フジテレビの命運を握る坂上忍が番組出演直後に向かった場所
安藤優子とのMC争いに勝利
坂上忍(53)がフジテレビ前に姿を現したのは、番組出演が終わってからわずか2分後のことだった。
6月末の午後2時前、MCを務める情報番組『バイキング』(フジテレビ系)に出演していた坂上。放送終了後、彼は驚くほどの速さでフジテレビを後にすると、待たせていた送迎車に乗り込んだ。
急いで坂上が向かった先は、10匹以上の愛犬・愛猫が待つ自宅――ではなく、銀座(中央区)の雑居ビルだった。このビルにはエステサロンやヘアサロン、クリニックが入っている。と、いうことは?
「健康維持のためのボディメンテナンスでしょう。8本のレギュラー番組を抱えるなど多忙な坂上ですが、10月からはさらに『バイキング』の放送が3時間に拡大されます。一時は番組終了も囁(ささや)かれていましたが、結局は直後に放送されている『直撃LIVE グッディ!』が打ち切りに。『グッディ!』のMCを務める安藤優子(61)とのMC争いに坂上が勝利した形になります」(テレビ局関係者)
今後、フジの平日昼間の時間帯は、坂上一人に任されることになる。言い換えれば、それだけ坂上に対するフジの期待が大きいということだ。
「放送時間拡大により、70万円ほどだった『バイキング』一回当たりの出演料は約100万円に跳(は)ね上がると見られています。つまり、年間約2億円がフジから坂上へ渡ることになる。一方で、坂上はスタッフへのパワハラ疑惑も噂されています。一部の視聴者からは批判の声も上がっており、彼を起用し続けることにはリスクも伴います」(広告代理店関係者)
歯に衣着せぬ物言いが人々の好感を呼ぶのか、それとも視聴者離れを引き起こすのか……フジテレビの命運は坂上が握っている。
『FRIDAY』2020年7月31日・8月7日号より
撮影:島颯太