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被害女性が告発「私は韓国人ユーチューバーに襲われた」社会・政治 投稿日:2019.09.15 11:00

被害女性が告発「私は韓国人ユーチューバーに襲われた」

初めて出席したオフ会での、A子さんと「じん」

 

「彼がしたことは絶対に許せない。思い出すと夜も眠れません。いますぐ謝罪して、ユーチューバーをやめてほしいです」

 

 意を決して声を絞り出すのは、関東近郊に住む40代の主婦・A子さんだ。心労からか表情は曇りがちだが、実年齢より10歳は若く見える。

 

 

 そんな彼女が憤る「彼」とは、韓国人の人気ユーチューバー「留学生じん」だ。あのヒカキン(30)が最高顧問を務める、ユーチューバー事務所「UUUM」に所属した、初の外国人である。

 

 日韓両国に多数のファンがいる人気者にあるまじき非道の数々を、A子さんは語った。

 

「私の小学生の子供が動画を見ていたのがきっかけで、じんを知りました。奥さんや子供と一緒に動画に出演している姿がほんわかしていて、気に入ったんです」

 

 そう、じんは妻子ある身なのだ。動画にも、頻繁に登場している。それも、A子さんが警戒を解いた一因だった。

 

「じんは、ファンと交流するオフ会をよく開いていて、今年4月に初めて参加しました。夫も、私が彼のファンだと理解してくれていたので、快く送り出してくれました」

 

 交流会の会費は、毎回4000円から5000円。第1の「事件」が起きたのは、初参加のオフ会から帰るタクシーの中だった。じんと自宅の方向が同じだったA子さんは、なんの疑いもなく同乗したという。

 

「しばらく会話していると、『冷たいね』と言って、手を握ってきたんです。びっくりしていたら、『スカートは穿かないの?』とズボンの上から太腿の内側をさわってきて……。

 

『キミはタイプだ』と顔をさわられ、唇の横にキスされました。違和感はありましたが、若い外国人男性は、こういうものなのかなと……」

 

 その日から連日、LINEで「会いたい」というメッセージが送られてくるようになった。次にじんと会ったのは、その約1カ月後。そして、第2の「事件」が起きた。

 

「『奥さんにも言えない相談がある。韓国キムチもお土産に渡したい』という電話が来ました。夫が『キムチ、もらってくれば?』と言ってくれたので、近所のカフェの駐車場で待ち合わせていたんです」

 

 白いベンツで現われたじんは、A子さんを助手席へと導いた。「ゆっくりできるところに行こう」。そう言うと、じんは車を出した。

 

「運転中なのに、すぐ手を握ってきて。我慢していたら、スカートの中に手を入れてきて、下着の上から下半身をさわられました。やめてほしいと言ったのですが、『気持ちいいでしょ?』って。そのときの顔が本当に気持ち悪くて……。

 

 7月になって、地元の警察に相談しました。『強制わいせつ罪』なども視野に入れて、捜査を進めてくれています」

 

 A子さんはLINEだけでなく、インスタグラムでもメッセージをやり取りしていたが、「事件」の後、一方的にブロックされた。さらに、警察に相談する前には、「事件」時にじんが所属していたUUUMに苦情を入れたが、「すでに契約が終了している」などと答え、何も対処してくれなかったという。

 

 本誌の取材にも同社は、「現在当社所属のクリエイターではございませんので、当社はご質問にお答えする立場にありません」と、他人事のような回答を返した。

 

「私のほかにも、ネット上で被害を告発しているユーチューバーがいます。うちの子供が、『お母さんは最近、じんの動画を見ないね』と言ってくるのに、その理由を答えられないのが悲しいです」

 

 本誌記者が、じんから直接話を聞くべくSNSにメッセージを送ったところ、すぐさまブロックされてしまった。

 

 日韓関係が悪化の一途を辿っていた8月21日、韓国のデモ頻発地域を紹介するなど、現在もじんは、YouTubeに動画を投稿し続けている。“疑惑”には、答えてはいない。

 


(週刊FLASH 2019年9月24日号)

