上でほかの花と融合し、咲き渡っていく。

 チームラボは、本プロジェクトについて「新型コロナによって世界中が分断していくなか、例え、家に閉じこもっていなければならないときであっても、自分の存在が世界とつながっている実感のために、そして、世界がつながっていることを祝福するためにこのプロジェクトを始めた」としている。