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47都道府県「暴力団」最新勢力調査…あなたの地域は何人?社会・政治 投稿日:2020.7.6 06:00

2019年1月、初詣での司忍組長ら六代目山口組の幹部

 

 2万8000人。この数字は警察庁が2020年4月に発表した、2019年末時点での全国の暴力団員の総数だ。ピーク時には18万人を超える数がいた暴力団だが、初めて3万人を割り込んだ。

 

 では、我々の身近な地域には、まだどれほどの暴力団員がいるのか。そこで本誌が、各都道府県の警察本部や「暴力追放センター」への取材をもとに、各都道府県別に暴力団の最新勢力を調査した。

 

 

 警察庁によると、2019年末で最大勢力の「六代目山口組」は8900人で、1都1道2府39県とほぼ全国に勢力を持っている。次いで「住吉会」が4500人で、1都1道1府15県に。

 

 六代目山口組から分裂した「神戸山口組」は3000人で1都1道2府28県。「絆會」(2020年に任侠山口組から名称変更)は610人で、1都1道1府9県という情勢だ。

 

 全国的に暴力団員は減少傾向にあるが、特に注目される地域が存在する、と暴力団に詳しいジャーナリストは話す。

 

「5月に岡山県で、神戸山口組系池田組の幹部が、六代目山口組系の幹部に銃撃される事件が起きた。岡山県は、神戸側の組員が六代目側より多い地域なので、『勢力を取り返すためにピンポイントで起こした抗争事件だ』と、みる向きがある。

 

 また、兵庫県も神戸側の組員が多い地域だが、六代目側が勢力を増している。山口組が分裂して5年が経過し、六代目側が相手を切り崩しており、次第に神戸側が追いつめられていることが窺える」

 

 六代目山口組と神戸山口組の抗争が激化しているとして、2020年1月に愛知県・岐阜県・三重県・京都府・大阪府・兵庫県では、両組織を「特定抗争指定暴力団」に指定。さらに岡山県の事件を受け、7月7日には岡山県・鳥取県・島根県・愛媛県も指定に加わった。

 

 一方、「暴力団を離脱する組員が後を絶たないのは、金銭面の事情が多い」とジャーナリストの溝口敦氏は言う。

 

「これだけ不況で、さらに暴対法などの締めつけも強くなったのに、各組織の会費などの上納金の吸い上げは、厳しいままです。払えない者は “飛ぶ”、つまり音信不通になってやめていきます。

 

 暴力団の平均年齢は、いまや50代後半になったと感じます。各組織とも、執行部は60代から70代。もう若者はいません。20代や30代は、組の宝物ですよ」

 

 ただ、やめた組員も「暴排条項」で5年間は口座を作れず、クレジットカード・携帯電話・不動産なども、いっさい契約できない。離婚している者も多く、子供も父親に寄りつかず、“孤立” する者も多い。

 

「警察や暴追センターにお世話になれる者は、まだいいでしょう。最後のセーフティネットだと思って、犯罪に手を染め、刑務所に “逃げ込む” 者もいます」(溝口氏)

 

 都内在住の暴力団関係者も、離脱した組員の窮状を話す。

 

「やめてから、生活保護を受ける元組員も多い。個人で新たなシノギに手を出そうとする者もいるが、60代になって参入するのは、まず無理。待っているのは、孤独死だ……」

 

 そうしたなか、コロナ禍に乗じて、暴力団の新たな資金源が生まれているという。

 

「休眠会社を買い取って、給付金や貸付金を得ようとする詐欺が増えている。貸し付けを受け、返済が始まったら2〜3カ月、“金利だけ” を払う。そうしないと詐欺だとばれるからね。その後に会社を倒産させれば、それ以上の返済はなくなるというわけだ。

 

 ほかにも申請を代行して、カネを抜くことも。1社30万円抜いて、100社分やれば3000万円だ」(前出・暴力団関係者)

 

 勢力は衰えても、まだまだしぶとい。以下では、47都道府県の暴力団の最新勢力をマップでご紹介する。

 

 

 

(週刊FLASH 2020年7月28日・8月4日号)

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